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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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道路つくりとは・・・・

「ふんふんふーん♪」

リフレッシュが出来たので、道路作りも捗る

鼻歌を歌いながらも、どんどんと道路は伸びていく


あっという間に、レーベルの前まで完成した

ここからレーベルに伸びる道路は、みんなが寝静まったあと

夜中に作るつもりなので、とりあえずさらに伸ばしていく


「夜にチョコ作りをしようかと思ってたけど、また今度だなー」

この前挑戦したものが、ちゃんと発酵出来ているのかどうか

最後まで作ってみないと、私にはあれが正解なのかはわからない


次に挑戦するのが楽しみだ


それにしても、レーベルから出入りする馬車が多い

美食の町と呼ばれるようになっただけあって、商人が頻繁に行き来しているようだ

その結果、護衛に付く冒険者も依頼が増えて

レーベルを出入りする人も増えた


私が暮らしていた頃とは明らかに違う

賑やかな町になったものだ


町の経済が良くなった事で、町の拡張の話まで出ているそうだ

放牧や養鶏には土地が必要だしね

人口も増えているから、かなり手狭になってきたのだろう


なので、大規模な土木工事・・・・っていうか土魔法が必要な時は声をかけてと言っておいた

町を大きくするという事は、下水も整備しないといけないからね

そういうのは得意分野だ


その時の為にも、道路作りで土魔法を鍛えておかないとねー


日が沈んで来た所で、一旦終わり

続きは夜中に作戦開始する事にして


散歩から戻ってきたガロルド達と、夜ごはんを食べる


ガロルド「この辺は比較的平和だな」

「そう?大きな魔物はいなかった?」

ガロルド「ああ、遠出しないといないな。森も少ないしな」

「そうだねー、私もちょっと遠出しないと良い魔物が居なかった記憶だなー」


ちょっと遠出した森

もしくは山脈方面だ、あそこは結構強めの魔物も出るし

山の中にはワイバーンがたくさんいる


ガロルド「山脈の影響だろうか?この国にはダンジョンも無いしな」

「確かに、他の国には1個2個くらいはあるのにね」

山脈に強い魔物がかたまっている気がする


ガロルド「ダンジョンがある事が良い事ではなが、1つも無いのはちょっと寂しいな」

「だねー、山脈には基本的に誰も行かないしね」

ガロルド「ワイバーンがいるとわかってて行くのは変わり者ぐらいだろうな」

「変わり者・・・・」


身に覚えがありすぎて、目を逸らす


ガロルド「・・・まさか・・・子供の頃に行ったのか?」

「えへへ、でも一人じゃないよ?ダンギルマスと一緒に行ったから!」

ガロルド「なるほど・・・その頃から悪友だったわけだ」

「悪友・・・」

そんな悪い事は・・・してない、はず


ガロルド「危険な事でも一緒に出来るって意味だ。良い人だな」

「そういう意味かー、なるほど、そうなのかも」

ちゃんと注意はしてくれるけど、無理に引き留めたりしないし

私が旅に出るって言った時も、止めたりしなかった


やっぱり周りの人には恵まれていたな・・・・家族以外だけど


ご飯を食べた後に、道路作りに取り掛かる


「よし、こっそり、手早くやっちゃうぞー」

