新劇場開店初日!
投降し直した分になります。
すでに読んで頂いた方は、申し訳ありませんでした。
教えて頂いた方はありがとうございました!
以後気を付けます
オープン前日に、マッキンリーさんとセリーネさんが町に到着
マッキンリー「招待状をありがとう」
セリーネ「ありがとうございます」
「ようこそいらっしゃいました。もう宿はお決まりですか?」
マッキンリー「ああ、もう宿は取ってある。私は仕事もあるのでな」
セリーネ「ついでにと同じ宿を取ってもらいました」
「そうなんですね。初日は昼の部12時からと、翌日に夜の部6時からで公演なんですが、どちらにしますか?」
マッキンリー「ああ、大人向けと子供向けだったか?」
セリーネ「正直両方気になります」
マッキンリー「では、両方見に行こう。もちろん金は払う」
「いえいえ、こちらが招待したので席をご用意しておきますよ。手ぶらで来てください」
マッキンリー「そうか、ではありがたく」
セリーネ「楽しみですー」
2人が無事に到着して、見に来てくれたので
予定通りVIP席を確保した
そして、新劇場オープン初日
今日は昼の部のみの公演だ
開店時間前に出勤して、色々と準備をする
「番号札はちゃんとある?」
ハンクス「はい、ちゃんと予定数ありますよ」
「じゃあ、予定通り、家族や複数人で来た人はなるべく一緒に座れるように案内してね」
「わかりました」
劇場の入り口には、チケット売り場があり
そこで席番が書かれた札をチケットとして受け取る
映画館のように、すべての席に番号が割り振られていて
一目でどこの席が空いているのか、確認できるようにしてある
お客さんは帰りに番号札を返してから帰ってもらう
これで繰り返し使う事ができる
「あとは・・・料理も作ってあるし、お釣り用のお金も用意してあるし・・・そろそろ着替えた方がいいかな?」
ハンクス「他の演者はもう着替え終わっていますよ。ルラさんも着替えて来ては?」
「そっか!じゃあ私も着替えますね」
演者用の控室に向かい、衣装に着替える
他のみんなは落ち着かない様子で、ダンスの確認や、部屋の中をぐるぐると歩いている人もいる
すっごく気持ちはわかる
でも、そもそもお客さんがどれぐらい来てくれるかなんだよね
着替え終わり、上着を羽織ってから様子を見に行くと
「は?」
ハンクス「あ、ルラさん、もう並び始めているんですが・・・・どうしましょうか?開店を早めますか?」
入り口の前は門になっていて、門の外にはもう人が並び始めていた
「早くないですか?あと1時間・・・ないぐらいか」
ハンクス「早いですが、もう準備はできていますし、早めに中に入ってもらって料理などを注文してもらう方が、後で一気に来るよりはいいかと」
「そっか、そうだね・・・じゃあもう入れちゃおう。ハンクスさんはみんなにお客さんを入れて行くって連絡してくれますか?」
ハンクス「了解です」
店内へ入って行くハンクスさんを見送って
「じゃあ、開店しますね。受付頑張って下さい」
「「「はい」」」
門へ向かい、外を見てみると
すでに10人ほどが並んでいた
「こんにちは、ようこそいらっしゃいました。少し早いですが、開店したします。ショーは予定通りの時間に行いますが、先に中で飲食は出来ますのでお楽しみください」
「やった!早く来たかいがあったな」
「いいのー?私バーガー食べたい!」
「ありがとうー、楽しみにしているわー」
子供を連れた家族らしき人達が次々と入って行く
宣伝の効果だろうか、大人は来ると思っていたけど
ここまで子供が多いとは思わなかったな
門を完全に開くと、次々とお客さんがやってきた
家族連れが多いけど、カップルっぽい人達もいる
宣伝の効果はあったようだ
テーラー「あ!ルラちゃん!来たよー」
「あー!みなさん来てくれてありがとうございます」
『黄金の風』のみんなが一緒に来てくれた
チノ「もうすっごい楽しみにしてたんだー」
テーラー「俺も」
ターニャ「でも開店が早くない?」
「それが、もうすでにお客さんが並んでいたので、早めに開けたんです。食事は提供できますし」
ビッテ「なるほど、俺達も先に入っていい?」
「もちろんですよー、VIP席を用意してますので、そちらにご案内しまーす」
テーラー「VIP席!すごいな」
ターニャ「なんて贅沢ー」
4人を連れて受付で番号札を預かり、2階のVIP席へ案内した
「注文は廊下に居るウエイターにお願いします。今日は全てサービスしますので、好きなだけ頼んでください」
