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056●必要性のあるところに
ジョン・スミスは、ブリッツの反撃から距離を取った。
ジョンは思う。
ぬかりのない男だ。
あの人数を、どうやってリボルバーで無力化したのかは不明だが、
少なくとも同じ場にいなければ、自分が撃たれることはない。
ジョンは通路を抜け、駐車場へ向かう。
車に乗り込み、空港のプライベートジェットへと直行する。
彼は常に、ブリッツに劣らぬ複数の逃走計画を用意していた。
機上の人となったジョンは、静かに目的地へ向かう。
彼の信念は揺るがない。旧弊の打破ではない。
旧制度の徹底的な破壊。それが彼のポリシーだ。
新しい社会を築くためには、古いものを排除しなければならない。
スクラップ・アンド・ビルド。貧富の格差、硬直した体制。
それらの変革には、常に血と痛みが伴う。
平和は、戦いによってのみもたらされる。
ジョンは世界を俯瞰する。
そして、必要性があるところに、必然性があるイベントを打つ。
彼の構想は、どこまでも果てしない。