ガロルド「地響きには気を付けてな」

「了解!」


一気に大部分を土魔法で動かすと地響きがするので、注意が必要だ

特に町の近くはね


完成した道路を辿って、レーベルの町の延長線上まで戻る

合流する所から作っていき、レーベルの門まで繋げる

形は王都の合流地点と同じにした

道を使わない人は降りるだろうしね


あまり時間をかけられないけど、一気に作る事も出来ないので

ちょっとずつちょっとずつ伸ばして、何とか町までの道路が出来た


「できたぁー」

完成して嬉しくて笑顔になる

これでレーベルの町が生活しやすくなると思うと、わくわくした


そうか

使命感だけで作っていたけど、そういう事か

この道で助かる人がたくさんいる


ニクン国の為に始めた事だけど、小さな町にこそ恩恵があるだろう

どこの町にもレーベルの町のように発展する可能性があるのだ


輸出が難しかった商品がもっと広がっていくかもしれない

それを考えるともっとわくわくした


「がんばろう」


ニクン国だけじゃない、すべての町に良い事がありますように


道路作りのモチベーションが下がっていたけど、ヤル気がぐんと出た


野営地に戻って、テントに入るとガロルドが起きていた


ガロルド「早かったな」

「ただいま。先に寝てて良かったのに」

ガロルド「気になってな、ルラが戻って来たのなら寝る」

「ふふっ、ありがと」


ガロルドのこういう所好きだなって思う



ベッドの上で梅酒を取り出して、時の腕輪に魔力を流す

寝る前に魔力を使い切りたい

最近は寝る前にいつもやっているので、この梅酒はもうどれぐらいの熟成具合かはわからない

そのうち10年物とかが完成しそうだ


魔力が底をつきそうだー・・・・って時に止めて、横になる

そうすればもう、一瞬で寝れるのだ


おやすみー



そして翌日も、元気に道路作りをする

モチベーションを完全に持ち直したので、かなりのペースで進む


「良い感じー♪」

もう歩きながら加工もしちゃうんだから



ガロルド「凄いな・・・・」

「でしょ?もうプロかもしれない」

ガロルド「これだけ作って魔力は尽きないのか?」

「全然平気。最近、毎日限界まで使ってから寝てるから、また増えてるね絶対」

ガロルド「まだ増えるのか・・・凄いな」

「何事も鍛錬なのだあー。よし、どんどん作っちゃうんだからー」


ゆっくりと歩けば地面が道路に変わっていく

傍から見ればとても不思議な光景だろう


私もここまで成長するとは思わなかった

最初は地面に手をついて作っていたのにねー



日が落ちる頃に作業を終えて、夜ごはんを食べた後にお楽しみタイムだ


「さあ、作るよー」

ガロルド「何を作るんだ?」

様子を見に来たガロルド


「この前の続き。この種を乾燥させます」

これは魔法ですればいいから、簡単簡単


ガロルド「見た目はほとんど変わらないな」

「そうだねー、次は焙煎」

フライパンに入れて焼いて行く


ガロルド「匂いはいいな」

「だね、いい香り」

もうすでにチョコっぽい香りがする

どれぐらいやればいいのかもわからないから、これも色々試してみないとなー

最初だし、焦がしたくないので茶色が濃くなった所で止めてみた


「で、皮を剥きます」

ガロルド「なるほど?」

薄皮が焼いた事によって剥きやすくなっていて、ぺりぺり取れる


「で、これを砕く」

出でよ!フードプロセッサー魔法!

