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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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トレール伯爵に説明しよう!

商業ギルドで話をまとめた後に、久しぶりに買い物をしてから

森の拠点へと戻ってきた



「ただいまー」

ガロルド「おかえり、遅かったな」

「うん、ちょっと盛り上がっちゃってね。お土産にご飯たくさん買って来たよー」

昨日ガロルドが買って来てくれた屋台メシで

特に美味しいと思ったニョッキを大量買いしてきた


もちもちとした食感と、キツめのブラぺ

ニンニクがガツンと効いていて、もっと食べたくなるような味なのだ


お世話になった肉串屋台のおじさんも居たので、そこでも大量に買って来た


お肉が焼けるまでの間で話も聞いたんだけど

噂を流せばどこまでも広がっていくのが面白くて、今でもお店で飲みながら話をしているそうだ

ちょっと変な快感を教えてしまったかもしれない・・・


まあ、本人が楽しいのならいいかな


今ではある事無い事が噂で流れていて


「人間って怖いな、はははっ」って笑っていた


広がっている噂の中でも「司祭が子供獣人好きの変態だった」というのは笑った

丸い我儘ボディのせいか、変態だっていう噂まで出て来てしまったらしい

こういうのって本当に、どこからそんな噂が?って思うほどのヤツが出て来る時があるよね


どこでどうなってそんな話になるのかわからないが

流れてくる噂を本気にするのは止めたほうがいいなって思った

聞いて楽しむくらいが丁度良いかもしれない


屋台メシを食べながら今日あった事の話をすると

ガロルド「通りで帰りが遅いはずだな」

「うん、ちょっと魔法を見せたりしていたら遅くなっちゃって。ごめんね」

ガロルド「いや、こちらは何も問題は無かったぞ。3匹もいつも通り狩りを楽しんでいたからな、また冒険者ギルドで解体すれば肉が手に入るぞ」

「やったー。3人ともありがとねー」


今はご飯を食べるのに夢中なので返事はないけど

後でもう一回褒めておこう


ガロルド「で?見本でどんなものを作ったんだ?」

「なんか大きなお屋敷の石畳を作ってきたよ。平地だし簡単だったから一瞬で完成したんだけど、かなり驚いてたね、みんな。最近建物とかいっぱい作ってたから石の加工も慣れて来たのか思ったより簡単だった。これなら滑らかな道を作るのも簡単そう」


ガロルド「・・・みんな、さぞ驚いただろうな」

「うん、放心してたから、馬車に押し込んでギルドまで帰った」


ガロルド「道を作るのには賛成だが、店はどうするんだ?」

「今回でかなり増員できたし、これからは私が居なくても営業出来るようにしていきたいんだよね。ちょこちょこ戻ろうとは思っているけども。歌える人を増やしたいよねー、それに冒険者組も参加できるようになれば、かなり迫力のあるステージになりそうだよね」


