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025⚫️警戒の想定を超える
標的はビルの中ほどの階の部屋に、保護されている。
内側から窓を防弾に強化し、
24時間体制でセキュリティ・コアのボディ・ガードがついている。
該当の階だけでなく、上下階もエージェントが詰めている。
標的に近づくには、徹底的なチェックがあり、
まさに、アリ一匹すら通れないほどの厳重さだ。
さらに、周囲3km内に狙撃ポイントはない。
だが、4km先。その距離なら、話は変わる。
ブリッツが手にするのは、その超長距離の射撃を可能にするハイブリッド銃だ。
大口径の銃口から、大容量の火薬で発射される銃弾も特注である。
防弾ガラスをも貫く必中の装備は、
もちろん、彼の技量での使用を前提としている。
情報は何重にも確認した。
グリッチを含む、裏社会のハッキング・プロ集団にも裏付けさせた。
間違いなく、警戒されている。
だが、その警戒想定を
ブリッツは超えようとしていた。




