表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

463/623

戻って来ました レーベルの町

マーダルの町でスパイダーシルクを完成させて

ワイバーンの解体を待って、出発に向けて準備を始めた


ワイバーンの骨を全て受け取って、町での買い物を終わらせて

ギルドマスターにも挨拶を済ませて、『魔寄せ』も受け取った


ついでにカンリンへ連絡をお願いした

今からグライダーを作る為に、レーベルの町へ寄ってから戻る

連絡があればレーベルの町の冒険者ギルドまでお願いしますって


パドロントさんはミノンちゃんと先にカンリンに戻る

やっと本来の目的の『山葵輸送』をするためだ


パドロント「じゃあ、またお会いしましょう」

ノースリム「ええ、元気でねミノンちゃん」

「ホゥ」

ノースリムさんはミノンちゃんとの別れを惜しんでいる

パドロントさんとはお別れしないの?


「お気を付けて」

ガロルド「またな」

ダタンヤリム「無事に届けるんだぞ」


パドロント「はい、お任せをー」

「ホゥ」


何の戸惑いも無く、ミノンちゃんの羽毛の中に入っていく

そして夜の空に飛んでいった


「これで山葵もエルフの里に届きますねー」

ノースリム「ええ、楽しみだわー」

ダタンヤリム「ああ」



レーベルの町までミノンちゃんに一人送ってもらおうとしてたんだけど

グライダーで空を飛ぶ練習をしていたら、アルジャンも一緒に飛んで遊び出して

楽しそうだなーって眺めていたら


「何か大きくなったね?」

ガロルド「そうか?」

「うん、だってあの高さであんなに大きい・・・」

ガロルド「あれ?確かに大きくなったか?」


その時にアルジャンの成長に気づいた

戻って来た時に大きさを確認したら、私が首にぶら下がれるくらいには大きくなっていた

どうやら、今の大きさが最大らしく

これなら3人でも乗れるだろうと、やってみたら乗れた


どうやらアルジャンも自分が大きくなっている事に気づいておらず

いつもの2人が乗れる大きさになっていたらしい

遊びで飛ぼうとして、やってみたら大きくなっていた・・・・って話だ


まあ、大きくなっていた事にアルジャンも喜んでいたから良いとしよう

可愛いし


そして、翌日に旅立つ事にした


「疲れたら、言って下さいね」

ダタンヤリム「わかった」

ノースリム「気を付けて下さいね」

ダタンヤリム「大丈夫だ」


レーベルの町までは、そこまで遠くないので

グライダーはダタンヤリムさんが乗る事になった

本人たっての希望だ


グライダーを作った所で、長距離の移動ができないのなら話にならないって事らしい


まあ、それは建前で

実際は飛ぶのが楽しいからだと思う


グライダーを練習し始めてから、毎日何時間も飛んでいた

自由自在に飛べるのが楽しいのはわかるので、貸していたけど


ノースリム「あの人ばかりズルいわー」

って言っていたぐらい乗り回していたので、2人で仲良く使って欲しかったけどね



大きくなったアルジャンに、私、ガロルド、ノースリムさんが乗って飛び立つ

3人乗っても安定して空を飛ぶアルジャン


「凄いねえ!アルジャン!」

「きゅぃぃー」

大きくなっても可愛いままの鳴き声にくすっと笑ってしまう

ドラゴンって大きくなると、「グォー」みたいな鳴き声になると思ってたけど

違うみたいだ


まあ、まだ子供なんだけどね2才だし


途中で休憩を挟んで、日が沈む前には町に到着した


「わあ、懐かしい」

何も変わってない

ここに住んでいたのが、随分前のように感じる


町から少し離れた所へ降りて、門まで歩いていく


ガロルド「ここがルラが育った町か」

「うん、特に何も無かったんだけど・・・牛がいるね・・・・」

ダタンヤリム「ここには居なかったのか?」

「はい、変わってないと思ってましたけど、牛の放牧はしてなかったですね」

町の外には囲いこそあるけど、かなり広く牛が自由に歩いている


もしかして、ポルモットさんが動いてくれたのかな?


