とある二人の作戦会議
頑張ると前回言ったのに、またお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
こんなに時間が空いているのに、ブックマーク解除しないで下さり、ありがとうございます…!
皆様に感謝が伝わるように、楽しんでもらえるように、努力しますので、これからも待っていてくれると嬉しいです!
「…困ったなー」
「困りましたね…」
放課後の中庭で、二人の少年と少女が話し合っていた。
「アレスさー、普段通りに見せてるけど、結構落ち込んでた。まあ、元はと言えば、あいつのせいだけど」
「ヴィオレット様も…笑おうとしているんだと思うんですけど、ずっと苦しそうな顔してます」
この二人───リーリアとフィサリスは、よく楽しげにヴィオレットとアレスの話をしていた。しかし今日ばかりは、そうもいかない。リーリアは心配そうな表情で、フィサリスでさえもいつもの笑みを引っ込めていた。
「あの二人、どう見てもお似合いですし、お互いに想っているのに…。どうにかしたいです」
「んー、まあ、オレもそう思うけどさ。でも、本人たちがどうにかしないとね」
「それは…そうですけど」
リーリアは納得がいかず、曖昧な返答をする。フィサリスの言うことは理解は出来たが、これ以上、あの二人がすれ違っているのを、苦しんでいるのを見ていられないのだ。
「やっぱり…何か、したい」
「うん。オレも」
リーリアが独り言のようにぽつりと呟いた言葉に、フィサリスはいつもより優しげな微笑みを浮かべ、リーリアの髪をさらりと撫でた。
「……っ!?」
「じゃあ、何か考えよっか」
フィサリスの何気ない行動に、リーリアの肩が跳ねる。鼓動が高鳴り、話も碌に耳に入ってこない。
「オレ的には、絶対に二人が話せる状況をつくりたいんだけど……あれ、どうかした?」
「……。な、なんでもない、です」
「…?そっか」
心から不思議そうな表情を浮かべている彼を、リーリアは恨めしく思った。相手は何も考えていないというのに、自分は顔を赤くしているなんて、と。
「……フィサリス様の馬鹿」
自分に向けて説明を続けているフィサリスに聞こえないよう、リーリアは小さく呟いた。
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