新劇場、拠点のみんなを呼んで最終リハーサル
投降の順番を間違えていました
申し訳ありません。
該当の投稿は消して、本来の話を投稿し直しました。
入念にリハーサルを繰り返して
今日の夕方から、拠点の全員をお客さんとして
最終リハーサルという名の、お披露目会を行う
全員の仕事をお休みとして、劇場に案内
軽食やドリンクを各自で用意して、それぞれ好きな位置に座ってもらう
サイール「こんな大きな劇場に来るのは初めてだ」
「ふふふっ、楽しんで行って下さいね」
いつもみんなの勉強をみてもらい、拠点に住むみんなのおじいさんのような存在になり
今では『サイールじいさん』として親しまれている
あまり外出をしないので、私達の公演も見た事がない
是非一度は見て欲しかったので、一番前の良い席に座ってもらった
サイール「ドーラも踊ると聞いたが、本当か?」
「本当ですよ。とっても恰好いいんですから」
サイール「はははっ、それは楽しみだな」
軽く雑談しつつ、軽食を食べて開演まで待つ
カケッチ「そろそろ開演するか」
「わかりました。じゃあサイールさんまたあとで」
サイール「ああ、頑張れよ」
自分も舞台に立つので、舞台袖まで移動してきた
みんながそれぞれの衣装に着替えて、緊張した顔でこちらを見ている
「みんな、今まで練習お疲れ様でした。今日は身内だけの発表会みたいなものだけど、本番だと思って全力で頑張りましょう」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「失敗しても、間違えてもいいです。諦めずに立て直してください。動けなくなりそうなら舞台袖にはける事」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「あとは・・・・楽しんで!やる事はやったので、楽しみましょう!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
全員で円陣を組む
「いくよーーー!1,2,3!」
「「「「「おお!」」」」」」
最後に気合の円陣を組んでから、最初の挨拶に向かう
プァーーーッ
開演の合図のラッパが鳴る
観客席は薄暗くなり、舞台にはライトが照らされる
舞台の真ん中に歩いて進み、立ち止まる
客席の方を見るけど、ライトが眩しくて、あまりみんなの表情はわからない
「本日は集まって頂きありがとうございます。開店前にみんなにもみて欲しくて、この時間を設けました。今日はお客様として楽しんで行って下さい。」
深くお辞儀すると、拍手が聞えて来た
そのまま、舞台袖まではけて
イーラの3人と入れ替わりだ
ライラとアイラとメイラは今日もアイドルらしく、フリルたっぷりのスカートで
大きなリボンを腰に付けた衣装で、とても可愛い
ライラ「みんなー!今日は来てくれてありがとう!私はライラ!」
アイラ「私はアイラ」
メイラ「メイラだよー」
可愛く挨拶すると、客席から「可愛いぞー」「いいぞー」なんて声が聞えてくる
ライラ「みんなありがとー!今日は新曲を用意してきました」
アイラ「うちの楽団員のマニくんが作ってくれたんだよ」
メイラ「楽しんでいってねー」
挨拶を終えると、3人がダンスの位置にスタンバイする
3人とも後ろ向きに立ち、準備が出来ると
マニくんのドラムが始まり、他の楽器の演奏も始まる
それに合わせて、3人が前を向いてダンスが始まる
「大好きなのは、美味しいスイーツ♪」
「大好きなのは、ふわふわ布団♪」
「大好きなのは、君のとなり♪」
「「「みゃーお♪みゃーお♪みゃーお♪」」」
とても可愛らしいダンスと一緒に歌われる歌も可愛い
観客席ではサイリウムが振られていて、こちらから見てもキレイだ