ガロルド「冒険者が踊るのは確かに迫力があるな。ドーラなんか存在感抜群だ」

「だよねー、あの服も似合ってるし」

ガロルド「俺はあの服を着る勇気はない・・・・」


「あはははっ、ガロにも着て欲しかったのにー」

ガロルド「・・・・ルラがどーーーーーしてもって言うなら着る」

「え、本当?お願いしよっかな!」



ガロルド「やっぱり駄目だ・・・・無しで」

「ええーーーー、残念」


ガロルドの裸ベストが見れるかもしれないって思ったのになー


ガロルドには状況説明が出来たので、ご飯を食べた後に仮眠をして

深夜になってから行動を開始する


王都へ侵入して、今日は2人の獣人奴隷を連れ帰ってきた

詳しい説明をする時間も惜しいので、あとはガロルドにお任せして

森の拠点に残っていた、子供獣人4人をアシタストの拠点まで連れていいく

もう寝ていたので、ガロルドに手伝ってもらい箱に寝かせてゆっくりと運ぶ


拠点に到着したら、一人ずつ寝室へ運び

途中で起きて来たダタンヤリムさん達にも付き合ってもらう


ダタンヤリム「子供はこれで終わりだな?」

「はい、王都の子供はこれで終わりです」

ノースリム「先に来た子達も元気にしているから、一緒に遊べていいわね」

「そうですか、元気で良かったー。あ、ちょっとお話があるんですよ」


ダタンヤリム「なんだ?わざわざ話があるなんて珍しい」

「実はですねー。王城魔導士の方と知り合えまして、色々とお話をした結果、ニクン国からアシタスト国、そしてカンリオ国まで道を作る事になりまして・・・・まだこっちの国は許可はもらえていないんですけど、伯爵様に国と繋いでもらおうかと思いまして・・・」


ダタンヤリム「どーーーーーしてそうなった!」

ノースリム「あははははっ、ほーんと面白いわねルラちゃんって」

2人ともリアクションは違うけど、反対ってわけでは無さそうだ


「いやー、話の流れでそうなりまして。えへへっ」


ダタンヤリム「普通はそうならん」

ノースリム「ルラちゃんだからねー」


呆れた顔をされつつも、かくかくしかじかと説明をした

最終的にどうしたいのかも話す


ダタンヤリム「なるほどな、確かにニクン国に教皇国との国交を絶ってもらえれば一番良いだろう」

ノースリム「とっても良い考えね。でもルラちゃんが凄く忙しくなっちゃうんじゃない?」


「あ、そこは空き時間に進めていくつもりなんですけど、お店の方も私が立たなくても営業できる所まで持って行きたくて、王都で人員をかなり確保できたので今なら可能かなって」

ダタンヤリム「ほー、確かにそこを離れられればもっと自由に動けるな」

「はい、一番の問題は歌手ですかね・・・歌の上手い人がもう一人は欲しくて・・・」


ノースリム「歌ねえ・・・それはもう探すしかないわねー」

「そうなんですよね、今回買った奴隷の人たちの中に良い人が居ればいいんですけどね」


ダタンヤリム「歌と言えば、ヤギ獣人や羊獣人は上手いイメージがあるぞ。伸びのある良い声の者が多い」

「本当ですか!それは良い事を聞いた・・・・マニくんは・・・・歌ってはくれなさそうだけど」

今回新しく入った人達の中にもヤギ獣人か羊獣人が居た気がする

帰ったら確認しないとだ


ノースリム「いい人が見つかるといいわね。こっちでも良い人がいたら話をしておくわ」

「ありがとうございます。助かります」


説明が終わったら仮眠をとり、翌朝から伯爵家へ行った


門に立つ騎士さんに挨拶をすると、顔パスで通してくれた

もうVIP待遇らしい


メイドさんに案内されて執務室に入ると、トレール伯爵が机で書類と睨めっこしていた


「お久しぶりです。急な訪問で申し訳ありません」

トレール「久しいな。元気だったか?事業の方はどうだ?」


「はい、お陰様でかなり盛況で。あちらの国の公爵様とも伝手が出来ました。そのお陰でパチュリーで大きな劇場を建設できる事になりました。あと数か月で完成するかと・・・」


トレール「・・・・想像以上だな・・・公爵まで引き込むとはさすがだな」

「たまたまお店に興味を持って頂けて、そこからご縁が繋がりました」

トレール「噂の店だな・・・いつか見てみたいものだ。で?本題はなんだろうか?」

「あ、はい。実はですね・・・・・」



かくかくしかじか、ここまでのいきさつを簡単に説明

王都で『天罰』を落とした事は端折る、そこは詳しく説明いらないだろうという判断だ

運よく王城魔導士の方と知り合いになれて、国の今後を話合った結果こうなった・・・・

そんな感じに説明した



トレール「・・・・・全部聞いても謎だらけだ・・・なんでそうなる」

「まあ、間には色々とあったんですが、そこは今回重要ではないので」

トレール「わかった・・・今度時間がある時にでも話を聞かせてくれ」

「はい、わかりました」


トレール「それで、道路だったか・・・それが出来れば今以上の交易が出来るし、カンリオ国まで行き来しやすくなる。それが無料で作ってもらえるという話なら国も断わったりはしないだろう」

