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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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スパイダーシルクと歌の魔法

スパイダーシルクを作りながら、ダタンヤリムさんの飛行練習を眺める


今は、高度を少しずつ上げて

旋回をするのを練習中だ


だんだんと高度を上げて、上空を自由に旋回している


ノースリム「だいぶ高くまで飛んでいるわね、大丈夫かしら?」

「このへんは風も強くないし、大丈夫だと思いますよ。随分長く飛んでいるので楽しくなってきたんでしょうね」

ノースリム「次は私が練習させてもらいましょ」

「ふふっ、いいですね」

ノースリム「ところで、グライダーはどこで作ってもらえるの?」

「私が住んでいた町がこの国にあって、レーベルっていうんですけど。そこの鍛冶師のおじさんに作ってもらったので、その人に頼めば同じものを作ってくれると思います」

ノースリム「そう、近くなの?」

「ちょうどここからカンリンに戻る方向にあるし、そこまで遠くないですよ。飛べば1日でつくと思います」


ノースリム「そうなの、丁度良かったわね。里帰りも出来ていいじゃない」

「ふふっ、みんな元気か楽しみです」


ダンギルマスは元気かな?

学校の先生たちも、商業ギルドのみんなも、マリーとシャール

武器屋のおじさん・・・・みんなに会いたいな・・・


グライダーを作るまで時間がかかるだろうし、みんなに会いに行こう

ガロルドも紹介した方がいいかな?仲間ができたって

喜んでくれると嬉しいな・・・・




再会が楽しみでスパイダーシルク作りも捗る

「長い夢を見た~♪

歌いながら織物をする

確か昔の人も歌いながらリズムに乗って織っていたって聞いた事がある

一定のリズムは心地いいもんね、機織りの音はしないけど

魔法で動かす糸からはシュルシュルと音がする


今、歌っているのは

空を飛んで地平線や水平線を見て、その先を知ろうとする

アポリアを目指す

そんな歌だ



ノースリム「ルラちゃんは歌が上手ね、しかも魔力が乗っているわ」

「へ?魔力が乗っている?」


ノースリム「あら?気づいてない?」

「喉を身体強化の要領でコントロールしてますけど、乗せているつもりは無かったです」

ノースリム「あらあら、じゃあ練習してみたらいいわ」

「何を練習するんですか?」

ノースリム「そうね・・・・・歌に魔法を乗せるのは古くから伝わるものでね、回復や祝福、声を遠くに聞こえるようにする・・・・そんな感じで使われる事も多いわね。あとは『魅了』も歌に乗せれるらしいわ」


「へえ・・・魅了・・・・は興味がないですけど、回復は良いかもしれませんね」

ノースリム「大きな怪我を治すのは難しいかもしれないけど、多少の怪我や疲れを癒す程度なら難しくないと思うの。あの人に聞けば詳しくわかるわ」

空を飛んでいるダタンヤリムさんを指さす


「そっか、魔法の研究をしているんですもんね。戻ってきたら聞いてみます」

ノースリム「せっかくだから歌で呼んでみたら?少し休憩させないと、あの人いつまでも飛ぶわよ」

「ふふっ、確かに・・・・じゃあ呼んで見ますね」


ダンジョンで迷子になっていた人たちが聞こえたって言っていたし

遠くまで聞こえる歌は歌えるはずだ


すっと息を吸い込んで、歌う

「どんぐりを~♪

迷子になる前に戻っておいで、そんな気持ちで歌った

あとは適当な歌詞で「戻ってくるのを、待ってるよ~♪お茶でも飲んで、休みましょ♪」


変な感じになったけど、要は気持ちでしょう

歌い始めて少し、だんだんと高度を下げて戻ってきたダタンヤリムさん

上手く旋回して、すぐ近くに降りて来た


「おお、着地も完璧ですね」

ダタンヤリム「だろう?というか、何ださっきの歌は」

呆れた感じでそういうダタンヤリムさん


ノースリム「ルラちゃんが歌ってくれたのよ。上手でしょう?」

ダタンヤリム「上手いというか・・・・そんな事ができたのか?」

「普通に歌ってただけなんですけど、ノースリムさんに歌に魔力が乗っているって教えてもらって」

ノースリム「上手に出来ていたわ。歌の魔法は他にもあるんでしょう?ルラちゃんに教えてあげてくれない?」


ダタンヤリム「ほお、知らずに使っていたという事か・・・・珍しい事もあるもんだ・・・・ルラならありえるか・・・・」


「珍しいんだ」

ダタンヤリム「聖職者などは使ったりもするがな、そこまでの効力はないので使うものも少ない。しかし効力の広さは普通の魔法の何十倍もあるだろ。実際声があそこまで届いていた」


