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第二話 転生…そしてDランクダンジョンへ

 さて、俺こと悠馬が転生して17年と少しのときが経った。


新しい名前は桜庭玲。まぁキラキラネームにさえならなければよかったので名前に対する文句は何もない。


そして、転生後の生活はというと…実に大変だった。というのも俺…せっかくTSしたから一人称は『私』に変えておくか。私の髪はまさかの銀髪だったのである。

父親も母親も黒髪だったのに銀髪で生まれてきたときは実に焦った。

不倫で出来た子供だと思われたらさすがにつらいからね。

だが、そこはさすが私の両親。両方とも不倫で出来た子だとは考えなかったのである。さすがにそれくらいは考えたほうがいいと思うよ?

前世空を飛ぶのに失敗して死んだ人からの忠告だよ。ハハッ!!


「お姉ちゃんいつもよりもアホっぽいけど大丈夫?」


「あらやだ私の妹は辛辣ですこと。」


こんなことを言う子は今世での妹、桜庭楓である。


「…まぁ別に何でもいいけど。それで?昨日言ったこと考えてくれた?」


「昨日言ったこと?何それ。」


「お姉ちゃんまた忘れたの?今日は私とダンジョンに行くって言ったでしょ。」


「……」


え?何それまったく記憶にないんだけど。


「その様子だと忘れてたんだね。まったく…とりあえず近場のDランクダンジョンに

潜るからよろしくね。」


「わかった。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――|

ということで私たちは近場にあるDランクダンジョンに来ていた。


「このダンジョンは初めて来たけどEランクダンジョンよりも大きいね。」


「ええそうね。とっても大きいわね。」


私は若干不機嫌になりながら答える。


「お姉ちゃん機嫌悪いねぇ。どうしたの?元気出しなよ!」


「誰のせいだと思ってるんだか……」


そう。この妹、『私が言ったことを覚えてないのが悪いんだからね!』とかいいながら一緒に寝ようといってきたのである!さすがに17歳になって妹と一緒に寝るのは恥ずかしいと言ったら『じゃあお姉ちゃんが机の隠し引き出しの中に隠してる人には言えないレベルの叡智な本(意味深)を親に見せる』と言ってきたのである!


そんなことを言われたら一緒に寝るしかないということで現在とんでもなく不機嫌になっているのである。


「ギルドカードを見せてください。」

とギルド職員に言われたため、私はカードを差し出した。

            

―――――ギルドカード―――――

【所属:国営組織日本探索者協会】 

             

【氏名:桜庭玲】


【スキル】

・火属性

・魔力探知

・解体


【ランク:C】


【最高攻略ダンジョン:C】


 ――――――――――――――――

 

そういえばこの世界について紹介していなかったな…


まずこの世界には迷宮がある。


探索者はギルドに登録し、ランクを上げながらダンジョンへ潜る。


そして十五歳になるとスキルに目覚める。


……まぁ、ゲームみたいな世界だと思えば早い。とまぁ、簡単に上げるとするならばこんなところだろう。ちなみにこのギルドカードに書いてある情報は大半が嘘だったりする。私の本当のステータスはしばらくしたら言おうかな。


「…確認しました。それでは気を付けて攻略を進めてください。」

「ありがとうございます。」


そして、ダンジョンの中に入った。


「楓……ここからは集中してね。」


「わかってるよ、お姉ちゃん。」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「……お姉ちゃん。」


「ん?」


「来たよ。」


ガサッ。


茂みの奥から、一体のゴブリンが姿を現した。


さて。


妹の初めてのDランクダンジョン攻略。


頑張っていくか。



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