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028⚫️動き出す4人 & 029⚫️立ちはだかるもの
028⚫️動き出す4人
窓ガラスに穴が空く。防弾ガラスさえものともせず、’イヨ’の胸を抉る銃弾!
「やられた!方向は予想どおり!だが、3km以内に狙撃ポイントはない!」
あわただしい通信が飛び交う中、
すでに準備を終えていた、あの4人が、静かに動き出す。
029⚫️立ちはだかるもの
ブリッツは着弾を確認すると、銃をその場に置き撤退にかかる。
非常階段を音もなく、軽快に降りていく。
最上段から踊り場に着地しても、無音だ。
驚異的な速さで地上に着く。用意していたごく普通の自転車に乗る。
こういう時には、一番目立たない移動手段である。
しかも、彼はキャップをかぶり、
トレーナーにジーンズという服装で周囲に溶け込む。
そのまま離れた立体駐車場の手前の駅に、自転車を停める。
施錠し急ぐ素振りも見せず、駐車場に向かう。
彼の車は屋上にあった。
ここなら階上にあがる周回中に、追跡者があれば察知することもできるからだ。
エレベーターは使わない。
階段を登り、屋上に達する。
「やっと会えたわね。」
ひとりの女性が立ちはだかる。
ブリッツの動きが、ほんの一瞬止まる。
彼がその命を奪ったはずの、
エイミー・サマーズがそこにいた。




