表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
63/93

069●生死を越えた存在?

スティーブは、冷たくなった遺体に静かに目を落とした。

科学情報局から派遣された彼の任務は、この常識では説明できない矛盾、

「ジョン・スミスの遺体」と

「生存しているスミス」の真実を見極めることだった。


同行するエージェントは生化学の専門家であり、博士号も取得している。

埋葬に‘待った’をかけ、入念に調べるが遺体は確かにスミス本人で、

特別に不審なところは見当たらない。

「撃たれたのは影武者ではない」という情報が裏付けられた。


スティーブは遺体の見分を任せて、情報を集め始める。


「そうなんです。あれは確かに、スミスさんでした。実際に会ったのですから。」

「その時、あなたはスミスさんが、既に亡くなっているとご存じだったのですか?」

「いいえ。彼とホテルのロビーで会話して別れた後に、僅か1時間ほど前に死亡した、と知らされて。」

「ということは、あなたが話したのはスミスさんではなかった、ということですね。」

「いえ、あれはスミスさんでした。まちがいなく・・・ジョン・スミスさんでした。手を差し出され、握手までしたんです。あの、いつも通りの彼でした。」

「では、亡くなったのが別人ということですね。」

「わかりません。葬儀で棺の中に見たのも、間違いなくスミスさんでした・・・。自分でも変だとわかっているんです。・・・もしかしたら。」

「もしかしたら?」

「スミスさんはもう、生死を越えた存在なのかも・・・幽霊?・・・精霊?・・・いや、彼は人間だ・・・どうなってるんだ?!」

「落ち着いてください。・・・誰か、水を持ってきて差し上げろ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