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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ガロルドと今後について会議

パチュリーの拠点で、劇場完成に向けての動きが決まったので

ガロルドと今後の動きについて話をする


「アシタストの王都に見本で道を作るんだー」

ガロルド「なるほど?それを他の国の使者が見に来るのか」

「うん、そゆことー。まだ現場を見てないから何日かかるかはわからないんだけどね」

ガロルド「了解。それは俺もついて行っていいのか?」

「うん、いいんだけど。冒険者組はもう大丈夫なの?」


ガロルド「ああ、もう全部任せてもいいだろう。アドとラドももうCランクだ」

「ええ!早いね!1年も経ってないんじゃない?」

ガロルド「ああ、ダンジョン以外も依頼を頑張っていたからな。素質があったのもあるが」

「へぇ、ランクが上がるのが早いのもあるけど、Cランクまで行けるのが凄い」


Cランクっていうのは、冒険者として食べていけると言われている目安だ

Dランクだとちょっと厳しいかな?って感じで

まあ、稼ぎ方にもよるんだけど

Cランクになれば依頼を受けれる幅も広がるし、護衛依頼を受ける時の信頼度も上がる

だからそれが目安になっているんだ、Cランクになれれば冒険者として一人前って事だ



「Cランクになったって事はもう買い戻せるんじゃない?」

ガロルド「ああ、そろそろ金も貯まるって話をしていたぞ」

「そっかー旅立つのは寂しいけど、仕方ないよね」

一緒に生活し始めて、成長を近くで見ていたので

より寂しさを感じる

それでも2人の門出は祝いたい


ガロルド「いや、出て行かないって言っていたぞ」

「え?ええーーー、せっかく自由になれたのに!?」

ガロルド「ああ、ここでの生活が好きらしい。俺もここに残るのは賛成だな、家賃もないし、安定した収入もある。冒険者としてはこれ以上ない安定した場所だ、それに2人は舞台に立つ事をかなり楽しんでいるぞ」


「それはわかる、確かに不安定だもんね、冒険者って・・・っていうか、2人は舞台に立つの嫌じゃなかったんだ!それは知らなかった」

最初はしぶしぶって感じだったのにー



ガロルド「ああ、最初は恥ずかしさもあったらしいが、今は楽しいらしいぞ。年上連中も優しいしな」

「そっかー・・・・何かみんなが仲良くしてくれて本当に嬉しいなー」

こんなバラバラな人種で、色んな所からやって来たのに

揉め事がないのが凄い、個室をたくさん作った事が良かったのかもしれないけど



ガロルドと2人でそんな事を話ししていると、ラジャがリビングに来た


「あ、おはよう」

ラジャ「おはようー」

寝起きのラジャを見て驚いた


「え?何か成長したね。もしかして誰かの血を飲んだの?」

ラジャ「あら、わかる?恋人が出来たから、たまに飲ませてもらってるの」


「「ええ!!」」

ガロルドと一緒に驚いた

普段リアクション薄めのガロルドでさえ、声を出して驚いている


「い、いつの間に?っていうか、おめでとう?」

ラジャ「ありがと。あなたがお出かけしている間にできたのよー」

「もしかして、拠点にいる誰か?」

ラジャ「トビくんよ」


「「ええ!!」」

また驚いた・・・・最近来たばっかりじゃないか

王都からパチュリーの拠点まで来て、10日ぐらいしか経っていないのでは?


ラジャ「夜に起きてきて、何となく気があったのよね・・・だから誘ったの」

「さ、誘った?」

ラジャ「べっ・・・


ガロルド「ルラは聞かなくていい」

目にもとまらぬ速さで耳を塞がれたので、全部は聞こえなかった

しかし、「べっ」から始まる言葉は大体想像がつく


そっか・・・もうそんなに仲良くなったのか・・・

驚いたけど、2人ともいい年なので不思議ではない


ラジャ曰く、「相性が良かった」そうだ

あんまり血を吸い過ぎると良くないという話を聞いていたので

そこは大丈夫なんだろうか?と聞いたけど


ラジャ「本人が良いって」って


どうやら、直接噛んで血を飲むと相手に『魅了』がかかるらしい

かかる強さはラジャの意思と、人によって耐性が違うらしいので噛んでみるまでわからないんだけど

トビは噛んでもあんまり変わらなかったそうだ


噛んだ直後でも、「特に変わらない」って言っていたらしいから


これはラジャによると、「耐性が高いのか、それとも最初から私を好きだったのかのどっちかね」って

これを聞いてキャーーってなっちゃったよ


コイバナだよ!恋バナ!


とにかく、ラジャのご飯の心配はなくなったらしい

それでもトビさんの血をしょっちゅう吸うのは気が引けるらしいので

ご飯はいつも通り食べているって


これなら考えていた事をお願いしても良さそうだな・・・

そう思ってラジャに聞いてみた


「体が元に戻ったならお願いしたい事があるんだ」

ラジャ「なに?」

「実はね・・・」


奴隷を買う為に町を転々としなくて良くなったこと

でも、まだ行った事がない町に調査には向かって欲しい

それをラジャにお願いしようと思っていたのだ

元気になって、体が元に戻ったのなら是非お願いしたい



ラジャ「いいわよ。どうせ暇だし、一人で行ってこればいいの?」

「それはちょっと揉め事にあった時とか、ラジャ自身がまた捕まっちゃうかもしれないからダメ。誰と行きたいとかある?」

ラジャ「そうね、トビでいいわよ」

「あ、そっか、だよね」


これは失敬だ


ラジャ「トビなら部屋も一緒で良いし。私の夜型の生活にも理解があるでしょ?それに冒険者としても強いんだから、移動も心配ないわ」


「そうだね、一番適任かも。じゃあトビさんに聞いてみてOKが出ればそれで行こっか」

ラジャ「大丈夫だと思うわよ」


「うん、明日の朝に聞いとくね」

ラジャ「うん」




翌朝、トビさんに話をしてみたら


トビ「ああ、いいぞ。2人だけで出かけていいのか?」

「うん、不安なら何人か一緒に行ってもらってもいいけど?」

トビ「そうじゃない、俺達が逃げてもいいのか?」

「逃げる?誰から?」

何かに追われてるのかな?


