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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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621/643

拠点のアレコレと、道路作り再開

「い、忙しい・・・」


アキャナさんが来てから、また新しい人が増えた


冒険者達が送られて来たのだ

第四拠点が完成した所で良かった・・・


5人の冒険者はパーティで拠点に住んでくれるらしく

Bランクパーティ『探求者(シーカー)』という名前でカンリンでも活動していたらしい


リーダーのグラートさんは優しそうな人で

結婚を機に、どこかで定住しようと探していたらしい

奥さんは同じパーティのキーラさんという方で、仲睦まじい感じだ

そして長剣使いのマトリさんも同じくパーティ内結婚をしたらしく

奥さんのチルさんと定住するつもりで来てくれたらしい

女性にしては珍しく槍使いらしい


そしてもう一人が


ライセ「ここなら良い(つがい)が見つかると思ってな」

唯一独り身のオオカミ獣人ライセさんだ


たくさん獣人が暮らす拠点があると聞いて来たらしい

確かにここなら恋人も見つかるかもしれないので、頑張って欲しい


各自とりあえず2人部屋と個室をあてがい

今後どこかで住まいを借りて暮らすかどうかは、おいおい考えてもらう


ダンジョンの案内はハルマさんに任せて

私はトレールの拠点へと移動した


こちらにも話をしていた人員が送られて来ていた


「初めまして、ルラです。ここの拠点のオーナーです」

「「「「よろしくお願いいたします」」」」


送られてきたのは、獣人奴隷が6人と、商人経験のある奴隷が2人

とりあえず商人経験のある奴隷2人はタウタさんにお任せして

獣人奴隷は勉強から始めて、お酒造りか、お店の方で働けないか見てもらう



ついでに運んで来た梅を大量に渡して、こちらでも梅酒作りを始めてもらう


「ウイスキーの方はどうですか?」

マンダン「順調に貯蔵は増えてる。ほぼ毎日作ってるからな」

「そうですか、お店に出しているものは凄く好評なのでこの調子でお願いしますね」

マンダン「そらそうだ、あれを不味いって言うやつには飲ませるな!俺が飲む!」

よっぽど自信があるようだ


「梅酒はコメ酒で漬けてますが、ウイスキーで漬けてもいいらしくて、どうします?いくつか試してみます」

マンダン「なに!?それは試してみんと!」

「自分では作った事がないので、少量で色んな作り方をしてみて下さい。良い分量があると思うので」

マンダン「なーに、任せておけ。酒に関しちゃ妥協はしない」


「はい、全部お任せしますね」


お酒造りに関しては私は素人なので、全部お任せだ


トレールの拠点では、お酒の増産を中心に

人が育ち次第、タウタさんが仕切ってくれているお店の方へ増員して

お店を大きくしていく予定だ

人が育てば、パチュリーでもやっている食堂を経営するのもいい


まずは読み書き計算を出来るようになってもらうのが先だけど


こちらも少しずつ人が送られてくる予定なので、タウタさんとダタンヤリムさん達に

人員の振り分けを頼んでおいて

自分はまたパチュリーに戻る


そして、冒険者の統括をドーラさんに一任した

最初はハルマさんに頼もうと思っていたんだけど


ハルマ「俺は人に指示を出すのが向いてない、ドーラの方が良い。俺が補佐するから」

と言われたからだ


ドーラさんは年長という事もあって、指示も出しやすいだろうし

言われた方も聞き入れやすいかなって

私も同感だったので、お願いする事にした


ドーラ「俺に出来る事ならするが・・・ハルマじゃなくていいのか?」

ハルマ「俺は向いてない、ドーラに頼みたい。ちゃんと手伝うからよ」

ドーラ「そうか・・・・わかった」


「ありがとうございます。よろしくお願いします。何か困った事があればハンクスさんか私に言って下さいね」

ドーラ「ああ、了解した」


劇場の演者の統括は元々カケッチさんがしてくれていたので、そのままお願いして

新しい人達の管理はハンクスさんとリーヴァさん

その下にはセレナさんがいる


これで何とか回っているかな?


