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059●歩む4人

イルミネーションが輝く雑踏の中を、4人は静かに進んでいる。

クリスマスを前にした街は、人々の明るい表情で満ちている。

賑わう通りの中でも、4人の歩みは不思議なほど滑らかだった。


アキラは軽やかな身のこなしで、雑踏の中でも誰にも触れずにステップを踏む。

やれやれ、また、飛行機にのっちまった。慣れないよな、あいつには。


エイミーはラボインナーだけでなく、義体部分も含めてフル防御態勢。

ニット帽を被り、マフラーを巻いている。被弾したとしても、何ということはない。


ココアのセンサーは遅滞なく作動していた。

自分と仲間の動きだけでなく、衛星からのデータとも同期し、

周囲の状況を正確に把握している。


ジンは右掌に、微細な自然由来の直径6mmの球体を複数、握っていた。

いつでも指弾を放てる状態だ。


彼ら彼女らが到着したのは、その国の首都。

ここに至るまで、多くの時間を費やしてきた。

ブリッツの雇い主、彼、あるいは彼女を探すために。

膨大な情報を収集し、分析し、導き出した結論が、4人をこの地へと導いた。


破壊か、調和か。

どちらが、今という時代にふさわしいのだろうか。


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