「そうですよね、問題はその後なんですけども」


トレール「ああ、国交を増やすのは問題ないが、教皇国がニクン国を攻めてきた場合に加勢する事が求められるな」


「はい、まあ、同盟を結んだ、『共闘する事を約束した』程度でも牽制にはなるだろうし。ついでにカンリオ国も一緒に同盟を結べればかなりの圧力にもなるかと思いますので、そこは3国間で話し合って欲しいのですが」


トレール「ふぅ・・・なるほどな・・・これは国益に繋がる。喜んで橋渡しをしよう」


「ありがとうございます!」

もう少し渋られるかもしれないと思っていたけど、すんなりといった


トレール「しかし!」

「しかし?」

何か問題があっただろうか?問題を見落としていたかな?


トレール「3国が協議するとなると、代表者が集まる必要がある」

「はい、確かに」

トレール「そこに発案者が居ないと話にならない」

「はい?」

トレール「その発案者はルラだな?」


「・・・・・・はい」

そうなるか・・・そうなるのか・・・


トレール「3国がこの国に集まり、会議を行う時には同席してもらうぞ?」

「・・・・・・う」

トレール「諦めろ、これは必須だ。顔を見せない者の言葉など誰も信じてくれないぞ」

「・・・・う、はい・・・・」


ノリとテンションだけで進めて来たけど、自分がその会議に参加するのは考えていなかった

国の会議なんて!会議なんて!

最悪だ!!


トレール「王都で会議をする事になるからな、正装が必要だ。それは私が用意しよう。色々と決まりがあるからな、こちらが用意した方が安全だ」

「ありがとうございます・・・・」

トレール「あとは、見本が必要だ」

「はい、道の見本をどこかに作るんですね」


トレール「そうだ、王都にみんな集まって来るからな、王都から主要都市までを繋いでもらう事になるだろう、そこが決まればまた連絡をするでいいか?」

「はい、カンリオ国にはベルアート様に手紙を送る予定ですが、それでいいでしょうか?」


トレール「ベルアート様?聞いた事がない名前だが、貴族か?」

「いえ、カンリンダンジョンのある町のギルドマスターです。とても美しい方ですよ」

トレール「ダンジョンのある町のギルドマスターか、それなら使者として申し分ないな、良いと思う」


「わかりました。ではこの後すぐに手紙を送って来ます。後は・・・・何かありますか?」

トレール「いや、後は返事を待ってもらえれば良い。魔法で道を作るという事だが、何か必要なものはあるのか?」


「いえ?何も・・・私の体一つで足りますので。あえて言うなら道を作るルートは国と商業ギルドが話し合って決めておいてもらえると助かります。出来るだけ坂が出来ない道選びが重要だと思うので、多少の遠回りになったとしてもスピードが落ちないコース取りが大事かと・・・少しの高低差なら魔法で整地してもいいですけど、全部それになると時間がかかり過ぎるので・・・」


トレール「なるほどな・・・わかった。道のコース取りと、高低差・・・多少は整地可能・・・と」

しっかりとメモを取っている伯爵


「はい、後は作ってみないとわからない事が多いですね。地質によっては作りにくいとかもあるかも知れませんし。そこは臨機応変に対応したいです」


トレール「了解した。あとは任せてくれ、進展があれば連絡をしよう」


「ありがとうございます。今回もお手数をおかけして申し訳ないです」

トレール「いや、今回の事は国益につながるし、国を横断する道が出来るなんて夢のような話だ」

「期待に応えられるように、精一杯頑張ります」


トレール「・・・・ほどほどにな」

「あ、はい」


話たい事は話せたので、手土産に梅酒を渡してからお暇した


これで後は、返事を待つだけだ!

ありがとござした!

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