ハンクス「何とか落ち着きましたね、食堂の管理の方もセレナに任せました。私は拠点内の事に専念出来るようになりましたので、ルラさんが多少旅に出ても大丈夫ですよ」


「ふぅ、やっとひと段落だね。劇場はもう少し演者が欲しい所だけど、それはおいおい探していこうかな」

ハンクス「はい、ダンサーよりかは、歌手ですね」

「うん、私以外にも歌える人が欲しいな」

ハンクス「これは難しいですが、探していくしかなさそうですね」


「うん、ダンサーは冒険者組が頑張ってくれているし、獣人さんなら踊れる人がまた出て来そうな気がしてる」

運動神経が良いのが、獣人の特徴だ

それにリズム感が良い気がする

獣人冒険者が全員踊れるようになったのだ、これは種族特性ってやつかもね


ハンクス「引き続き教育をして、それぞれの適性にあった場所で働くという事で」

「はい、それでお願いします」


劇場経営も拠点も安定した所で、ニクン国の道路を完成するために動き出す事にした


でも、その前に・・・



「ラジャ、ちょっとお願いっていうか、相談があるんだけど」

夜中に起きて来たラジャに話しかける


ラジャ「うん?どうしたの?」

「出来るかどうか相談したくて・・・・教皇国に潜り込むとかできないかな?」

ラジャ「教皇国ねえ・・・ここよりも差別が酷いんでしょ?」

「うん、町に入らずに、国境近くの町を見て来るくらいでもいいんだけど・・・」

ラジャ「それぐらいなら簡単じゃない?関所で私が止められたりする?」

「トビさんが自分の奴隷だって言えば大丈夫だと思う」


ラジャ「じゃあ、ちょっと見て来ましょうか。どんなものなのか」

「いい?危険だと思ったらすぐ帰って来てくれていいから」

ラジャ「さすがに町に入らなければ大丈夫じゃないかしら?」

「そうだといいんだけど、トビさん以外にも護衛を付けたほうがいいかな?」


ラジャ「心配しすぎよ。2人きりがいいわ、せっかくの旅だもの」

「そう・・・・わかった。じゃあお願いね」

ラジャ「了解。ご飯はたっぷり入れておいてね」

「もちろん、町に寄らないなら他にもたくさん入れておかないとね」


十分過ぎるほどの物資を魔法カバンに詰め込んで、ラジャ達を送り出した

教皇国がどんな感じなのか知る必要がある

危険だけど、いつかは見に行かないといけないんだ


そして、自分も道路を完成させる為にパチュリーを出発

王都からはV字に2本の道路が伸びていく形なので

まずは左から伸ばしていく


王都から北東へ伸びていく道は、広大な麦畑が広がっていて

とても気持ちの良い景色だった


「すごーい、こんなに大きな畑初めてみたかもー」

まるで北海道だ、地平線まで見えそう


ガロルド「ここまで広いと、魔物の被害も多そうだな」

「確かに・・・防ぎようがないもんね、でも麦だから鳥とか害虫の方が酷そう」

ガロルド「麦を食べるのか?」

「あれ?鳥って麦とか好きじゃなかったけ?」

穀物とか木の実が好きな気がしていた


ガロルド「そうなのか、確かに鳥が多いかもな・・・」

空を見上げてそういう


「本当だー、気持ち良さそうー」

ガロルド「ははは、俺達も空は飛べるだろう」

「確かに、そうだった」


空を飛ぶのは気持ちいい

遮るものは何もないのだ


「みゃうーーーん!」

「あ!アンディー!畑の中は駄目だよー!」


広大な畑にテンションが上がったのか、畑の中に入って行ってしまった


ガロルド「あれは駄目だな、探してくる」

「大丈夫だよ。アーーーーンディーーー!!おやつだよーー!」


大きな声で叫ぶと、どこからかアンディーの走る音がダッタカッダッタカ聞こえて来る


「みゃうん!」

全然違う方向から飛びだして来たアンディー

捕まえて、めっっ、ってする


「こらー、畑には入っちゃダメ」

