新劇場オープン2日目、夜の部
新劇場オープン初日が大成功だった翌日
今日は夜の部だ
結果から言うと、大成功
お客さんの約半分が冒険者で、VIP席を含めて全ての席が埋まった
昼の部よりも盛り上がったんじゃないだろうかって感じで
昼の部と夜の部の違いは、お酒を提供するかどうかと
演者の露出度、つまり衣装のセクシーさがある
本来のバーレスクっていうのは、ほぼ裸・・・・みたいな演目もあるので
私が思っているよりかは控えめではあるけど、女性は水着同然のような恰好や
セクシーなドレス、キャミソールワンピースなどを衣装として着る
イーラの3人だけは同じ衣装だけどね
他にも、しっとりと歌う曲
バラードやラブソング多めだ
ノリの良い楽曲もするけど、半分以上がしっとり目
なので、私もみんなに合わせてセクシー目の衣装を着たんだけど
ガロルド「露出が多くないか?」
「え?多いかな・・・?これでも控えめにしたんだけど」
今着ているのは、きらきら光るキャミソールワンピースだけど
丈は長めにしたし、胸元も開いているタイプではない
自分的には可愛くもあり、セクシーさもあって良い感じなんだけどな
成長著しい身としては、こんなものも着れるようになって嬉しいくらいだ
ガロルド「もう少しなんとかならないか?上着を羽織るとか・・・」
「うーん、踊りにくいしな・・・途中で脱ぐとか入れるならいいけど」
それはそれで盛り上がりそうだし
ガロルド「・・・・脱いだら意味がないだろう」
「でもずっと着てはいれないよ。今はこの衣装しかないし、次はガロの意見も聞くね」
ガロルド「・・・・・・」
不服そうな顔をしている
私の露出がそんなに気になる?
「本当はノーラさんみたいなのが良かったんだよ?さすがに着れないからこれぐらいにセーブしたんだから」
ガロルド「あれよりはいいが・・・・」
最近入ったノーラさんはダンサーとして覚醒して
今はどのダンスにも欠かせない存在となった
セクシーな衣装を着て欲しいとお願いしたら、最初こそ恥ずかしがっていたけど
衣装を作りに行った時に「あれもいい」「これもいい」となり
今着ている衣装は、かなりセクシーな真っ赤なビスチェにガーターベルトという
どこからどう見ても下着、しかもとんでもなく似合っている
元冒険者の引き締まった体に抜群に合う
出る所は出て、締まる所は引き締まっている、羨ましい限りだ
ノーラさんの衣装は本人の希望により5着も作成した
日によって、色や形も変えて着るらしく
今着ているビスチェに、フリルたっぷりの超ミニスカートを付けたりも出来る
これはバーレスクのダンスで、踊りながら着ているものを脱いでいくものがあるって説明したら
「是非やりたい」と本人たっての希望で実現に至ったのだ
なので、ある程度の範囲までで許可をだした
ほぼ全裸みたいなものは駄目だけど、エッチすぎる
私自身は綺麗だなって思って見れるけど、ストリップバーにするつもりはないので
そういうのは娼館などで楽しんで欲しい
とにかく、私の衣装は他のみんなと比べれば露出少な目だ
従業員みんなに、セクシーな衣装を着て欲しいってお願いしておいて
自分だけ普通の衣装で舞台に立つのは申し訳なさすぎる
そう説明して、何とかガロルドにはわかってもらった
っていうか
「私が駄目なら、代わりに裸ベストで舞台に立って歌って踊ってくれるならいいんだけど」
って言えば、納得してくれた
してくれたっていうか、納得せざるを得ないって感じだったけど
夜の部のセクシーな演目はとにかくウケが良かった
歓声や悲鳴に近い声も聞こえてきて、指笛なんかも聞こえてきて
昼の部とは全然違う盛り上がり方だった
お酒が入っているのもあるだろうけど、とにかくみんな楽しそうだった
あとは、前のお店からの常連さんが多く来てくれていて
「ロコくーーん!」とか「ライラちゃーーーん!」みたいな
個人的な歓声が多く聞こえてきた
推し活の為のペンライトを用意してはいるけど、もう少し推し活が出来る物が欲しいな
グッズ展開とかしてみようか・・・・今後の課題だ
あと、ドワーフ秘蔵のお酒を開店に合わせて少量出す事にした
ロックで銀貨3枚という、庶民にはかなり高額な値段設定だけど
かなりの数が出た
なので、1日あたりの数量限定という事にした
先着20杯、おひとり1杯までだ
ボトル売りはもちろんしていない
飲みたいなら、お店に来て下さいってスタンスだ
夜の部を見に来ていた、マッキンリーさんは
「王都に欲しい・・・・」と切実に願っていた
かなり気に入ったらしい
マッキンリー「他所では飲めない貴重な酒に、魅力的なショーまである。これは貴族がこぞって来そうだ」って
セリーネさんも「素敵でしたー、獣人女性とはあんなにセクシーなんですね」
と、女性演者のセクシーさにかなり魅了されたらしい
2人は仕事があるので、翌日には王都へ戻らないといけないのに
閉店間際まで楽しんでいた、喜んでくれて嬉しい
そして、公爵様達もご来店
最初から最後まで楽しんでいた