3人の歌が決めポーズで終わり、みんなに手を振りながら舞台袖まではけて来る
「すっごく良かったよー」
ライラ「緊張したー」
アイラ「でも楽しかったね」
メイラ「うん」
3人とも笑顔だ、楽しめたのなら良かった
次はパペッティさんの歌だ、ジャスティンさんが作った恋の歌をしっとりと歌い
観客席も聴き入っているようだった
歌の終わりに盛大な拍手が起こって、パペッティさんが舞台袖にはけて来る
パペッティ「ふぅ、ちゃんと歌えていたかしら?」
「はい、とっても素敵でした」
パペッティ「うふふ、良かったわー」
次はロコくんだ、マチョさんが作った冒険の歌を歌ってくれる
この歌も好評のみたいだ、サイリウムが振られている
歌が終わって、舞台袖にはけてくるロコくんは笑顔だった
ロコ「緊張したけど、大きい舞台はいいね」
「ふふっ、良かった。ちょっと眩しいけどね」
ロコ「確かに、顔が全然見えないよ。サイリウムだけはわかるけどね」
「だよね」
顔が見えないから、あまり緊張しないのかもしれない
次は私の番だ、舞台の真ん中に立ち
深呼吸して音楽の始まりを待つ、始まる伴奏と共に、ポールダンスの3人が出て来る
ひらひらとした衣装で、長いストールを靡かせてポールにつかまり
ゆっくりと回る
私が歌うのは「どんな物も私を満たせない」そういう歌だ
金の塔だろうと、夜の星だろうと、私は満たせない
歌に合わせて3人がそれぞれに踊っている
回るポールに合わせて靡くストールは、ライトを反射してキラキラとしている
とっても綺麗だ
マイクで音は拾われているだろうけど、会場全体に響いて欲しくて
心を込めて歌った
歌い終わると、拍手が巻き起こって
お辞儀をしてから、舞台袖にはけて来た
カンス「素晴らしかったです!」
ツェル「練習では抑えてた!?」
チュリ「感動しちゃった」
「ふふっ、ありがとう。みんなもとっても綺麗だったよ。さあ、次はみんなでだよ」
「「「「「「はい!」」」」」
会場全体を暗転させて、しばらくしてから
パペッティさんが一人舞台に歩き出す
ライトひとつだけがパペッティさんを照らす
「私は暗闇を知っている♪」
ゆっくりと歌い出す
歌に合わせて、みんなが少しずつ舞台に出ていく
「ありのまま、これが私♪」
全員が舞台に立ち踊り出す
「私達は戦士だ♪」
一緒になってみんなで歌う
客性から手拍子が聞えてきた
「オーオーオーオー♪」
ライトが眩しくて観客席があんまり見えないけど、みんなも歌ってくれているみたいだ
最後の決めポーズをすると、拍手が巻き起こった
深くお辞儀をして、半分が舞台袖にはけて
残った者はそのまま、それぞれの位置につく
完全に暗転したあとに、舞台の中心に座る私にライトが当たる
ゆっくりと歌いだす
「誰も知らない世界じゃない♪この世のルールには当てはまらない。可愛い子を思い通りにしようとするのも駄目よ♪」
最初の歌い出しの後に、音楽が始まり、スタンバイしていた全員にスポットライトが当たる
「ショーを見せてあげるわ♪」
合図と共に、仕掛けから飛びだしてくるダンサー達
客席からは歓声が上がる
激しく踊りつつ、歌う
「騒いで、踊って、汗もスパイスに変わる♪」
「さあ、歌って!イェーイ!って叫ぶの♪」
「お尻を振って、テーブルの上でも、一晩中踊るわ♪」
バーカウンターの上でも踊るし、客席の合間に設置した仕掛けの上でも踊る
会場のいたる所で全てのダンサーが踊る
最後の決めポーズをすると、今までで一番大きい拍手が起こった
「いいぞー!」「すごい!」
「こんなの初めて!」「楽しかったー!」
色んな声を聞きながら、最後のお辞儀をした
「みんなありがとうございましたー!以上になります。あとは好きなだけ食べて飲んで楽しんで下さい!」
わぁぁぁーーっ、パチパチパチパチ
大きな歓声と共にリハーサルは終わった
