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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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商業ギルドでの話し合い、第二回

パチュリーの拠点で、雑用を済ませた後は

先に連れ出していた、トビさんが助けた子供と、一緒の屋敷にいた人たちを

アシタストの拠点へと運んだ


ダタンヤリム「伯爵から連絡が来ているぞ」

「え?もう?早いですね」

ダタンヤリム「そうだな、内容は・・・進捗だな」

「ふーん」


受け取った手紙を読んでみる

内容は王都で私が話していた事を伝えた結果、良い感触だった事と

これから3国間での話し合いで、進めていく事が決まった事

3国間会議は約1月後に王都で行う事などが書かれていた



「1か月後かぁ」

想像するだけで疲れる

アシタストの王都は行った事がないので、そこだけが楽しみかな


ダタンヤリム「見本の道路を作りにいくんだろう?」

「はい、王都から・・・真っ直ぐかな?アシタスト国を横に横断するようにメインの道路を作る予定で、そこに合流するための道・・・って感じかな?」


王都とどこかの町を繋ぐのかな?って想像していたけど

どうやら国道を通して、そこに王都への道を繋げる形にするらしい

確かに、町から町へと道を作るよりは

メインの道路を通してしまえば、どこの町でもアクセスしやすいだろう


横長の国だからこそ、これが一番良いってなったんだろうな


王都への道を作りに行くのは、もう少し落ち着いてから向かうと返事を書いて

森の拠点へと戻った


道を作りに行くのは、森の拠点の人たちを全員運び終わってからだね、うん


夜になってから、5人ずつアシタストの拠点に運び

数日かけてやっと全員を運び終わった


ガロルド「じゃあ、ここは潰すか」

「あ、それなんだけど、ちょっと残しておこうかなって」

ガロルド「ん?まだ使うのか?」

「うん、もしかしたら王都以外でも、緊急で逃がしたい人とかいるかなって」

ガロルド「確かにな・・・それもあるかもしれないな」


という事で、森の拠点はそのまま残しておくことにして

ガロルドとラジャはパチュリーへ戻り

私は王都へ向かう


冒険者ギルドへ行くと、セリーネさんから連絡が来ていたので

返事を書いて、送ってもらう


空き時間に買い物をして、王都の外で野営する事にした


「さ、何を作ろっかなー」

ガロルドも居ないし、料理しなくてもいいんだけど

最近忙しいし、料理でもして息抜きをしたいのだ


なので、それほど手が込んでいなくて、なおかつ美味しい

そんな物が作りたい


牛肉の薄切りを炒めて

軽く火が通ったら、みりん、醤油、砂糖で味付けて少し炒めて

一度取り出す、お肉が硬くなるからね


同じフライパンにカツオ出汁を入れて、茹でたうどんを入れる

軽く煮詰めて、どんぶりに盛る

上に取り出しておいたお肉を乗せて、小ねぎをパラパラと散らしたら完成!


「あー、これ絶対美味しい」

出汁の良い匂いもするし、お肉は甘辛い香り


3匹にも同じものを用意して

「いただきまーす!」

お箸で軽く混ぜてから、ずるずると食べた



「うーーーまい!」

最高です

これはガロルドも絶対好きなやつだ

今度作ってあげよう


あんまり美味しいから半分ほど一気に食べてしまった


「あぶない・・・これからが楽しいのに」

卵を取り出して、卵黄だけをポンと上に乗っける


「これも美味しいんだよー」

ぷつっと黄身を潰して、とろっと出て来る卵黄にうどんを絡めて食べる


「んんーーーーーまい!」

最高!天才!


やっぱりこれだよねー、卵って本当に美味しい

感激しながら食べていると、すぐに無くなってしまった


3匹もお皿を舐めている

どうやら気に入ってもらえたみたいだ


「はぁー、美味しかった・・・」

しばらく、椅子にもたれてゆっくりとしてから片付けをして


お風呂に入る

「はぁ、お風呂も久しぶり・・・」

王都が近いし、一人なので服を着たままだけど

それでも久しぶりのお風呂は最高だった


ほかほかのまま、布団に入り

ゆっくりと寝た


夜にゆっくりと寝れるのも久しぶりな気がする・・・


起きたら、もうすでに日は高い位置にあった


「ね、寝すぎた・・・」


ガロルドも居ないので、起こしてくれるのは3匹しかいない

アンディーに飛び乗られて目が覚めた・・・・


「みゃう!」

お腹空いた!って


「ごめんー、寝すぎたーーー」

作り置きをすぐに出して、3匹に食べてもらう

混ぜご飯のおにぎりだ


「んーーー、めっちゃ寝た!」

寝すぎたくらい寝た

伸びをしてゆっくりと体を伸ばす


顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはんにしては遅いけど

ご飯を食べた後に王都へ移動した


冒険者ギルドへ行くと、「お昼過ぎに商業ギルドへ来て下さい」と手紙が来ていた

危ない・・・遅刻する所だった・・・


急いで商業ギルドへ向かうと、すでにセリーネさんが来ていた


「すみません。遅れまして」

セリーネ「いえいえ、それほど待っていませんよ」


2人で案内された部屋へ向かうと、前回と同じメンバーが揃った


「お久しぶりです。お待たせしてすみません」

マッキンリー「いえ、お忙しいでしょうから、構いませんよ」


軽い挨拶を済ませて、ソファに座る


セリーネ「国の上層部とも話合いが終わりまして、今はアシタストとカンリオとのやり取りをしている最中です。国としては是非頼みたい、と、そして報酬も用意すると言っていました。1月以内にアシタストで合同会議を行い、双方の意見を纏めると言っていました」


