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パーティーみんなのおうちのようですよ?

昨日投稿していない分、今日は二話投稿しますよ!


「それじゃあ、私達は宿に戻ります」


即金で家のお金を支払った俺達は家の掃除をしていたのだが、こんなことをエチカに言われたのは夜も更けてきた頃だった。


「ん?なんでだ?」


「なんで…って、シンの家に泊まってもいいの?」


シンの家…ってリンも変な誤解しているようだな。


「あのなぁ、こんなでかい家一人で住むわけない―――「シン、誰と住むの?」」


ウィズが食い気味に問いかけてくる。

ウィズの顔が近い。

見慣れた顔でもここまで近くに寄られるのは初めてだ。

俺は少しおどおどしてしまいながらその問いに答えた。


「それはもちろん、みんなと……だけど?」


「みんな……と?」


「あぁ、パーティー共用の家だぞ。ここは」


みんながあまりに真剣に見て回るもんだから、そのつもりで選んでいるもんだと思っていたのだが、ウィズを含め、全員がぽかんと口を開けて固まっていた。


「ご主人様!私もここに住んでいいのですよね?」


「あぁ、当然だ。いつまでもファノンを宿に置いておくのもどうかと思ったっていうのも理由の一つだしな」


ファノンは綺麗な身なりをしてから、買い物に行った際などに男性に声をかけられることが増えたそうだ。

前回は魔人に操られたギリーがアリアとウィズを狙って宿に襲ってきたが、今度はファノンが狙われるかもしれない。

ファノンは戦う力のない非力な存在だし、人の出入りの多い宿屋では少し不安だったのだ。


「ありがとうございます。ご主人様!これからもがんばりますね!」


やっぱりファノンは大げさに喜んでくれるからこっちも嬉しくなるな。

この笑顔を見れただけでも家を買ったかいがあるというものだ


それに対して、他のみんなは未だに大きく口を開けたまま硬直から抜け出せないでいた。


「えっと、もしかして俺と一緒の家っていうのは嫌か?」


その言葉に皆が一斉に首を振る。


「嫌なわけないでしょ?だってここにいるみんながシンのこ――――ムグっ、んんー!」


何か言いかけたエリンは必死の形相のリンとエチカに取り押さえられていた。

なにをやっているんだよ……


アリアとウィズは何かを真剣に話している。

二人は長い付き合いだし今更気にしないと思ったのだが……なにかあったのだろうか。


「アリアもウィズもそれで大丈夫か?」


「ふぇっ!あ、シン…大丈夫ですよ?」


「シンは、自分の好きなようにしたらいい。私たちは、それに合わせる。それに、そっちのほうが都合がいい」


「ん?まぁ、それでいいならいいんだが……嫌なことあったら言ってくれよ?できるだけ直すように心がけるから」


ウィズの発言がなんかかみ合っていないようにも思えたが、まぁ気にするほどのことでもないか。


「そ、それじゃあ、早速荷物とってくるね!」


結局、みんな荷物を取りに宿に戻ることになるのだった。



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