これだけ上手く行けば、本番でも大丈夫だろう
全ての演目が終わったので、演者も一緒にご飯を食べながら談笑する
サイール「いや、すごかった・・・・腰を抜かすかと思ったぞ」
「ふふふっ、飛び出してくる所?」
サイール「いや、あれも凄かったが、あの棒につかまっているのは落ちやせんのかとヒヤヒヤしたな」
ドーラ「じいさんには出来んだろうからな」
サイール「なにぃ、若い頃なら出来た・・・・だろうか?」
「あはは、あれは誰にでも出来るってわけじゃないですからね。ドーラさんも目が回ってつかまってられないかもしれませんよ」
ドーラ「俺は無理だ、酔う」
ガロルド「ルラの歌も凄かったな」
サイール「それだ!あんなに歌えたんだな!しらなんだ」
「練習中は本気で歌うと響いちゃって、抑えてるんです。もしかしたらご近所さんに聞こえてたかも・・・」
カケッチ「それは大丈夫だ、話しは聞いていたからな、結界処理をしてあるぞ」
「え、防音の?」
カケッチ「ああ、苦情が来たらややこしいからな」
「わぁー、ありがとうございます。仕事が早い」
カケッチ「ふふふ、それほどでもある」
リーヴァさんはジャスティンさんを見て号泣していた
リーヴァ「ご立派になられて」って
それぞれの席で、演者を交えて楽しそうに談笑している
お客さんともこれぐらい仲良くできたらいいな
キャストとして席に着くのは、水商売とは違うし
演者の負担になるから考えていないけど、退場は観客席側を通ってしてもいいかもしれない
一番最後だけね
改善点なども考えつつ、食事を楽しんでからお開きにした
この2日後に開店を予定しているので、パチュリー公爵家宛てに招待状を送る
他にも冒険者ギルドマスターと、『黄金の風』と、工務店のセフトさんにも送った
VIP席を用意して、ご家族での参加もOKにした
最初にオープンしたお店は食事処として、再利用するため数日間閉店して
扉の前には立て看板を置く
『新バーレスク劇場が2日後にオープン。ここは食事処として改装中です。お楽しみに』
『新バーレスクの営業は昼の部12時から、大人も子供も見て楽しんで頂けるショーを開催いたします。軽食も引き続きお楽しみ頂けます』
『新バーレスク夜の部午後6時から、お酒と軽食、大人向けのショーをお楽しみ頂けます。子供は入店不可』
説明と宣伝を兼ねたものを書いておく
あとは、宣伝しておかないとお客さんが来ないと思うので
以前と同じように、2日かけてビラを配った
エイコーンさん主導のもと、演者を何人か連れて町を歌い踊り歩いてもらい
すれ違う人達へビラを配る
全員舞台衣装着用で、とても目立つので
かなりの数のビラが配れた
エイコーン「子供たちにもたくさん配っておいたので、来てくれると思いますよ」
「それは良かったです。金額的にはどうでした?」
エイコーン「子供は小銀貨3枚ですからね、かなり良い感じだと思いますよ」
「そっか、大人が銀貨1枚だからね、子供の値段に悩んだんだよね」
エイコーン「まあ、最初はこれでいいんじゃないですか?中に入れば料理も注文してくれるとは思いますし」
「ですね、後は夜の部で稼ぎましょう」
エイコーン「そうそう」
子供は300円ぐらい、大人は1000円ぐらいで
2,3人子供を連れていても入れるくらいの値段設定にした
あとは富裕層から大きな金額を稼げばいいし
昼の部は売上度外視だ
なので学校が休みの日の週1回しかやらないつもりではある
人気具合によっては日数を増やすかもしれないけど
夜の部は2日営業して2日休みの間隔で営業
大人は一律銀貨2枚、VIP席は金貨2枚だ
これは貴族席として用意してあるので、この値段に設定してある
あとは営業も値段設定も様子見だ
さて、開店初日はどれぐらいの人が来るだろうか?
ありがとござした!