テーラー「ええ!そんな悪いよ」
ターニャ「そうそう、飲食代くらい払うわ」
「次からは自腹でお願いします。今は値段を気にせずに試したいものを何でも頼んで、上客になってくださいね」
ビッテ「なるほど・・・胃袋を掴むつもりだな」
チノ「そんなの絶対つかまれちゃうー」
「開演時間は変わらないので、ごゆっくりどうぞー」
4人を案内し終えたので、門へ戻ろうとすると
丁度マッキンリーさんとセリーネさんが案内されて来た
「ようこそいらっしゃいました」
マッキンリー「随分開店が早かったな、早めに来たつもりなのに開いていたから驚いた」
「すでにお客さんが並んでいたので、先にお通ししたんですよ。飲食はできますので」
マッキンリー「賢いな。私達もなにか食べさせてもらおうか」
セリーネ「そうですね」
「開演時間は変わりませんので、ごゆっくりどうぞ」
マッキンリー「そうさせてもらおうか」
セリーネ「はい」
2人ともバイバイをして、1階へ戻る
観客席に次々とお客さんが入ってきている
ハンクス「思ったよりも席が埋まるのが早いですね」
「うん、宣伝効果抜群だったって事かな?」
ハンクス「それもあるでしょうが、どうやらお店の常連さん達の口コミがあったようですよ。自分の子供を連れて来ている人も多いようです」
「ああ、なるほど、常連さんがそんなに多くなってたんだ」
自分がほとんどお店に立たなくなってからも、毎日ほぼ満員だったらしいので納得だ
そして、予定の開店時間を少し過ぎた頃には、ほぼ満員
観客席では、軽食やドリンクを楽しむ人達で一杯だった
「あと、どれぐらい席が空いている?」
「VIP席が2つと、一般席が飛び飛びで10ほどですね」
「わぁ、凄い」
ほぼ満席、しかもVIP席が埋まっているという事は、富裕層の誰かが来ているという事だ
昼の部は誰も来ないかもしれないと思っていたけどな
「VIP席には先ほど、公爵様一行が入られましたよ」
「ええ!いつの間に来てたの?何番の部屋にいる?」
「えっと、3階の8番ですね」
「ありがとう」
すぐに部屋に向かい、ご挨拶をした
「この度は来て頂きありがとうございます」
ダスティン「開店おめでとう。この日を楽しみにしていたよ」
セレネータ「ええ、本当に」
ハーシェリア「食事はほぼあの店と同じなのね」
「はい、新メニューもありますが、お酒ですので夜の部限定ですね」
ダスティン「新しい酒か・・・それは飲んでみたい」
「きっとお気に召して頂けると思います」
ダスティン「また明日来させてもらおう」
「はい、お待ちしております」
挨拶を終えて控室へ移動すると、みんながかなり緊張していた
「みんな大丈夫?」
ハルマ「さすがに緊張する・・・・」
ドーラ「ほぼ満員じゃないか?」
「うん、ほぼ満員」
チュリ「緊張してきた」
カンス「もうやるしかないな」
パペッティ「頑張りましょう」
「うん、みんな頑張ろう。あのリハーサルと同じようにすればいいだけだから。大丈夫だよ」
全員で円陣を組んで、気合いを入れる
「ここから始めよう。目指すは王都。私はみんなの素晴らしさを広めたい、だから・・・・楽しんで!きっとお客さんにも伝わるはずだから!」
「「「「「はい!!」」」」
「いくよ、1,2,3!」
「「「「「おお!」」」」」
プァーーーッ
開演のラッパの音が響き、会場は暗転する
ざわざわとする、会場
舞台の上に歩き出す
スポットライトが私を照らして、観客席の様子はよく見えないけど
視線が集まっているのがわかる
「本日はバーレスク劇場へお越しいただき誠にありがとうございます。小さな店からはじまり、ここまで大きな劇場を開店できたのはお客様やここを作って下さったみなさま。そしてパチュリー公爵様ご協力のお陰だと思っております。ここまでありがとうございました」
深くお辞儀をする
「これからはここで、たくさんのショーを行い。みなさまに夢のような楽しいひと時をプレゼントしたいと思います。昼の部はお子様も楽しめる内容となっておりますので、声を出して声援を送ったり、サイリウムなどで応援して頂けると嬉しいです。では、ショーをお楽しみください」
深くお辞儀をすると、拍手が起きる
とても温かい雰囲気なので、安心した
舞台袖にはけると、緊張したイーラの3人がいた
「大丈夫だよ。みんなわくわくしてると思う。楽しいをいっぱい振りまいてきて」
「「「はい!!」」」
