第10話 新たな真実
結構な間を開けてしまいすみませんでした。
これからもこの自己満の世界に付き合ってくれることを願っています。
それからは想像を超える話をレクイから聞いた。まず、この世界に神と呼ばれている2匹の魔物、それがお母さんとなってくれたアスタークとフェンリル様だった。
魔族と呼ばれているものたちと人間は長い間争っていた。いや、今でも争っているらしい。人間たちは魔法が使えず魔族たちの圧勝は目に見えていた。そこにお母さんとフェンリル様が人間側についたことからガラリと人間側が有利になり今でも人間は滅びるの免れているんだとか・・・それからお母さんとフェンリル様は人間たちから神と崇められているんだって。
どうして何も言ってくれなかったんだろう?やっぱり私は「余所者」だからなのかな?でもレクイは全否定してくれたけどこれだけはどうしてもぬぐえない・・・
「まぁーこの話は終わりだ。さて、話もまとまったことだしこれからどうする?予定ではここを出るはずだったがもう遅い・・・出れることは出れるが夜はまだ冷え込む。ミウは寒さに弱いからな、だとするとやっぱり今日はまた一泊して明日の朝でるしかないのか?いやだが・・・」
その言葉を聞いてハッ!っと自分が沈みかけていることに気づきレクイに気づかれないよう頭を小さく振った。そしてレクイの目を見て話を聞いていると最初は私に話かけていたがだんだんと独り言になっていったことに気づいた。呆れた・・・っというか私ってどんだけ弱い子に見られてるのよ!!
と考えているといつの間にか両頬が膨らんでいた。それを見たレクイが何か悪い笑みを見せたので頭に?マークを浮かべていると両頬を同時に人差し指で押された。
びっくりして見上げるとやさしい笑みを作ったレクイがいた。
「あまり悪い方に考えるな。おまえの悪い癖だぞ。」
その言葉に涙が出そうだったがなんとか押さえて言った。
「ベーだ!!そんなこと言われなくてもわかってるよーだ!」
そっぽを向き小さい声で「ありがとう」と言った。それが聞こえたのか聞こえてないかはわからないが「さて!」と言ったので本題に戻ることにした。
「夜が冷えることは確かだ。どうする?まぁーそんな急ぐ旅でもないだろう?」
と言うので私は頷いた。
「なら明日の朝出ても問題はないな・・・さて、明日も早いし寝るとしますか!」
そう言ってベットにもぐりこむのを見て苦笑いを浮かべ電気を消して私もベットの中に入った。
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あれからぐっすり寝た私たちはいつもより早く起きた。日は少しだけ顔を出しているためまだみんなは寝ている時間だろう。
「さ!行くぞ。」
私たちは宿を出て王都から見えないところまで移動するとレクイは本来の姿に戻った。
「ここからは砂漠が続くだけだ。後ろに乗れ。次の町まで乗せていく。」
私は頷くとふわりっと浮かび肌触りのよう背中えと乗った。
なぜか考えることは昨日あった王子様のこと。どうしてもあのやさしい頬笑みが頭から離れない。
そんなことを考えていることも知らずにレクイは歩き始めた。
はい・・・自分でも話が進んでないなーということは自覚しています。
まぁ~末永く見守っていてくださるとだめだめ作者は飛び跳ねるくらい喜びます!
これからもよろしくお願いじます。