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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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野営でご飯をいっぱい食べたあとは・・・・

「はあ・・・・美味しかった」

ポルケッタと、生クリームたっぷりのロールケーキまで食べてしまった


お腹いっぱい・・・・

苦しいぐらいのお腹をさすって、椅子にもたれる



ガロルド「元気になってきたな・・・・で?何があったんだ?」


「え?そんなに変だった?」

ガロルド「顔が暗かった」

「えー、そうなのー?」

結構ふつうに振舞っているつもりだった


ガロルド「言いたく無いならいいんだ」

「言いたくないっていうか・・・・・楽しい話じゃないし」

ガロルド「楽しくない話でも聞くぞ」

「ほんと?」

ガロルド「ああ」


ダタンヤリム「話す事で気が晴れる事もあるだろう」


「そっか・・・じゃあ・・・・」

ちょっとずつ、今日の買い物中にあった事を話す


ダタンヤリムさんは私の家族の事は知らないので、どんな家庭環境だったのかも少し話した


「で・・・・そこで母・・・らしき人に呼ばれたんですよね。昔の名前で」

ガロルド「昔は何て名前だったんだ?」

「アルノーラ」

ガロルド「へえ、ルラも入ってるんだな」


「うん、そのつもりは無かったんだけど、入ってた」

ガロルド「意図せず入ったのか」


「そう」


ダタンヤリム「返事はしなかったのか」

「はい、話す事は無かったので・・・・それに新しいパートナーも居たみたいです」

ガロルド「そうか」

ダタンヤリム「それでもやもやしていたと・・・」


「もやもや・・・・してましたね。正直、ああしてたらとか、こうしてたらとか、もっと最善があったんじゃないかって考えちゃって・・・・昔の気持ちに引き戻されちゃって」

ダタンヤリム「そういう事を考える事もあるだろうな。答えなど無いのだろうがな」

「やっぱりそう思います?」

ダタンヤリム「ああ、魔法の練習でもそうだろう。解決策や対抗策を考えても実際にやってみないとわからない事ばかりだ、何度もやり直したり試したりできるのならいいだろうが、人間関係はそうもいかんからな」


ガロルド「そうだな・・・・」


「旅をしてたら、いつかどこかで会うかも知れないなって思ってはいたんですけど、もうかなり経つし気付かないかも知れないとも思ってて・・・・急に声をかけられて、ビクッとしちゃいました。追いかけられなくて良かったです。どうしていいかわからなくなってたと思います」


