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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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王都の劇場公演

商業ギルドでの話し合いが終わった後に、マッキンリーさんから

「どんな事業なのかもう少し詳しく聞きたい」と言われ、簡単に説明


屋台を出している事や

人気が広がりつつある、夜のお店バーレスク


獣人を中心とした、ダンスや歌のショーなどの話をした


マッキンリー「では、大きな劇場での公演が成功すれば、いづれは王都の劇場でも公演を行うのか?」

「はい、いつかはこちらでも公演したいとは思っています。国中に獣人亜人の素晴らしさをわかってもらう為に」


マッキンリー「王都の劇場はもう見たかね?」

「いえ、まだです。外観は見ましたけど・・・かなり大きいですね」


マッキンリー「それならば下見をした方がいいだろう・・・ルラさんのお店の規模はわからないが、王都劇場を客で埋めるのはなかなか難しいものがある」


「客席数はどれぐらいですか?」

マッキンリー「500人規模だ、王侯貴族の席もあるが、一般席だけで400席はある」

「500人・・・それは想像していたよりも大きいです」

マッキンリー「どうだろうか?私がいればいつでも見に行ける、一緒に下見に行かないか?」

「え!いいんですか?是非お願いしたいです」


セリーネ「今は歌姫の公演中でしたっけ?」

マッキンリー「ああ、王都一と言われている。是非見て欲しい」

「お願いします!」


いつかは王都公演もする、なんて考えていたけど

こんなに早く見れるとは・・・


夕方から公演が始まるらしいので、それまでは時間を潰す事にした

セリーネさんはお仕事を休んで来てくれたらしいので、一緒に公演も見に行く事にした


セリーネ「王都の歌姫ポチェータさんは若くして、王立楽団に入り活躍していらっしゃる方で、王都に住む貴族は全員見た事があると思いますよ」

「へぇ、そんなに人気なんですね」

セリーネ「ええ、観劇は人を選びますが、歌を嫌いな人は少ないでしょう。歌姫の公演はいつも満席で、私も数回見た事がある程度です」


「見に行ったんですね、どうでした?」

セリーネ「ええ、それはもう素晴らしかったですよ。中ほどの席で見ていましたが、しっかりと響きが伝わって来ましたね・・・どうすればあんなに素敵な歌声になるのでしょうか・・・。ところで、ルラさんのお店では歌とダンス?でしたっけ?どういったものなんでしょうか?」


「うーん、そのままなんですけど・・・歌いながら踊る・・・って感じです。もちろん立って歌う時もありますけど」

セリーネ「歌いながら踊る?それはとても疲れそうですね・・・・」

「ふふっ、是非見て欲しいですね。その時は私もステージに立つんで」

セリーネ「ええ!ルラさんも踊るのですか?!」

「はい、歌って、踊って、結構激しく動きますよ」


セリーネ「はあーー、それは想像していませんでした・・・てっきり獣人の方たちだけなのかと・・・」

「最初はほぼそうだったんですけどね、人が集まって来て、今は色んな人種がステージに立っています。もちろん人族も・・・あ、冒険者の人にも踊ってもらっているんですよ」

セリーネ「ええ!!冒険者が!?ダンスを!?」


「はい、そんなに驚く事なんですか?」

あんまり驚いているから、こっちがビックリだ


セリーネ「驚きますよ、それは・・・ダンスとは社交ダンスのようなものじゃないんですか?」

「ああ!そっちをイメージしてたんですね・・・全然違います。2人一組じゃないです」

セリーネ「そこも違うのですか・・・もう想像できないです」


「あははっ、楽しみにしていて下さい。きっと王都で公演してみせますから」

セリーネ「ああーーー、そう言われるともっと見たくなりますー」

「あはははは」


セリーネさんは結構ミーハーな所があるらしい

これはうちの公演を見たら嵌まるんじゃないかな?

サイリウムも全種類集めそう・・・


お茶を飲みながらそんな話をしていると、マッキンリーさんが迎えに来た


マッキンリー「お待たせしました。そろそろ行こうか」

「はい、お願いします」


みんなで馬車に乗り込んで、劇場まで移動する


「あ、そうだ・・・・マッキンリーさん・・・私従魔が居てですね・・・」

劇場に入れるのだろうか?