ダスティン「以前の店よりも、よりアダルトになったな」
セレネータ「あなたの衣装も素敵だけど、あの子、ウサギ獣人の子の衣装は素敵ね」
ダスティン「・・・・君も着てみたいか?」
セレネータ「あら、あなた買って下さるの?」
ダスティン「・・・考えておく」
ハーシェリア「あらあら、2人は放っておいて。私はずっとロコくん推しよ。今度花を送ってもいいかしら?」
「はい、ロコくんも喜んでくれると思います」
ハーシェリア「うふふ、お店にたくさん来て貢ぐわー」
公爵様達からもかなり高評価を頂いた
「破廉恥な!」とか怒られたらどうしようかと思ったけど、そんな事ないみたいだ
2人はラブラブだしね
帰るまえに、ダスティン公爵に衣装を作ったお店の場所をこっそりと渡しておいた
まあ、本来は寝間着の部類だからいいだろう
2人で楽しんで欲しい
あと、冒険者ギルドマスターである、ティブさんも来てくれた
最初VIP席を案内しようとしたんだけど、「一人だから前の方で見ていいか?」と言われ
最前列を案内
その後来た『黄金の風』も同じ席に案内して、一緒に楽しんでいた
感想としては
ティブ「とんでもない店を作ったな・・・また来る・・・嫁さんにバレないようにしないとな」
気に入ったみたいで、また来たいと言っていたけど
どうやら、奥さんには怒られそうらしい
「それなら奥さんも一緒に来て下さいよ。女性に人気のお酒もたくさんありますから」
ティブ「・・・・女がこんな所に来て楽しいもんか?」
「私はすっごく楽しいですけどね、それに女性のお客さんも多いですよ。ロコくんもドーラさんもハルマさんも人気ですし」
ティブ「そらな・・・あんな恰好してたら見ちまうだろう」
「不安なら昼の部に来て下さい。昼の部は子供も見れる健全なものなので」
ティブ「それだと酒がない・・・・ドワーフ秘蔵の酒はここでしか飲めないだろう」
「確かに・・・まあ、内緒にして怒られるくらいなら、一緒に楽しめた方がいいですし、一度連れて来てもいいんじゃないでしょうか?」
ティブ「簡単に言うけどな・・・」
ガシガシと頭をかいているギルドマスター
どうやらビビッているらしい
「じゃあ招待状を改めて送りますね、奥さん同伴でお越しくださいって」
ティブ「・・・・お前天才だな」
「うふふっ、それほどでもー。仕事の付き合いで行かないといけないから、ついて来てくれないか?とでも言えば完璧ですよ。もしも断られたとしても、仕事で行ってくると言えば良いですから」
ティブ「俺、次から何かあったらお前に相談するわ」
「あははっ、無理難題は困りますけど、いつでもどうぞ」
そして、セフトさんも工務店の同僚や、一緒に工事してくれた人達をたくさん連れて来てくれた
セフト「素晴らしい!さらに洗練された感じがしますね!目のやり場には困りますが・・・」
「ふふふっ、ありがとうございます。みなさんも工事ではお世話になりました。お陰様で無事に開店できて、お客様にたくさん来て頂いて嬉しい限りです。ほんの少しですが、お礼としてお好きなドリンクをサービスさせていただきます」
「いいのか!?」「ドワーフの酒も?」
「もちろんです。お好きな物をどうぞ」
セフト「ありがとうございます!」
「こちらこそ、今後もよろしくお願いします」
にこにこと笑顔で、また来てねって言っておいた
この人達は良い常連さんになってくれそうだ
夜の部の初日も大盛況で終わり
とてもいい出だしだった
今後の課題としては、推し活グッズ
サイリウムだけじゃなくて、何か個人を応援しているとわかるものが欲しい
そこで、ハーシェリア様が「お花を送りたい」と言っていたのを思い出し
推しに花を送れるようにした
これは、舞台終わりの演者に花を送れるサービスなんだけど
3段階で、Aランク、Bランク、Cランクと分けられていて
Cランクはお花一本が、指定の演者に送れる、銀貨1枚
Bランクはお花とメッセージカードが送れるので、自分の言葉を届ける事も出来て、銀貨3枚
Aランクは無制限で、自分で指定のお花を送れて、メッセージカードもつけれる
自分でお花を手渡しする事も可能だ
これは舞台終了後に個別で渡す時間を設けるので、少しお話する事も可能だ
なので、金貨1枚
もちろんお花代は別だ
お店に来る前に、お客様自身が指定のお花屋さんに行って
料金を支払い、指定のプランのお花を買って来店してもらうと
チケット売り場で受け付けるといった流れだ
この売上げは演者本人にも還元されて、個人のお給料に上乗せされる
応援してもらっている実感が出るのと、人気が出ればもっと頑張ろうという気にもなるから
相乗効果があると思う
お客さんも自分の推しと交流ができる機会が出来て
ずっと推し続ければ名前を憶えてもらえたりもするだろう
提携のお花屋さんには、月ごとに売り上げた分のお花代を支払って
こことも仲良くやっていけそうだ
新劇場が安定すれば今度は王都公演を目指す
これからも頑張るぞーー!!
ありがとござした!