そう思うと、嬉しくなった

ちゃんと手紙が届いていて、読んでくれていたのだ


門まで来ると見知った顔がいた


「あ!門番さん!」


門番「ん?・・・・その髪の色は・・・・アルノーラちゃんか?」

「あ・・・・・今はルラです」

門番「そうだった!悪かった!ルラちゃん!大きくなったな!!」

「そうですか?ふふっ、門番さんも何か男らしくなった?」

嬉しくなって握手して、ブンブンと上下に振る


門番さんは、もっと若かった気がする

今はあごヒゲが生えて、何か・・・・おじさん臭くなった

けど、あえて男らしくなったと言った


門番「わかるか!いつまでも威厳がないと困るからな、ヒゲを生やしてるんだ」

ジョリジョリと髭を触って、自慢げだ


ガロルド「知り合いなのか?」

「うん!ここで組手したんだよねー」

門番「うっ、・・・・・したな・・・・」

嫌そうな顔の門番さん


ダタンヤリム「門番と組手?門破りでもしたのか?」

ノースリム「あらあら、ヤンチャねえ」


「門破りって・・・・・・そうかも・・・・」

今思えばそうかも知れない


門番「まだ小さいのに町の外に出たいってゴネられて・・・・」

「ゴネ・・・・・てたか・・・・・」


ダタンヤリム「なにをやってるんだ」

「だって・・・冒険者になったのに外に出たらダメっていうんですよ?」


門番「子供は保護者か、一緒にいてくれる人がいないとダメなんだ、当たり前だろう」

呆れた感じで言われてしまう


「それが出来てたらやってましたよ。いなかったんだから、仕方ないじゃないですか」

門番「うっ、それでも決まりは決まりなんだ」


ダタンヤリム「で?組手で勝ったから外に出してもらえたのか?」

「はい、勝ったら出して欲しいってお願いして」


門番「お願い?ほぼ強制だったが・・・・」


「ま、まあ、そうともいう・・・・かな?」

あれ?何か私が悪いみたいだな・・・・


ガロルド「どうやって勝ったんだ?まだ子供だったんだろう?」

「あーーーーっと?どうやったかな?」


門番「あれは酷かった、穏便に捕まえて終わらせようと思ったのに、逃げるし。最終的にはこかされて、足を持たれて、腰が折れるかと思ったぞ」


「あーー、エビ固めしたんだった、へへっ」

ガロルド「あー、あれか・・・・・」


門番「君も知ってるのか?!あれは人を折り曲げようとする極悪な技だぞ」

ガロルド「確かに、ミシミシと鳴っていた気がする」


「あーーーーーー、まあ昔話はその辺で!!」

分が悪すぎる

話を遮って、町に入ろうとする


門番「こら、身分証明はしっかりするぞ」

「あ、そうだった。ごめんなさい」

キラキラ光る金のタグを見せる


門番「金!しかもSランクだと!」

「あ、言うの忘れてましたね。今はSランクパーティ『アルラド』って言う名前でガロルドと組んで旅をしているんです。この人が仲間のガロルド、こっちが従魔のアスターとアルジャンとアンディーですよ」

ガロルドの紹介と、従魔たちも寝ているが、チラッと見せた


門番「Sランクパーティ・・・・あんたが相方なのか・・・・大変だろう・・・・しかも従魔まで」

口を開けて驚いている門番さん


ガロルド「大変どころか、快適だぞ」

門番「本当か?じゃじゃ馬だろう?」

凄く失礼な言い方だな!


ガロルド「いや?いつも楽しい」

門番「類は友を呼ぶってか?君もSランクだけあって規格外なんだろうな・・・・いい相方を見つけたな」

何か変な納得の仕方をされてしまった


「いい相方なのは同意ですけど、じゃじゃ馬って・・・・そんな風に思ってたんですか?」

門番「いや、間違ってないだろう。いつもギルマスを困らせていたじゃないか」


「あーーーーっと?困らせて・・・・・・たかも?」

みんなの視線が痛い


ガロルド「やんちゃしてたんだな」

ダタンヤリム「予想通りだけどな」

ノースリム「元気なほうが良いじゃないー」


ここに居ると黒歴史がどんどん出て来てしまう


「じゃあ!他のみんなにも会いに行きたいから!元気で!」

門番「ああ、またな」


随分と長く門で話をしてしまった


ダタンヤリム「もっと面白い話が出てきそうだな」

「うっ、で、出て来る?かな?」

ノースリム「子供なんてそんなものでしょうー」

味方はノースリムさんだけだ


「あ、ギルマスには挨拶しないと」

ガロルド「先にいくか?」

「うん、私は行くけど宿を取りに行ってもいいよ?あとで合流するし」

ガロルド「俺も一緒に挨拶しよう」


ダタンヤリム「私たちは宿を取りにいくか」

ノースリム「そうね、ゆっくりしてきて」


「わかりました」

2人とは別れて冒険者ギルドへ向かう


「あ、ガロ。私ちょっと別ルートで会いに行きたい」

ガロルド「は?別ルート?」

「うん、町を出る時に窓から行ったんだ、だから窓から戻ろうかと思って」

ガロルド「ふふっ、面白い事を考えるな。いいんじゃないか?俺は受付に声をかけてから入ろう」

「うん、じゃあちょっと行ってくるね」


ガロルドと離れてギルドの裏手に回って、2階へ飛び上がる

「よし、いるな・・・」

しっかりと部屋の中に気配を感じる


窓の縁に手をかけて、コンコン叩く


ギルマスが振り返る時に、姿を隠した


不思議そうに窓を開けにくるギルマス


「わっ!!!」


「うおおおおお!!」

窓を開けた瞬間に声を出して驚かすと、ギルマスは後ろへ大きく下がって机に当たっている

反応良しだ!


「ふふっ、お久しぶりです」

窓からするっと入って、挨拶をする


信じられないものを見るような顔で私を見る、ダンギルマス


「ダンギルマス?ルラですよー?忘れちゃいましたか?」

そうか、忘れちゃってるかもしれないか・・・・それは考えても見なかった


「バカが」

そう一言つぶやいて、ぎゅっと抱きしめられた


「ダンギルマス?」

「大きくなったな」

「やっぱり?身長が伸びたみたいです」

「それもあるがな・・・・」

抱きしめたまま、動かないギルマス


町を出る時もこんな事しなかったじゃないか、ちょっと泣けてきた


「ふふっ、話したい事がたくさんあるんです」

「ああ、聞きたいな」

「仲間もできて・・・・」

「そうらしいな、ギルドの連絡で聞いた」

「本当ですか?」

「ああ、従魔も増えたらしいじゃねえか」

それも知っているのか


「はい、もうすぐここに来ますよ」

「は?」



コンコンコン「ギルドマスター、お客様です」


ノックの音の後に入ってきた、職員さんとガロルド


ギルマスの腕がやっと離れて、ガロルドと見つめ合っている



時が止まった・・・・・・どうした??

ありがとござした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