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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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スパイダーシルクとハンググライダー

今後の為にもグライダーを作る事にした


ノースリムさんがスパイダーシルクを作れる事がわかったので

翌日から私のグライダーを見本にして、スパイダーシルクを作ってもらう


ノースリム「なるほどね、なるべく摩擦がない大きくて丈夫な物がいいのね」

「そうですね、後は軽さでしょうか」

ノースリム「そこは問題ないわ、どんな織り方をしても軽いからね」


ノースリムさんは蜘蛛の糸を持ち

魔力を流すと、シュルシュルと生きているように動いていく


「わぁー」

目にもとまらぬ速さとはこの事だろう

高速で織物が完成していく


ノースリム「若い時はもっと慎重にやらないと出来なかったんだけどね、慣れれば簡単よ」

「本当ですか?私でもできますかね?」

ノースリム「ええ、ルラちゃんなら簡単にできちゃうんじゃない?やってみましょうか、2人でやれば早くできるわ」

「はい!」


織物なんて初めてだ、機織り機は見た事があるけど

模様とかがないならまだ出来るかな?」


ノースリム「まずは縦糸ね・・・・」

ふむふむ説明を聞きつつ一緒にやっていく

魔力操作をしつつ説明を聞くのは難しい、何度も糸がたわんでしまって

布になるはずだったけど、穴が開いてしまう


ノースリム「一度やり方を覚えてから、一気にやるといいかもしれないわね。そうすれば安定すると思うわ」

「わかりました」

確かに、見様見真似でするにはちょっと難しすぎる

ノースリムさんにゆっくりとやってもらい、手順を覚える

こうしてこうしてこう、頭の中でイメージトレーニングをしっかりとして


「よし」

目の前に集中して、作っていく

ひとつひとつは軽くて細いから魔力はそれほどいらないけど、数が多い

この全てを制御するのはかなりの難易度だ


かなり集中して、同じ動きを繰り返していると

何かわかってきた

スルスル、シュルシュルと織り込まれていく糸はだんだんと布の形になってきた


ノースリム「うん、上手よ。この調子ね」

「はい」

私が10センチほどできた所で、ノースリムさんは大きな一枚が完成していた


ノースリム「これくらいあれば1つ分くらいにはなるかな」

「わあー凄い、キレイですね」


軽くて丈夫な布『スパイダーシルク』の完成だ

ノースリム「素材もある事だし、あと何枚か作っておきましょうか。何台か作ってもらえれば里にも持って帰れるものね」


「はい、いいと思います。出来れば浮遊の魔法がある程度出来る人に乗って欲しいですけどね。落ちる危険性もあるので」

ノースリム「そうね、それが心配よね。自然に吹く風もあるもの」


そうなのだ、突風が吹くときもあるので

煽られる事もあるし、一度バランスを崩せば態勢を立て直すのは難しい

そこも練習してもらう必要があるな


その後も織物をしていると、ガロルド達が戻ってきた


ガロルド「ワイバーンの骨と肉はすべてこちらで引き取っていいそうだぞ」

「全部!ほんとに?いいのかな?」

ガロルド「ルラが狩ったものだから好きに使ってくれって言っていた」

「わー、何か申し訳ないな」

ガロルド「残りは全てギルドに寄付すればいいんじゃないか?先に戦っていた冒険者たちに分配してもらえばいい」

「それいいね、そうしよう」

ガロルド「わかった、次に行った時にそう言っておこう。言われていた買い物もしてきた」

「ありがとう!」


私たちが織物をしている間に、ガロルドとダタンヤリムさんには町におつかいに行ってもらっていた

ワイバーンの骨の確保と、食料品のお買い物だ


ダタンヤリム「そろそろ休憩したらどうだ?もう昼だぞ」

「あ、もうお昼か。じゃあお昼ご飯にしましょう」


お昼ごはんはもちろんパスタだ

生パスタを大量に買ってきてもらったし、ソースはボロネーゼを作ってある


温めたオリーブオイルにみじん切りのニンニクを入れて、香りがでたら

みじん切りの玉ねぎを弱火で炒める

お肉は牛のお肉の切れ端がたくさんあるので、それを使う

別のフライパンでお肉を炒めて行き、塩コショウ、ナツメグを入れて、崩しながら水分を飛ばす

そこに赤ワインを入れて、全体をなじませる


玉ねぎはじっくり柴犬色になるまで炒めて、お肉のフライパンに入れる

アルコールが飛ぶまで煮込んだら、湯剥きしたトマトをカットして入れる

水分を飛ばしながら、具全体になじむくらいの水分になれば完成



パスタを硬めに茹でて、ソースを温めたフライパンに入れる

無塩バターと、ゆで汁を少し加えて、全体をからませる

お皿に盛ったら、パルミジャーノっぽいチーズをたっぷりかけて完成だ!