ボウルの中でガリガリと音を立てて砕く、ガリガリ音が聞えなくなるまで砕く


ガロルド「ますます何を作っているのかわからないな・・・」

「だよねー、私もちゃんと作れているのかわからない」

ガロルド「は?作った事がないのか?」

「うん、完成品は食べた事があるんだけどね、かなり手が込んだものだから作った事は無いんだ」


だって、前世なんて全部機械だしね

一回は見に行ってみたかったなー、チョコレート工場


ガロルド「そんなものを作ろうとしているのか・・・執念だな」

「はははっ、そうかもー。簡単に食べれないってわかっていると、余計に食べたくなるっていうね」

ガロルド「それはなんとなくわかるな」

「まだまだかかるから、お風呂先に入っていいよー」

ガロルド「ああ、じゃあ入ってくる」

「はーい、いってらっしゃい」


ガロルドが居なくなってからも、砕き続け

音がサラサラに変わった所で、今度は湯煎しながらフードプロセッサーだ


「これはなかなか難しいな」

お湯が入らないように、ボウルを安定させながらフードプロセッサー魔法は高難易度だ

さすがチョコレート、一筋縄ではいかない


「あ、お鍋のサイズをピッタリにすればいいんじゃない?」

余裕があるからいけないのだ、ボウルがピッタリ嵌まって、動かない大きさなら良い


「よし、これなら思い切りできる」

ボウルが固定されていい感じだ

しばらく続けていると、どろどろとした液体状になってくる

まだまだブツブツ感があるので、もっと細かく潰す必要があるけど


「不思議―」

どんどんチョコレートっぽくなってくる

ここで砂糖を投入だ、カカオ100%なんて苦すぎて食べれないだろうから

カカオの量の半分よりちょっと少な目くらいが目安だ

確か20%~45%ぐらいまでが適量・・・・なはず


砂糖を投入して、さらに細かく、サラサラになるまで

つぶ感がなくなるのが理想だ

無心でフードプロセッサー魔法を行使する


ただひたすらに混ぜていると、ガロルドがお風呂から上がって来た


ガロルド「まだ同じ事をしているのか?」

「うん、これが大事なんだよ。とにかくサラサラになるまで潰す必要があるんだ」

ガロルド「大変だな・・・まだする気か?」

「もう少し、もう少しな気がするんだよね!」


ガロルド「そうか、がんばれ」

「うん」


ガロルドが見守る中、フードプロセッサー魔法を続けていると

中で回る風魔法以外の音が聞えなくなった

そこで、少しだけ牛乳を入れた

ミルクチョコレートだ

しっかりと混ぜて


「そろそろかな?」

ガロルド「凄いな、完全に液体になったんじゃないか?」

「うん!良い感じかも」

これを型に入れて・・・・・って


「型がない!用意するのを忘れてたー!」

ガロルド「絶対必要なのか?」

「うーん、絶対って訳じゃないけど・・・仕方ないか」

バットを取り出して、適当にチョコを垂らしていく


ガロルド「この液体から何が出来るんだ?」

「ん?これで完成だよ。冷えたら固まるんだ」

ガロルド「これで完成?真っ黒だぞ」

驚いているガロルド


「真っ黒じゃないよ。ほら、茶色っぽいでしょ?」

浮かべているライトを近づけてみてもらう

ガロルド「言われてみれば?」


「これを冷やせばー」

魔法で冷やすと、みるみる固まる液体


ガロルド「固まったのか?」

「うん、ほら」

スプーンで叩いて、固まったチョコを砕いた


「ちょっとだけ味見」

ちいさな欠片を口に入れた

ゆっくりと溶けていく感じも、風味も知っている物だ

しかし、何と言うか・・・・雑味が多い

苦いし


ガロルド「美味いのか?」

「おいし・・・・くはないかも。理想とはほど遠いかも」

ガロルド「なに!ルラが作ったもので美味くないことがあるのか!」

過去一驚いているガロルド

そんなに驚く事かな?


「そりゃ、作ったことがないものだもん。ここから改良していくんだよ」

ガロルド「信じられん・・・ちょっと食べてみていいか?」

「うん、いいよ。苦いし、雑味が多い・・・とても成功とはいえないけど」


小さな欠片を食べて、不思議そうな顔をしているガロルド


ガロルド「正解がわかないが・・・これはこれで美味いんじゃないのか?」

「えー?美味しいかな?自分が想像している味ではないかな?」

ガロルド「ああ、食えなくはない。というか、何とも言えない味だな・・・後引くというか・・・・」

もう一つ食べて、また不思議そうな顔をしている


「確かに、この風味はあの種にしか出せない味なんだよね。どこが駄目だったのか、もっと美味しく作りたいよー」


ガロルド「これはこれでいいとは思うが、もっと美味いのが出来るのなら気になるな」

「うん、いつか完ぺきに仕上げたい!」

ガロルド「ふふ、楽しみだ」


リベンジを誓い、またチャレンジする事にした

どこが悪かったのか、調べる必要があるから

色んな作り方をしないとね


チョコレートの道は険しい!!

ありがとござした!

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