マッキンリー「商業ギルドとしては、国に通す道を最低限作るとして、より効率的に国中に搬送できる道を・・・と考えた結果こうなりました」


机の上に広げた地図には、赤い線が引かれていた

それが道路を作る予定の道だという事だ


アシタストとニクン国の関所から、王都へ向かい真っ直ぐ道が伸び

王都からは2方向へ道が伸びている、Y字の形だ


ペディス「王都までの道は最低限の1本でいいとして、国の東方向は距離もありますし、どうしても2本の道を作りたいと思うのですが・・・・いかがでしょうか?」


「うーーん、なるほど・・・じゃあ、とりあえず先に王都までの道を作るとして・・・次に重要なのはどっちですか?」


ペディス「重要度からいえば南がわのこちらの道ですね。教皇国からの輸入が無ければ、かなり資源の少ない土地ですから」

「わかりました。じゃあそちらを優先度高めに作って、もう一本はおいおいという事で・・・。優先すべきは他国の物資をこちらの王都に運んで来る事だと思いますので」


ペディス「そうですね、確かに。優先度順に作っていくのが良いですね・・・・完成した道から使って行けばいいでしょうし」

「はい、それで行きたいですね。アシタストの方も、横向きに国を横断する形で1本の道を作る予定みたいです。メインの道を大きく通して、あとはおいおいって形ですね」


マッキンリー「確かにそれが一番効率が良いし、他の町への分配は王都から行えば良いな」

「そういう事ですね、私が思っているのはアシタストからここまでの道を最優先に作って、次はアシタストを横断する道、そこからカンリオ国のメインになる道ですね・・・その次からは何が一番必要かを聞きながら通していきたいですね。私がパチュリーを今の活動拠点にしているので、どうしても近場を先に作る事になるとは思いますけども」


ペディス「そうですね、ルラさんが作るのですし、そこは各国理解してくれるとは思います」

マッキンリー「無料で作ってもらうのにそこまで我儘は言って来ないとは思うが・・・・ルラさんに協力できる事があればこちらは惜しまないので、なんでも言って欲しい」


「あ、じゃあ、一つだけいいですか?」

マッキンリー「何だろうか?」

「実はパチュリーで大きな劇場を建設中で、お店とかもやっているんですけど、それは獣人奴隷を雇ってやっているんです」


マッキンリー「ああ、噂は聞いている。なんでも奴隷を買い占め歩いているとか?」

「アハハ、知っていましたか」

マッキンリー「これでもギルドマスターをしているからな、王都での情報は集めている」

「それなら話は早いですね。王都の奴隷は買い占めたんですけど、他の町まで行く時間が無くて・・・出来るだけ王都かパチュリーに集めて欲しいんです。犯罪奴隷以外がいいんですけど、生活苦で犯罪をしてしまったとか・・・何か理由があるのなら犯罪奴隷でも買います。私利私欲で犯罪奴隷になった人は買わないです」


マッキンリー「それは可能だが、買い占めている理由を聞いてもいいか?」

「はい、獣人差別を嫌うからです。みんな同じ、良い環境で働いて、奴隷を抜け出す、それの助けがしたくて・・・・この国には奴隷を守る法律がないでしょう?最低賃金も奴隷に対する暴力も取り締まる事は出来ない。それっておかしいと思うんですよね。今までも、ボロボロだったり、食事も最低限で、とてもいい環境とは言えません。奴隷で賃金が安くなるとはいえ限度というものがあると思うんです。死ぬまで働いても奴隷から抜け出せないのはおかしいと思っています」



マッキンリー「確かにな・・・それはわかる・・・・私も同意見だ。しかし、すべての奴隷を買って助けるというのか?」

「まあ、必要なら?やりたい事はこの国の法律を変える事です」


セリーネ「法律を変える・・・・」

ペディス「差別が無くならないなら、法律を変える・・・と?」

「はい、それが獣人や亜人には出来ると思っています。人族にはない素敵な所もあるんです」


マッキンリー「面白い・・・・」

真剣な表情で聞いていたマッキンリーさんが薄っすらと笑った


マッキンリー「全力で協力しよう。なんでも言ってくれ」

「本当ですか!助かります!」

マッキンリー「必要なら資金援助もしよう。この国を変える為に」


「あ、資金に関してはもうご心配はいりません。自分達で稼げるようになりましたので、十分すぎる資金が手元にあります」


マッキンリー「なに!?もうそこまでの売り上げが?」

「はい、かなり盛況で・・・・パチュリー公爵の援助もあり大型の劇場も建設中で、従業員も70人を超えました」


ペディス「凄い・・・・商人向きでは?」

マッキンリー「スカウトしたい・・・」


「ははっ、私は冒険者なので、商人ではないですよ」


マッキンリー「残念だ・・・・」

ペディス「素晴らしいですね・・・一緒に働いてみたいです・・・」

「ふふっ、従業員はいつでも募集していますから」


ペディス「・・・・・・」

マッキンリーさんの顔をじっと見るペディスさん

何かを訴えかけているようだ


マッキンリー「駄目だぞ・・・・彼女は冒険者だしな・・・抜け駆けは駄目だ」

ペディス「・・・・ですよね・・・」

とても残念そうな顔をしている


こちらで働いてくれるのは嬉しいけど

商業ギルドから副ギルドマスターを引き抜きはできない・・・


ちょっと話はズレたけど

王都の商業ギルドの協力も得て

新しく獣人亜人奴隷が入った時は優先的に買わせてもらえる事が決まった


これで色々な町に買いに行くのはしなくていいだろう

それだけでもありがたい!


とても有意義な話し合いができて、大変満足です!

ありがとござした!

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