「はーい、お待たせしましたー」


ガロルド「美味そうな匂いだ・・・・」

ノースリム「これがパスッタね!」

ダタンヤリム「チーズをかけたのか、店のものより豪華だな」

「ふふっ、チーズの量はお好みでどうぞ。ここに置いておくので好きなだけ削ってください」


ノースリム「まあ、嬉しいわー」

ガロルド「まずはそのまま食べる」

ダタンヤリム「そうだな、味見をしてからだ」

「そうですね、いただきまーす」


くるくるとフォークに巻き付けて、口に運ぶ

「うーん、おいしっ」

久しぶりに食べたボロネーゼ、チーズが良く合う

昨日食べたトマトパスタもチーズがあればもっと美味しいんだけどなー


ガロルド「美味い、チーズが良く合うな。昨日食べたパスタもチーズがあればもっと美味いんじゃないか?」

「やっぱりそう思う?」

ノースリム「美味しいわー、もちっとした麺なのね」

ダタンヤリム「そうだな、これにはチーズが良く合う」


「でもなーこの辺は牧畜してないんだと思う。チーズを買うのはかなり高くつくと思うんだ」

ガロルド「そうなのか・・・・なら皇国のほうが食は充実しているな」

「そうだね、パスッタも皇国なら作れそうだし」


ダタンヤリム「そうか、皇国ならチーズが買えるのか」

ノースリム「落ち着いたら買いにいきましょうか」

ダタンヤリム「そうだな、まとめて買おう」

こっちの夫婦はチーズを買い占めようとしているみたいだ

まるで私みたいだ


でも、こんなに美味しいならチーズ欲しくなっちゃうよねー

上にかけていたチーズが無くなってしまったので、追いチーズを削る

たっぷりとかければ幸せパスタだ


アスターとアルジャンとアンディーはドロドロになっちゃうけど

美味しいから仕方ない


粗方食べて、残ったソースにはテーブルロールだ

ちぎって、残ったソースを付けて食べる

「うん、美味しい」

パスタってソースを食べきるのが難しいよね、絶対これをするためだと思うんだ

ミンチ肉を食べきるなんて至難の業だもん

パンでお皿をキレイにして、最後まで食べきった


「はあ、美味しかった」

ガロルド「おかわりはないか?」

ピカピカになったお皿で、そう聞いてくるガロルド


「ふふっ、もちろんあるよー」

収納から出来立てを出す


ガロルド「ありがとう」

「きゅう!」「きゅぃ!」「みゃう!」

「こっちもおかわりねー」


ダタンヤリム「私も少しいいか?」

ノースリム「私も少し欲しいわ」


「はーい、どうぞー」

全員おかわりだ、多めに作っていて良かった

ダタンヤリムさんもノースリムさんも細身なのに良く食べるよねー

私も大食いの方だと思っていたけど、それ以上だ


多めに作っていたパスタもキレイになくなった

満足したらお散歩に出かけていくガロルドと3匹


ダタンヤリムさんはグライダーを使っての飛行訓練だ


「ここに乗って、こんな感じになります。あとは上昇気流を起こして、上昇。傾けたい時は手を押す感じで」

ダタンヤリム「簡単に言うな・・・・」

「まずはちょっと高い所から飛んでみて、浮く感じをつかむといいですよ。浮けたら今度は風魔法で調整できるか試してみてください」


ダタンヤリム「わ、わかった」

ちょっと怖いみたいだ、無理もない

「もし落ちそうになっても浮遊すれば大丈夫ですから」

ダタンヤリム「そうか・・・・そうだな」

どうやら対処法がわかって、ちょっと気が楽になったらしい

平原の高い部分に立って、走り出すダタンヤリムさん

足場が無くなるところで、グライダーに体を預けて、飛んだ

「おお!飛んだ!」

ノースリム「いいじゃない!」

そのままスウーッと前進して、ズシャっと、こけた


そう、着地が難しいんだ

走って向かうと、悔しそうなダタンヤリムさん


ノースリム「大丈夫?あなた」

ダタンヤリム「大丈夫だ」

「着地が難しいんですよね、同じスピードで走るか、ふわっと着地するかのどっちかがいいと思います」

ダタンヤリム「ふわっととは?」

「翼に下から軽く上昇気流を当てれば、前進してても上に浮くので・・・・ちょっとやってみますね」

グライダーを持って、さっきの高い所までいって飛ぶ

ダタンヤリムさんと同じようにスウーっと前進して


ダタンヤリムさん達がいるところで、ふわっと浮いて着地した


「こんな感じです」

ダタンヤリム「ほおほお、なるほどな・・・・これぐらいか・・・」

何度か手から風を出して確認したあとに、もう一度グライダーを持って行った


ノースリム「ふふっ、あんなに楽しそうなの久しぶりに見るわ」

「そうなんですか?」

ノースリム「ええ、里に居た時は毎日難しい顔していたわ。魔法の研究も発見が多いわけじゃないから楽しい時と楽しくない時の差が激しいものだもの。あなたが来てから毎日楽しそう・・・・ありがとう」

「そうなんですか・・・私も楽しいからお相子ですね。ふふふっ」


ノースリム「ふふっ、あっ来たわ」

「頑張ってー!」

さっきと同じようにまっすぐに飛べている、あとは止まり方だけだ

目の前を過ぎたあたりで、ふわっとかなり高く上昇して・・・・・何とか地上に降りて来た


ダタンヤリム「つ、強かったか・・・・高くなりすぎた・・・・」

「あははっ!上手でしたよ!」

ノースリム「ふふっ、ええ。上手だったわ」


ダタンヤリム「ふふん!天才だからな。これくらいできて当然だ」

渾身のドヤ顔に笑ってしまう


これなら練習すれば一人で自由に飛び回れそうだ!


ありがとござした!

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