「みゃう」

「わかればいいよ。じゃあおやつにしよっか」

「みゃう!」

「きゅう!」「きゅぃ!」


便乗して出て来る2匹

最近一緒に遊んだりも減っちゃって悪い気はしている

ガロルドが散歩にしょっちゅう連れて行ってくれてはいても

一緒に過ごす時間が少ないのは、申し訳ない


「じゃあ、みんな大好きなプリンにしよっかー」

「きゅうきゅう!」「きゅいーー」「みゃうみゃうん!」

テンション爆上げだ


「はいはい、順番にね」

3匹にプリンアラモードにして出してあげると、すぐに飛びつて食べている


ガロルド「いいな」

「私達も食べよっか」

ガロルド「うん」


フルーツをたっぷりと、生クリームもたっぷりだ


麦畑に囲まれながら食べるおやつは最高だなー


ガロルド「やっぱり美味いな。卵を買いに行って正解だったな」

「だね!卵最高!」


ガロルド「あ、そうだ」

「ん?なにー?」

急に思い出したようにこちらを見るガロルド


ガロルド「渡したいものがある」

「へ?どうしたの?珍しいね」

ビックリだ、何か見つけたのかな?


魔法カバンをごそごとして取り出したのは、綺麗な箱

リボンまでついている


ガロルド「これだ、開けてくれ」

「え?どこかで買ってきたの?」

ガロルド「うん」

ガロルドが私に何かを買ってきた?


「じゃあ、失礼して・・・・」

汚れないように、プリンアラモードを横にやって

箱を開けていく


リボンをといて、開けた箱の中には綺麗な生地の服が入っていた


「これは・・・・服?」

ガロルド「誕生日おめでとう」

「へあ?」


たんじょうび


誕生日?



「あ!誕生日!」忘れてた!

ガロルド「やっぱり忘れていたか。もう過ぎたけどな」

「本当だ!え!いいの?私何も用意してない・・・」

すっかり、さっぱり忘れていた

なんてこっただ・・・・


ガロルド「いい。俺が送りたかっただけだ」

「それでも・・・何か欲しい物とかないの?」

ガロルド「んー・・・・物欲がないからな・・・あ、ケーキ。いちごの」

「あ!そっか!ケーキ食べたいね!」

ガロルド「ああ、あれを作って欲しい」

「そんなのでいいの?」

ガロルド「ああ、それがいい」


「わかった。でっかーいの作るね!」

ガロルド「ははは、楽しみだ」

「で、これはどんな服なのかなー?」

取り出して、広げて見る


紺色の生地に銀糸で刺繍がたっぷりと入っている

上半身は総刺繍で、かなり豪奢だ

下半身のスカート部分にはレースが重ねられていて、ふんわりとした印象がある

裾は膝くらいの長さで、長すぎず、短すぎずって感じだ


「可愛いねぇ、もしかして舞台衣装として買ってくれたの?」

ガロルド「ああ、店の人に聞いてそのデザインにした」

「へえ、素敵だねー。ありがとう!次舞台に立つ時は着るね!」

ガロルド「ああ、あの短いスカートのやつは捨てていい」

「え!捨てないよ!あれはみんなお揃いのやつを着て踊るんだからー」


ガロルド「・・・・ちっ」

「え!今舌打ちした!?」

ガロルド「・・・・してない」

「うそ!ちっって聞こえたんだけど!」

ガロルド「気のせいじゃないか?プリンを食べよう」

「うわー、はぐらかしたー」


もしかしなくても、露出の少ないものを着せようとしているな・・・

このドレスは背中も胸元もどこも出ない

首までびっちりとある


ガロルドの魂胆が透けて見えて、何だか可笑しい


どんだけ嫌なのだ、ふふふっ


可哀そうなので、出来るだけこのドレスを着てステージに立とう

あと、ケーキね!


いちごたっぷりのケーキを作ろう!

ありがとござした!

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