ガロルド「トビ、ルラはお前達が逃げるって発想はないぞ」

トビ「は?俺達は奴隷だぞ?」

「ああ、そう言う事?自由になりたいならそれでもいいよ。ラジャはもう自分の事も買い戻せるだろうし。トビさんは一応犯罪奴隷だから、買い戻しておかないと厄介になるけどいいのかな?」


トビ「・・・・・何でそうなるんだ・・・しかもラジャはもう金を持っている?」

「うん、奴隷紋も消そうと思えばいつでも消せるよ。でもこの国で暮らすにはあった方が他の人からの難癖つけられる事もないからってそのままにしているだけ。Sランク冒険者の奴隷だってわかるからね」


トビ「なるほど?それなら理解できるな・・・」

「旅の間にラジャから色々と聞いてみたら?ラジャは私達の野望に協力するって言ってくれているからね、何も心配していないよ。トビさんに一緒に行って欲しいのは、ラジャの安全のため。奴隷一人では宿も取れないでしょ?」


トビ「そうだな・・・」


「うんうん、トビさんが問題ないならお願いしてもいい?空き時間は好きにしてもいいし。余分に旅費を渡すからデートしてもいいからね」


トビ「デート・・・」

「ふふっ、旅行だとでも思ってくれればいいよ」

トビ「わかった・・・ラジャは俺が守る」

「ありがとう。よろしくね」


トビさんにも了解が取れたので、準備が出来次第ラジャと旅に出てもらう

少しでも移動が楽になるように、小型の馬車を支給する事にした

ラジャは日中の移動が苦手だからね


活動時間が真逆の2人だから、野営は問題無いだろう

あとは、ラジャに必要な食事を作り置きして、魔法カバンにいっぱいに詰めた

どれぐらいの日数がかかるかわからないからね


町で得た情報は冒険者ギルド経由で手紙で送ってもらう事にしたので

調査が終われば2人はどんどん進めるはずだ


全ての準備が終わった所で、2人を送り出した

ポーション類も十分持たせたし、お金もかなり余分に渡した

魔法カバンもあるし、何も心配ないよね・・・・

どうしてこんな子供を見送るような気持ちになるんだろうか・・・


拠点から誰かが旅立つたびにこんな思いをするのかと思うと、かなり寂しいな・・・・

自分から「いつ旅立ってもいい」とか言ったのにね・・・


これを練習だと思おう

笑顔で2人を見送り、今度は自分が出発の準備をする

そこまで時間はかからないだろうとは思っているけど

道路を作るのは初めてなので、どれぐらいかかるのか未知数だ


留守をしてもいいようにしっかりと準備をして

明日旅立つよーって時に、執事のリーヴァさんから報告がきた


リーヴァ「次の拠点の話が進んでいますので、報告です」

「へ?次の拠点?」

リーヴァ「はい、第三拠点の右隣ですね、そこに同じような拠点を建設中です」

「は?」

リーヴァ「第三拠点もほぼ満室ですから、今度は2人部屋をいくつか作りましょうか。カップルも何組か出来ているようですし、そのうち家族もできそうですね」


「ええ?え?」

リーヴァ「おや、ご存じない?」

「は、はい。カップルってラジャとトビの事ですよね」

リーヴァ「はい、他にも熊獣人カップルのクラフトとテレサ。狐獣人のラドくんと猫獣人のライラもカップルですよ」



「ほぇぇぇぇぇー」

知らなんだ!変な声がでちゃった!


リーヴァ「ふふふっ、最近拠点を留守にする事が多かったですもんね、これだけの人数がいれば自然な事とは思いますよ」

「そっか・・・そうだよね・・・なんか・・・いいね」

リーヴァ「ええ、とても喜ばしい事だと思いますよ。なので、複数人で住める部屋も確保に動いた方が良いと思い進めていました。これから奴隷もまだまだ増えるでしょうし」


「さすが、執事さん。考えてはいたんですが、仕事が早い!」

拍手をして褒めたたえる


リーヴァ「ふっふっふ、それほどでもありませんよ。これでも公爵家にお仕えする執事ですから」

謙遜する言葉を言ってはいるけど、顔は嬉しそうだ

褒められる事が少ないんだろうか?こんなに優秀なのに


「優秀な執事さんにそのままお任せしてもいいですか?他の拠点と同じような設備は欲しいです」

リーヴァ「ええ、この優秀な執事にお任せ下さい。設計図が完成したらお見せしますね」


「ありがとうございます。よろしくお願いします」


ああ、執事さんにはこのままここで働いて欲しいくらいだ

拠点にいなくても、自分で判断して動いてくれるのって最高だ

しかもちゃんと私の意思を尊重してくれる、天才


今度何かお礼を・・・と思ったけど

やっぱり梅酒だろう


樽で送ろう

日頃の感謝を込めて・・・

ありがとござした!

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