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054⚫️新たなるターゲット

「ブリッツ、また失敗したのだな。」

「・・・あんたらの情報どおりの場所の標的を撃ちぬいた。それだけだ。」

「ふむ。仕事は成し遂げた、と言うことか。」

「・・・。」

「よかろう。しかし、旧弊である‘日の巫女’は存在したままだ。我々はこの排除の方法を変更する。お前はもう用無しだ。」

その言葉が終わるか終わらないうちに、ブリッツは大勢に取り囲まれる。


「お前はいつも依頼者に直接会い、真偽を見極めようとする。だがそれは、知りすぎるということだ。わかっているな?」

「・・・それが俺のルールだ。」

「では、納得の上であの世に行ってもらう。お前のリボルバーの装弾数は6発。これだけの人数を相手に、如何に射撃の名手でも為す術はあるまい。」


ブリッツを囲む男たちが、懐から拳銃を出そうとした瞬間、

それよりも速くブリッツのリボルバーが火を噴いた。

銃声は一発しか聞こえなかった。

だが、ブリッツのリボルバーは確かに六発すべてを撃ち尽くしていた。

男たちは顔を覆い、地に倒れ、呻き声をあげる。


ブリッツが使用したのは、至近距離で拡散する散弾だった。

大口径リボルバーに込められた散弾は、致命傷には至らないまでも、

同時に多数の相手の視覚と動きを無力化する。

彼は空の薬莢を滑らかに弾き捨て、素早く通常弾を再装填する。

既に依頼主は姿を消している。

ブリッツは自分に牙を剝いたものは、必ず排除する。

彼の新たな照準は、かつての依頼主に向けられることになった。


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