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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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パチュリー公爵夫妻のご希望

公爵様夫妻が拠点に泊まりに来たので、夜ごはんを振舞った


客室のテーブルにクロスを敷いて、コースっぽい感じで出してみたけど

かなり好感触だった


特に鴨の燻製はとても好評で、しっとりとした食感に

山葵をほんのり効かせた醬油ソースはとても合うし

自分でもよく出来たと思う


ダスティン「やっぱりルラの料理は美味いな。例のショユーというのは、アシタスト国でも作る予定なのだろう?」

「はい、ですが熟成が必要な調味料なのでこちらに輸出できるようになるのは、もう少し先ですね」

セレネータ「それならもうカンリオ国から輸入してしまえばいいじゃない?」

「それが確実だとは思います」


ダスティン「ではそうしようか、このソースは特に気に入った」

「あ、でしたら山葵も一緒に輸入した方が良いかと。かなりお高いかもしれませんが」

ダスティン「そうなのか?」

「はい、ダンジョン産であそこでしか採れないですし、魔物が大量にいる森から採取します。日持ちしない植物なので輸出には魔法カバンが必須ですし、かなり高額になると思います」


ダスティン「そんな貴重な物を使ってくれたのか、ありがとう」

「いえ、私は自分で行って採取しているので、ほぼ無料みたいなものですよ。少量でしたらお譲りしますよ」


「セレネータいいのかしら?ご自分で使う為に採取してきた物でしょう?」

「はい、この前行って来たのでそこそこの量がありますし、無くなればまた取りに行きます」

ダスティン「ありがとう。ではリーヴァに仲介を頼もう、代金もリーヴァから受け取ってくれ」

「はい、わかりました」


夕食を振舞っただけなのに、他国の名産品紹介のようになってしまった


メインの後はご飯も楽しんで欲しいと思ったので、最近流行りのオムライスを出してみた

とろとろ卵ではなく、つるんとペロンとした卵で包むタイプのやつだ


前に作ってからガロルド達が嵌まっちゃって、週一くらいは作っている

卵で包むのはかなり得意だけど、公爵夫妻に出すとあって

焼き加減にはかなり気を使った

卵に火が通り過ぎないように、ご飯がこぼれないように慎重に作った結果

とても綺麗な表面の卵に仕上がった


さすがにケチャップで名前を書く勇気はなかったので、普通にケチャップソースをかけて出したけど

最初にスプーンを入れた時にかなり驚いていた


ダスティン「中はコメなのだろう?赤いのはどうしてだ?」

「煮詰めたトマトソースで味付けしてあるんです。上にかけてあるソースが無くても美味しいですよ」

セレネータ「うん、美味しいわ!それに見た目がとっても可愛いのね。包んであるのは卵かしら?」

「はい、卵を薄く焼いてます。今日のはかなり綺麗に出来たと思います」


ダスティン「それは技術がいりそうだな、うちのシェフでも出来るだろうか?」

「公爵家の人なら練習すれば出来るんじゃないでしょうか?」

ちょっとわからないけど


セレネータ「じゃあ、ここに派遣して覚えてもらいましょ。また食べたいわ」

ダスティン「ルラ、いいだろうか?」

「そうですね・・・日程を合わせて来てもらえれば、作り方を教えますよ」

ダスティン「そうか!ありがとう。そちらも謝礼金を払うとしよう」


「ありがとうございます」


無事に公爵夫妻の夜ごはんを終えて

護衛のみなさんにも、交代しつつ夜ごはんを食べてもらった

ついでにお風呂もあるので、お勧めしておいた


「あの・・・・女神の泉に興味がありまして・・・・俺は入る事はできませんか?」

拠点の案内をしている時に、護衛の一人にそう聞かれた


「まあ、チンチロで勝てたなら誰も文句は言わないと思いますよ」

「チンチロ?」

「こっちです」

チンチロの場所に案内すると、丁度この後に入る人達を決める為に勝負をしていた


「ああーーー!目無しかよー!」

「はっはっはー!俺の勝ちだ!」

「くっそー!!」


「丁度今終わった所なので、次のメンバーに入っておけば挑戦権をもらえますよ」

「こ、これは何ですか?」

「あのサイコロを振って、出た目で勝負するゲームです。完全に運任せのゲームですよ」

「ふむ、あの木の板に書いてある通りなのですね」