ガロルド「俺が一緒に居れば良かったな」

「え?それって余計ややこしくならない?」

ダタンヤリム「そうだぞ、お前がいたら根掘り葉掘り聞いて来たかも知れない」

ガロルド「そ、そうなのか?」


ダタンヤリム「当たり前だろう、娘がデカい男と一緒に歩いていたら気になる事ばかりだろう。変な男かもしれんのだからな」

「そ、そこまでは言ってないけど・・・・」

めちゃくちゃ不審者的な言い方だ


ガロルド「そ、そういうものか・・・」

ちょっとショックを受けてしまったガロルド


「いや、たぶん一緒にいて根掘り葉掘り聞かれたとしてもたぶん無視して他人のフリしてたと思うし、あれで良かったんだよ。聞きたい事があるなら追いかけて来たでしょう」


ガロルド「そうなのか」

ダタンヤリム「追いかける勇気もないだろうよ。自分が捨てた子供に今さら親面するなんて厚顔無恥も良い所だ」

結構ボロカス言っているが、自分も同じ気持ちだ

今さら仲良くしようと言われても困るし、一緒に暮らすなんて考えられない

自分は世界を見たいんだ


「まあ、そういう事です。ちょっともやっとしてたんですね」

ガロルド「そうか・・・・ルラは抱え込む節があるからな、ちょっとした事でも話をしてくれていいんだぞ。旅の話みたいに」


「そっか・・・・・次からそう出来るように気を付ける」

ダタンヤリム「ふっ、言いたくなったら言えば良い。嫌なら黙っていても良い」

「ふふっ、そうですね」


ちょっと話を聞いてもらってスッキリしたような気がする

嬉しくなって笑った




お腹が落ち着いて来た所で、お風呂に入る

「はあ、いい気持ち」

汚れも嫌な事も全部お湯に流れていく


ぼーっとしていると、バサッバサッと羽ばたく音が聞こえてきた

音の方へ視線を向けると、ミノンが飛んで来た


ライトを飛ばして、辺りを明るくする

「ホゥ」


お風呂から上がって、ミノンの方へ近づくと、パドロントさんとノースリムさんが

羽毛の中から出て来た


ノースリム「ふう、お疲れ様ミノンちゃん。ありがとう」

「ホゥ」

「お疲れ様でした。お腹空いてませんか?」

「ホゥ」


ノースリム「ふふっ、ミノンちゃんが一番お腹が空いているみたいね。私も少しお腹が空いたわ」

パドロント「僕もお腹が空きましたー」

「ふふっ、じゃあ軽食を出しますね」


ノースリム「ありがとうー。助かるわー」

パドロント「嬉しいですー。ありがとうございますー」

「ホゥ」


2人にはサンドイッチとスープを出してあげて、ミノンちゃんにはラット肉を切って出す

ノースリム「ああ、美味しい」

パドロント「美味しいです。保存食じゃないって素晴らしいですねー」


「あれ?軽食は持たなかったですか?」

ノースリム「ちょっとねえー、美味しすぎて食べ過ぎちゃってー」

パドロント「ええ、そうですそうです。美味しすぎたのが悪いんです」


「えー!お二人とも細いからそんなに食べないかと思って・・・・もっと渡しておけば良かったですね」

ノースリム「ふふっ、ルラちゃんのせいではないわ。自分たちでもびっくりするくらい食べちゃったんだから」

パドロント「うんうん」


そうなのだ、ガロルドに渡した分よりは少ないとはいえ

それなりの量を渡していた、なのに足りなかったそうだ

相当・・・・・1日3食以上は食べているんじゃないだろうか?


ノースリム「とにかく、このサンドイッチも美味しいだけど、おにぎりが絶品で!」

パドロント「そうです!おにぎり!是非コメも輸入するべきですね!」

ノースリム「ええ、間違いないわ」


サンドイッチを食べながら、おにぎりの美味しさについて熱弁する2人

長くなりそうなので、服を着替えにテントに入る


「パドロントさんとノースリムさんが到着してますよ」

ダタンヤリム「そうか・・・」

寝転んでゆっくりしていたダタンヤリムさんが外に出て行く


ガロルド「俺も行こう」

その後に続いてガロルドも出て行った


自分も服を着て、外に出る


旅の話よりもおにぎりの話で盛り上がっていた


ダタンヤリム「やはりワサビの葉の醬油漬けは外せないな」

ノースリム「それもいいんだけど、そぼろが本当に美味しくて」

パドロント「いえ、煮卵、あれも外せないでしょう」

ガロルド「わかるが、やっぱり角煮じゃないか?」


どこも意見が割れているけど・・・・今それ話する事?


ちょっと呆れてしまったけど、おにぎりの具はたくさんあった方が良い

で、決着がついたらしい

私としては是非ツナマヨを入れて欲しいんだけどね、あと天むす


「そちらは特に問題なかったとは聞いたんですけど、どうでしたか?」

ノースリム「ええ、楽しい旅だったわー。ミノンちゃんは乗り心地最高だったし」

「ホゥ」


ガロルド「だいたい1日遅れて到着して、ノースリムさんとパドロントさんが残党狩りを手伝ってくれた」

ダタンヤリム「ああ、丁度1日交代できて休む時間もあったからな。これはこれで良かった」


「なるほど」

ダタンヤリムさんが『魔寄せ』を見つけて、そのあとの処理はノースリムさん達がする

良い感じでまわせていたみたいで良かった


ノースリム「それでね?ミノンちゃんの乗り心地は最高だったんだけど、もう少し機動力が欲しいな、って思って・・・・ルラちゃんのグライダー?あれは作る事はできないのかしら?」


「あ、なるほど・・・・ダタンヤリムさんに乗ってもらうって事ですか?」

ノースリム「風魔法が使えればいいんでしょう?それなら私も乗れるかもしれないわ。他のエルフ達も」

ダタンヤリム「私が乗れないわけがないだろう」

ドヤ顔だけど、まだ乗れるって決まった訳じゃない


「作る事は可能なんですけど・・・かなりの高級品で・・・・って!出来ますね!材料全部あります」

そうだ、ワイバーンは狩ったばかりだし、収納にも移動中に狩ったワイバーンがある

しかもスパイダーシルクも作れるだろう、蜘蛛の魔物の糸はダンジョンでたくさん採った


ノースリム「そうなの?どんな材料?」


「ワイバーンの骨と、スパイダーシルクです。スパイダーシルクは作る必要がありますけど、蜘蛛の糸はたくさん持っているんで」

ダタンヤリム「なるほど・・・・かなりの高級品だな」


ノースリム「スパイダーシルクね、それなら私が作れるわよ」


「ええ!本当ですか?」

ノースリム「ええ、もちろんよー。エルフ女性の嗜みみたいなものよ。彼の服も私が作ったスパイダーシルクを使ってるんだから」


「ええー!素敵ですね」

ダタンヤリム「ふふっ、ノースリムの腕はなかなかのものだぞ」

ノースリム「ふふっ、それほどでもあるわー」


おお、イチャイチャしている

まあ、それは置いておいて

これならグライダーが作れる!


楽しくなってきたぞー!

ありがとござした!

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― 新着の感想 ―
恐らくあの頃の母親は暴力と貧乏で身体も心も弱り鬱病だっただろうし、とりあえず少しでも早くあの男から逃げ出したい一心だったんだろうな。 無一文の状態で子供連れだと(ルラと妹)行動を制限され過ぎて逃げ切れ…
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