マッキンリー「ああ、その抱っこ紐の中にいるんだろう?個室だから問題ない」

「そうなんですよ、大体寝てるんですけど、お腹が空いたら起きてくると思います」

マッキンリー「ああ、軽食も頼めば運んできてくれる」

「あ、それは自前で大丈夫ですよ。お気遣いありがとうございます」


マッキンリー「いや、それよりも、赤子よりも大きく見えるが何の魔物なんだ?」

「この子は白虎の亜種ですね、あと2匹フードの中で寝ています」


セリーネ「ええ!まだ居たんですか。知らなかった・・・」

「はい、全部で3匹います」


マッキンリー「白虎の亜種?白虎とは聖獣なのでは・・・」

「そうですよ、聖獣です。たまたま仲良くなったんですよね。この子はまだ子供です」

マッキンリー「たまたま・・・」

ペディス「ルラさんは斜め上を行きますね・・・」

セリーネ「ええ・・・知ったような気になっていました・・・」


「んー、従魔が居る以外は意外と普通ですよ?」


「「「それは違う」」」「と思います」



「ええ・・・そんな声を揃えなくても・・・」

そんな人外レッテルを張らないで欲しいなー

自分的には普通なんだけどなー


劇場に到着して、馬車を降りると大きな劇場の入り口が見える

明らかに他の建物とは違う、装飾の数々

貴族の屋敷でもここまで装飾は多くないだろう、まさしく劇場って感じだ


「ようこそいらっしゃいました。マッキンリー様。個室の方へご案内致します」

マッキンリー「ああ、頼む」


スーツを着た男性が案内してくれて、劇場の中に入っていく

飾り彫りのある重そうな扉を開き、中に入ると大きなエントランスがある

そこから階段が左右に分かれている


その階段を上っていくと、等間隔に扉がある

どうやら2階席のようだ


扉の前で止まり、スーツの男性が扉を開けてくれる

マッキンリーさんを先頭に中に入って行く


中はボックス席になっていて、完全に個室

若干ステージ側にせり出しているので、半バルコニーって感じだ

凄く良い、これはパチュリーの劇場にも欲しい席だ

特別感もあるし、ステージ全体が見える

若干遠いのが難点って感じだけど、500人が入る劇場なら

これくらいは仕方ないだろう


1000人規模とかならもっと遠いしね・・・


マッキンリー「なかなかいい席だろう?」

「はい、とっても素敵ですね」

セリーネ「こんな席で見れるなんて感激ですー」


マッキンリー「ははっ、気に入ってもらえて嬉しいよ。ほら、飲み物も好きな物を頼んでいい」

「ありがとうございます」

メニューが書かれた木の板には文字が書かれている

木の板も装飾が施されて高級感がある、これもいいな、参考にさせてもらおう


でも、メニュー事態はそこまで特徴のあるものはない

貴族向けのフレッシュジュースや、高級なお酒があるぐらいで

特に特別なものがあるわけでは無さそうだ


これはうちのお店のほうが良いだろう

まあ、ここは劇場なので食べ物と飲み物は特別である必要はないんだけどね

ちょっと対抗意識もあるのだ


柑橘のフレッシュジュースを頼み

席に座り待つ

しばらくすると、さっきのスーツの男性が持ってきてくれた

ひと口飲んでみると、絞りたてジュースって感じで美味しい

ちょっと酸味が強めだけど


雑談しつつ開演を待っていたんだけど、待てど暮らせど始まらない


「・・・・待ち時間が長いんですね・・・」

マッキンリー「貴族が多く来るからな・・・馬車から降りて着席するまでに相当時間がかかる」

「ああー、なるほど・・・それって先に降ろして、馬車を後で片付ければいいのでは?」


マッキンリー「・・・貴族ってのはメンツが大事だからな、会場の正面に来るまで降りない」

「・・・・絶対に降りて歩いたほうが早くても?」

マッキンリー「そうだな・・・・歩かないのが貴族だ」

「なんだそれ・・・」

本音がぽろっと出てしまった


マッキンリー「貴族ってのは融通が利かないからな、まあ仕方ない」

「それって、もうこの時間に開演しますって決めてしまえば、遅れて来た人が悪いってなりません?」

マッキンリー「まあ、それも可能だが・・・怒るだろうなー」

「ええーー、我儘な・・・。人を待たせるならもっと早くに来て着席するぐらい根性を見せて欲しいですけどねー」

マッキンリー「もしかして、自分の公演の時はそうするつもりか?」


「あ、はい。もちろん時間通りに開演します。後から入って来る人なんてどうせ貴族でしょ?ボックス席なら途中で入ってきてもそれほど気にならないでしょうし・・・最初から見たかったら早く来るべきですよ」


マッキンリー「ま、まあそうなんだがな・・・」

「私は時間通り開演したいです。来れないなら見てもらわなくていいですね」

マッキンリー「しかし、貴族の為のボックス席は高いぞ?売り上げに関わる」

「それなら貴族はもう禁止で。一般客だけ入れて、元を取りますね。その方が楽」


マッキンリー「な、なるほど・・・」

なかなか開演しないので、ちょっと気が立ってきた

のそのそと起きてきたアンディーにご飯をあげて、気を紛らわす


マッキンリー「黒い・・・白虎?」

「亜種ですね、お母さんはほぼ真っ白でしたよ」

模様以外は真っ白の体毛だった


セリーネ「か、可愛いですねー。大きな猫のようです」

ペディス「だ、抱っこできませんか?」

「うーん、どうでしょう?ご飯を食べ終わった後に聞いてみましょうか」


ペディス「お、お願いします!」


セリーネ「こちらもふわふわで・・・」

アスターを見て感激している、わかるよーふわふわは正義だ


マッキンリー「これが噂のドラゴン・・・綺麗なものだな」

マッキンリーさんはアルジャンにくぎ付けだ、男の人ってドラゴン好きだよね


ペディス「ふわふわ、さらさらで・・・・」


お腹いっぱいのアンディーは、毛づくろいをしたあと床に伸びている

「撫でてもいい?」って聞いてみたけど

「みゃう」いいよ

って言って寝てしまった

完全に脱力したアンディーをそっと撫でているのはペディスさん

さらさらふわふわな手触りに感動しているようだ


好きに撫でられているアンディーを見ていると、完全に野生を忘れてしまったようだ

走りまわる時は凄いんだけどな・・・


そんなのんびりとした時間を過ごしていると、プァーーーーンと大きな音が鳴った


マッキンリー「おお、始まるぞ」

「やっと・・・」


かなり待った・・・2時間は待ったんじゃないかな?

やっと公演がはじまるみたいだ・・・・ 

ありがとござした!

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