「へー、どれぐらい聞こえるものなんですか?」


ダタンヤリム「かなりはっきり聞こえて驚いた。落ちる所だったぞ」

「え?そんなに?」

ダタンヤリム「風魔法で声を届けるのとはまた違うのだ、拡声するのではなく伝声に近い」

「はあー、凄い」


ノースリム「ね?凄い魔法なのよ」

「じゃあ実際はどこまで聞こえているのか範囲はわからないって事ですか?」

ダタンヤリム「あの高さでも聞こえたという事はかなり広いだろうな」


「しまった・・・・じゃあ近くの冒険者にも聞こえていたかも?」

ダタンヤリム「聞こえていただろうな・・・・まあそんなに長く歌っていた訳ではないからここを見つけるのは難しいだろう」


「よ、良かったー。いっぱい来たら困る所でしたね」


ノースリム「うふふっ、一緒にお茶しましょって言っちゃったもんね」

「そうですよ、休憩しましょう」

ダタンヤリム「ああ、そうしようか」


温かいお茶と、クッキーをお茶うけに出した


ダタンヤリム「しかし歌の魔法は私も詳しくはないぞ」

「え?そうなんですか?魔法の研究をしているのに?」

ダタンヤリム「私は歌など歌わん。だから研究のしようがない」


「あ、なるほど・・・・」

ダタンヤリム「だから知っている事と言えば、楽器を演奏しながらだと効力が上がるとか、歌詞にも効力を強める効果があるという事くらいだろうか・・・・あとは精神にも作用できるから『魅了』が強くかかる」


「やっぱり魅了なんだ・・・・でも、魅了ってどんな歌なんですかね?」

ダタンヤリム「・・・・・知らん」

ノースリム「ふふふふっ、きっと官能的な綺麗な歌なんじゃないかしら」

「官能的で綺麗な歌・・・・・わかんないな」


ダタンヤリム「ルラが歌えるのなら研究できそうだな・・・・」


「え?私を実験台にする気ですか?」

ダタンヤリム「もちろんだ、良い魔法が完成するかもしれん。大規模に人を癒す事も可能かもしれないし。アンテッドに有効だという話も聞いたことがある」


「あー、それは・・・・・興味があるかも」

ダタンヤリム「そうだろう、そうだろう。魔法は出来て損などない。ちょっと色々と試してみるか」

「ええーー、今はダメですよ。スパイダーシルクを作るんですから」


ノースリム「そうね、また時間のある時に・・・・それよりあなた、私にも飛び方を教えてください」

ダタンヤリム「お、そうか、じゃあ練習するか」

ノースリム「はい」


お茶を飲んだあと、2人で仲良くグライダーの練習に出かけた


私はまたスパイダーシルク作りに戻る


日が沈む前に終えて、晩御飯を作り始めるとパドロントさんが起きてきた


パドロント「おはようございます」

「おはようございます。お腹空きましたか?」

パドロント「はいー」

「ホゥ」


パドロントさんはフクロウのミノンちゃんと同じく、夜行性として生活しているので

起きて会えるのは朝方と夜だけだ

ミノンちゃんも日中はずっと寝ている


今日の夜ごはんは、みんな大好きちらし寿司だ

生のお魚は食べれないかもしれないので、ボイルしたエビとホタテ

他のお魚は炙っておいた、なので半生だ

錦糸卵でキレイに飾り付けをして、完成


あとはたくさんの唐揚げ

山になるようにたくさん作った


どうしてちらし寿司かと言うと・・・・誕生日が過ぎていたからだ

バタバタしていたら、いつの間にかひとつ年を重ねていた

私はもう15才、ついに成人したのだ

ガロルドは21才になった


すっかりと忘れていたので、遅くなったがお祝いの意味を込めて

ちらし寿司を作った


特大の桶にいっぱい作ったので、お祝い感があって良い感じだ

ガロルドにその話をしたら


ガロルド「そういえば・・・過ぎていたな・・・・」って

忘れていたみたいだ

私と一緒


ちょっと遅くなったけど、エルフのみんなともお祝いして

ちらし寿司を食べた

不思議がって食べていたけど、上に乗っているお魚をワサビ醤油で食べてドはまり

ダタンヤリム「魚もこんなに美味いか・・・・」

ノースリム「でも、火を通すと変わるんじゃない?」


「あー、私はコレを使ってまして」

エメのナイフを見せる


ダタンヤリム「これは?」

「女神の祝福がかかったナイフで、精霊が住んでいるんです」


ノースリム「あらあら」

パドロント「それはまた珍しいものですねえ」

ダタンヤリム「なんてものを料理に使っているんだ」

呆れた目線を向けられたが


「これで切った食材は寄生虫も食中毒もなにも気にしなくていいんです。全てを浄化してくれるそうです」

ダタンヤリム「なんと!」

パドロント「それは素晴らしい」

ノースリム「魔道具でなんとか再現できないかしら?」

ダタンヤリム「あいつに頼むか・・・・」


あいつとはエルフで一番魔道具に精通しているマリーズルさんだろう

確かに頼めば作ってくれそうだ


エルフの人たちのワサビ好きは、魔道具の進化にも貢献しそうだな

生のお魚が気軽に食べれるようになれば私も嬉しいので、止めない

是非、広めて欲しいくらいだ




そんな話で盛り上がったけど、楽しくお祝いをして


私たちは1才年をとりました!



15才になってついに成人だ!

ありがとござした!

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― 新着の感想 ―
ついに成人! おめでたいね。 最近怪しく成ってきた恋愛も発展するかな?
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