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後日談のようですよ?


「シン、気がついた?」


俺が目を覚ますと初めに目に映ったのは心配げに顔を覗いているアリアとウィズの顔だった。


「俺は、魔人にブレイクマインドをやられて……それからどうなった?」


「それは――――」


アリアとウィズの二人が説明してくれた話によると、ブレイクマインドを受けている間の俺は強い破壊衝動に囚われていたようだ。

その破壊衝動の矛先が魔人に向き、魔人は倒されたはずだったのだが、いつの間にか遺体が消え去っていたらしい。

そして、魔人の遺体と共に消え去っていたのは気絶したギリーもだ。

ギリーを操っていたところから魔人にはブレイクマインドの後に俺も操れたと思うのだが、不幸中の幸いと言うべきか、それは失敗したようだ。

魔人を倒した後、俺は正気を取り戻したと思ったら気を失ったらしい。

とりあえず、俺がみんなを怪我させたりしていなくてよかった。


唯一の懸念は、もし魔人が無事に逃げ切れたとしたらその時はギリーも敵として現れることが考えられることだ。

俺はギリーとやり合いたくは無いのだが…


「シン!起きたの!?」


説明が終わったところで勢いよく扉が開き、リンの声が聞こえてくる。


「体はなんともないですか?」


「全くもう……本当に心配しましたよ」


今日はアリアとウィズが攫われた夜から二日経っている。

日数が経ったことにより本当に心配をかけたようだ。


俺の記憶が続いているのは魔人にブレイクマインドをかけられた所までで、その後の記憶は全くと言っていいほど残っていなかった。

その事を伝えた時にアリアとウィズはちょっと残念そうな顔をしたのだが、何かあったのだろうか?


俺が眠っている間にギルドには既に報告を済ませているらしい。

恐らくだが、ギルドから街の領主に話が通り、領主から国にまで話が通るだろう。

まだ前回の報酬も届いてないらしいので、国が報酬の増額するとしたら一度に相当な大金を得ることになってしまうだろう。


「まぁ、とりあえずみんな無事でよかったよ」


「そうだね。みんな無事でよかった」


「まぁ、最後の部分も覚えていてくれたら良かったんですけど」


「それが、シン」


リンとエチカはそれを聞いてちょっと微妙そうな顔をし、アリアとウィズはいわゆるジト目という目を向けてくる。

そんな俺たちを見て、エリンはニヤニヤと笑っていた。


いや、ホントに何があったんだよ……


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