「はい、あれで勝ち抜いた人が入れるルールなので、挑戦してみて下さい」

「ちょっとやってみようか」

その日もすでに入った人達を除いて10人ほどが集まっていた

次が今日の最終入浴がかかったトーナメントだ


ここから5人まで絞られる


護衛さんは最初の勝負に勝ち、次の勝負で負けていた

これさえ勝てばお風呂に入れたんだけどねー

シードに入れていれば一勝でも良かったんだけどね、これも運だ


「負けたけど、面白いですね。また挑戦したいな」

「いいですよ。また遊びに来て下さい」

「いいのか!?」

「はい、公爵家の騎士さんですし。リーヴァさん経由で挑戦しに来てもらえれば」


「し、しかし、俺が来たとなれば他の騎士達も黙ってはいないぞ?」

「あー確かに・・・困りましたね」

せっかく来たのに、ちょっと申し訳ない


「あ、じゃあお休みの日の日中とかどうですか?日中は誰もいないので、いつ来ても問題ないですよ」

「日中か・・・入れるのなら、それでもありがたい」

「夕方とか夜に入りたい時は、やっぱりここでチンチロに参加してもらう必要がありますけど。あ、水着は持参でお願いしますね」


「了解しました。リーヴァさんと相談してルールを決めたいと思います。公爵家の騎士はたくさんいるので、日中のみにしたとしてもご迷惑になるかもしれませんから」


「そうですね。その辺は私にはわからないのでお願いします」



こうして、公爵家の騎士さん達も

希望者はここへ来る事になった



ここまで人気が出るのなら、公衆浴場として経営してもいいかもしれないな・・・・


『女神の湯』なんて、ちょっと気になるよね


公爵様にまた相談してみようかな?

ここ以外に塔を建設しても良さそうな所とか無いかな?

そんな事を考えながら、その日は眠った


いつもよりも静かな拠点に、少し違和感を感じるけど

こういう日があってもいいだろう


翌朝、公爵夫妻は予定通り『女神の塔の泉』を堪能したらしい


塔の下にも上にも、階段へむかう扉にも護衛を立たせて

2人だけで楽しんだって


日が完全に昇ってしばらくしてから、朝食を食べに戻ってきた


ダスティン「本当に素晴らしかったよ」

セレネータ「ええ、あんなに幻想的なお風呂に入ったのは初めてよ」


「ふふ、気に入ってもらえたなら嬉しいです」

ダスティン「リーヴァから聞いたが、公衆浴場に興味があるとか?」

「あ、はい。ここまで人気が出るのならどこかにもう一つ建設してもいいかなと思いまして。丁度次の事業を考えている所でしたし」

セレネータ「それなら・・・」

ダスティン「うちにも建設して欲しいんだが?」


「は?」


うちって?公爵邸?

あんな立派なお屋敷に、こんな勢いで作った塔を?


ダスティン「土地ならあるからな、屋敷の庭でどこでもいいから建てて欲しいのだが」

「あー、もしかして塔ごとですか?」

ダスティン「塔の方が景色がいいだろう?それに覗かれる心配もない」


「はい・・・そうなんですけどね。さすがにあのまま建てる訳には・・・」

カ〇ン様の塔だよ?ダメでしょ


ダスティン「駄目なのか?あの形もかなり気に入っているがな」

セレネータ「バランスが良くないというなら、他の安全な形でもいいの」

「うーん、少し考えさせて下さい。さすがにあのまま建てるわけにはいかないし、王都公演も近いので」


ダスティン「もちろん、落ち付いてからでいい」

セレネータ「そうね、大事な時期だもの。だからたまにお邪魔させてね」


「はい、それはもちろんです」


こうして2人はお風呂を楽しんで、朝食を食べた後に帰って行った


公衆浴場に関しては、場所の選定をしてくれるらしい

さすがに、塔の建設は出来ないかもしれないけど

公衆浴場として開業するのは大丈夫だそうだ


テミス像だけじゃなくて、他にも女神様が居るといいかもなー

公衆浴場の構想も考えていこう


公爵家の塔は・・・

こっちも考えておかないとな、安定していて

それでいて公爵邸にあっても変じゃないやつ・・・・


だってこの塔は明らかに浮いている

第二拠点は見た目は古い工場だもん、違和感満載だ


仕事が増えてしまったけど、新しい事業も出来そうだし

国の道路工事も終わった

息抜きに、大きな塔を建設してもいいかな?って感じだ


王都公演が終われば、皇国へ行く予定なんだけどね・・・

それも公演が上手く行って、国王との謁見が叶えばの話だ


まずはそこを頑張ろう!

ありがとござした!

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