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抜けがけ厳禁のようですよ?

日曜日は忙しかったので許してつかーさいm(_ _)m


「エリン、今日はシンとデートしてたそうじゃないですか……」


「そうよ?シンが暇そうだったから誘っちゃった」


「ズルいですよ!抜けがけなんて!」


「決まりでは、アピールは自由に出来るはずだけど。それにエチカも誘えばよかったじゃない?」


「……分かりました。私も誘います」


____________


「と、こんなことがありまして……」


エリンと休日を堪能した翌朝、リビングに全員が集合していて、前日の夜にあったことを説明された。


「……だからと言って一人一人と遊びに行くのか?」


そう、誘ってきたのはエチカだけでなくエリンを除く全員だった。

「みんなで遊ぶのはどうだ?」と聞いたりもしたのだが、全員に拒否された。

どうしても一対一じゃなきゃダメらしい。

全く、デートと誤解されても知らないからな……


「さすがに連続で遊びに行ってもシンが飽きちゃうだろうから五日に一度休みを入れるってことでいいかな?」


リーダーのリンがそう決めたのならそれでいいだろう。

俺は頷き、賛成の意を示す。


「それで…エチカがどうしてもっていうから、今日エチカの日ってことで大丈夫?」


「ん?今日、エチカと遊びに行けばいいってことか?」


「今日はよろしくお願いします」


エチカがお辞儀をしてくる。


「あぁ、よろしく……」


何をよろしくするのかわからないまま、つい返答してしまった。

普通に遊ぶだけだよな……?


俺とエチカはお昼前に家を出て、商店街に繰り出した。


「……?どうした?エチカ」


商店街の入り口辺りでエチカが立ち止まり、手を差し出す。


「シン……手つなぎませんか?はぐれるといけないので」


辺りを見回すがはぐれるほど人が多いわけでもないし、そもそもエチカなら俺のにおいを追って来れるんじゃないか?……と思ったが、まぁ役得だしいいか。


そう思い、エチカの手を取った。

すると、エチカが指を搦めてきた。

これはいわゆる恋人つなぎ……だよな?


……そうか、これは恋人ができた時のための練習だな。

そして、どうしても今日やりたいって言ったのはもう少しで恋人ができるから…とかか?

なら、俺と手をつなぐのなんてその彼に見られたら誤解されるのでは?


「エチカ――――「シン、そのごめんなさい」」


手を放すように促そうとした瞬間、エチカに謝られた。


「その…手汗、すごくないですか?ごめんなさい、これでも結構緊張してまして……」


確かに手をつないでから少ししかたっていないが二人の手の間はじんわりと汗をかいていた。


「それは大丈夫だ。ただ、エチカは俺と手をつないでいて大丈夫なのか?」


「……シンだから手をつないでいるんですよ」


「ん?声が小さくて聞こえなかった。悪いがもう一回行ってもらえるか?」


「なんでもないです!」


……エチカを怒らせてしまったようだ。

しかし、その手はそのままつながれたままだった。


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