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030⚫️水ぼうそうにはかかったことがある
ブリッツの右手が左脇のホルスターに伸びる。
リボルバーが三度、吠える!
どれもがエイミーの体に命中する!
・・・だが、エイミーは涼しい顔でブリッツに近づく。
「’ラボ’インナー’、すご〜い!当たったのはわかるけど、全くなんともないなんて!流石よねえ。」
ブリッツは残弾数が3発であることを知っている。
胴体に銃弾は効果がない。狙うならば、頭部だ。
だが、そのブリッツの右手に何かがあたる。銃が手から跳び、屋上の床を滑る。
「エイミーさん、おまたせしました。」
「遅いよ、ジン。ま、あなたの脚力なら、これが限界よね。」
「ちょっとは褒めてくださいよ。空気弾、ちゃんとあたったんですから。いやあ、ついてる、運がよかったですね。体調がいいのかな?」
「あんたは、いつも絶好調だろう?ほんとに、たまには風邪ぐらいひけよ。」
「あら、オオガミさん、ジンさんだって風邪、ひきますよ。」
「いつのことだよ?」
「小学校2年生の時、水ぼうそうになりましたよ。」
アキラとココアも到着したのだ。
雑談を交わしているように見えながら、その包囲はジリジリと狭まっている。




