表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/93

014●記録の惑星

艦内時間20分が経過し、新しい走査データがスクリーンに表示された。


「生命反応あり。確かに存在します。これは・・・無数にいます。」

クドーが声を潜める。

「反応は広範囲にわたっており、まるで惑星全体がひとつの生命体のように蠢いています。連携しているようです。」

「集合意識体か?」

「ええ。しかも、反応は探査機の電磁波に対して、同期するように変化しています。まるで、こちらの存在を’認識’しているかのようです。」

その時、艦内の照明が一瞬だけ揺らいだ。

‘その他’が叫ぶ。

「艦長!僚艦3号が、探査機からのデータを受信した直後に、自律制御系がヘンになってます!あっ、勝手に動いてる?!外部から操作されています!」

「何だと?艦を制御する人工知能の防壁が破られたのか?」


調査艦隊の自律艦は、戦闘艦隊のそれとはちがい、スタンドアローン型ではない。

それでも、幾重にもハッキングへの防壁が巡らされているのだが。


「未知のプロトコルで自己再構築を始めています。艦内ログに、いくつものファイル群が生成されています。」

‘もひとつ’がスクリーンを操作し、ファイルの一部を開いた。

「これは・・・100年前の漂流者ハリーの記録です。彼の見たままの映像もあるの?!語られなかった記憶が、ここに?」

「僚艦のデータが流出しています!惑星の砂の下の何かが受信しています!」

「ゼルダンの砂は、記録を共有するのか?惑星全体が、記憶の保管庫であり、意識の集合体なのか・・・?」

「このままでは、我々も吞み込まれ、制御不能になるかもしれません!」

「全艦に警告。ゼルダンはただの資源惑星ではない。これは、知性を持つ記録の海だ。慎重に進め!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