緊張しつつも3人が元気よく飛び出していった
今日見せるのは、拠点のみんなに披露したものとまったく一緒
最終リハーサルとまったく同じだ
元気よく踊って、笑顔の3人につられて客席も笑顔になっている
良い感じだ
常連のお客さんはサイリウムを振って応援してくれている
3人は無事に歌い切り、舞台袖に戻って来た
「おかえり!すっごい良かったよ!」
ライラ「ありがとうございます。きんちょーしたー」
アイラ「でも楽しかったね」
メイラ「うん!」
3人が上手く行ったお陰で、その後もいい雰囲気のまま演目は進み
自分が歌う時もミスなくいけた
そして、全員が踊る最後の2曲
一番緊張したけど、1曲目はお店の常連さんは知っているので
一緒に合いの手を入れたり、歌ったりもしてくれて
凄く盛り上がった
「これが私!♪」
この歌詞が刺さらない人はいないだろう
みんなが自信を持って歌って、踊れるようになったのは
この歌のお陰と言っても過言じゃない
歌い終わって決めポーズをしたあとは、もの凄い歓声に包まれた
子供達もキャーキャーと嬉しそうな声がする
そこから、完全に暗転
ざわざわとする中でみんながスタンバイ
緊張しつつも、歌い出し、全員で息のあったダンスと歌を魅せる
歌の途中で仕掛けからダンサーが飛び出し
観客席からは悲鳴のような歓声が起こった
そのまま踊り続け
歌い
最後の決めポーズまでやり切った
その後、ドッと会場が湧いた
拍手や歓声が入り乱れて凄い
「はぁ、・・・・凄い」
達成感でいっぱいになりつつも、最後のお辞儀をして舞台からはけた
「みんな!お疲れ様!最高だったよーー!」
「ヤバかった!」「感動した!」「過去一じゃない?」
「楽しかったー」「楽しかったな」
みんなで称えあったあと、舞台に一人で戻り最後の挨拶
「本日はバーレスク劇場へお越しくださり誠にありがとうございます。演目はこれで以上となります。本日は開店初日に来て下さり誠にありがとうございました」
温かい拍手に包まれて、開店初日は大成功だった
演目が終わったあとも1時間は飲食の為に開けているので
そのまま残る人も、帰る人もいたし
みんなが笑顔でいるのが、とても印象的だった
挨拶をしようと、テーラーさん達の所へ行くとかなり興奮していた
テーラー「まーじでやばい!王都の劇場より凄いんじゃないか?」
ターニャ「感動した!サイリウム全種類買う!」
チノ「私も!」
ビッテ「あの小さな店とは迫力が違うね」
テーラー「それな!今度は最前列で見たい」
「ふふふっ、ありがとうございます。また来てくださいね」
「「「「絶対来る!」」」
次はマッキンリーさん達の所へ挨拶に行く
「ありがとうございました」
マッキンリー「いや、感動した」
セリーネ「もう、あんな・・・王都劇場とは比べ物になりませんよ!」
マッキンリー「君の言っていた事が理解できたよ」
「本当ですか?」
マッキンリー「ああ、同じショーでもまったく違うものだな、観客を楽しませるための物が詰まっていた」
「そう言って頂けると嬉しいです」
マッキンリー「王都に戻ったら、王都劇場を押さえよう。是非王都でも公演するべきだ」
「ふふふっ、そうしたいのは山々なんですけど、もう少しお店が落ちついてからにしたいですね」
マッキンリー「確かにそうだな・・・では、半年後ではどうだ?」
「まあ、それぐらいなら?」
マッキンリー「よし、任せておけ。ぎっちり押さえておく」
「ありがとうございます」
これで王都公演も叶いそうだ
次に公爵様の所へも挨拶に行ったんだけど・・・・・
「あの、本日はありがとうございました。・・・・大丈夫ですか?」
ダスティン「いや、すまない。感動してな」
セレネータ「ジャスティン・・・立派になって・・・」
ハーシェリア「素晴らしいわ。あなたの劇場であの子が演奏出来た事を誇らしく思うわ」
3人が号泣している
どうやらジャスティンさんが立派になった事に感動しているのと
ショーが想像よりもレベルアップしていて、感動したらしい
ダスティン「これからも息子を頼むよ」
「はい、もちろんです」
リーヴァ「ううっ、ジャスティン様おめでとうございます」
リーヴァさんも号泣している
どうやら公爵様からも、ひとりでやっていけるだろうと正式に認めてもらえたらしい
みんなそれぞれの反応だけど、これは大成功だったと言ってもいいんじゃないだろうか
この調子で夜の部も成功させよう!!
ありがとござした!




