閑話 ダンスタンス視点と『深き森』視点
レーベルの町 冒険者ギルド ギルドマスター ダンスタンス視点
『冒険者ギルド 緊急連絡』
リンパオ国
ダンジョン都市 リンダオパンにて、ダンジョン踏破の報告
Aランクパーティ 『アルラド』によって踏破された事をご報告します。
全4階層 最下層にはアースドラゴン
地竜の牙、鱗の購入希望はお早めにお願いします。
買取希望額が一番高額だったところに販売いたしますので、購入希望のギルドは返信に金額と希望箇所をご記入ください
地竜の魔石はリンパオ国が買い取りいたしました。
追記
ダンジョン都市 リンダオパンのギルドマスターが交代いたしました事をご報告いたします。
私、ニコレフトが新しいギルドマスターに着任いたしました
若輩者ではございますが、今後ともよろしくお願いいたします。
前ギルドマスターのメリンダは特別補佐として助けていただく形になりました。
前ギルドマスターとも話あった結果、Aランクパーティ『アルラド』を
Sランクに推薦いたします。
実力、人格、ともに素晴らしいと思っております。
あと4人の推薦があればSランクへ昇格
よろしくお願いいたします。
ダンスタンス「あっはっはっはっはっは!すげえー!地竜だって!?しかも早くないか?数か月しか経ってないぞ?よっぽど相方も強いのか?いやー、さすがに予想外すぎる・・・・あと推薦が4人だって?そこも早いって・・・・どうなってんだよ、どんな魔法だってんだ」
驚きが強いが、顔が勝手にニヤける
何度も知らせを読み返してはニヤける
やべえ、今日も早く仕事を終わらせて、嫁に報告しないとだ
緊急連絡が楽しみってなんだよ
自分にツッコミを入れながら、知らせを何度も読んでいた
この流れでいくと次はリンカオ国か?
あそこにもダンジョンがあった気がするな・・・・あとで調べておこう
ウキウキで仕事を終わらせて、家へ帰った
知らせを嫁にも見てもらって、俺と同じところで驚いていた
祝いに酒を飲みたい所だが・・・・嫁さんは妊娠中だ
ああ、早くルラに会いたいな・・・・
そんな事を話しながら、ちょっといい物を一緒に食べた
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Aランクパーティ 『深き森』 視点
ルラたちと別れたあとは、ダンジョンの3階で稼ぐ為に
入り口付近で狩りを頑張っていた
ゲッコウ「今日はこのへんにしようか」
ポリア「そうね」
ミーニャ「さんせー」
シャニラム「そうですね、入り口付近に戻りますか」
ゲッコウ「ああ、そうしよう」
3階は広くて、入り口近辺は迷わなくなったが
それでも魔物と戦ううちにどこにいるのかわからなくなるなんて事もある
なので入り口近辺にいるのが一番賢い
テントを立てて、保存食をかじる
ゲッコウ「ああ、美味いメシだったなー」
ポリア「ちょっと言わないでよ」
ミーニャ「また食べたいなー」
シャニラム「そうですねえー」
ルラが作ったご飯を思い出していた
ドド「あれの作り方を聞いておけば良かった」
「「それだ!」」
ゲッコウ「何か、油の中に入れていたな」
シャニラム「何やら漬け込んでいたような」
ポリア「そもそも魔道コンロがいるわ」
ドド「買えばいい」
ゲッコウ「ちょっとまってくれ、さすがに荷物になる」
ミーニャ「もう一個魔法カバンがあればいいんじゃない?」
「「確かに」」
ゲッコウ「か、買うか?」
ポリア「パーティ貯金もそこそこあるんじゃない?」
ゲッコウ「・・・・魔道コンロを買うぐらいならある」
シャニラム「買いですね」
ミーニャ「じゃあ鍋も?」
ドド「調理器具がいる」
ゲッコウ「調味料もだろう?あーやっぱりそこそこ収納がいるぞ」
ポリア「いいじゃない、やっぱりあったかいものを食べると元気になるもの」
ミーニャ「そうそう、あの鳥を食べる為にダンジョンに潜ってもいい」
ドド「そうだ」
シャニラム「保存食とスープがあるだけでも違うでしょう」
ゲッコウ「・・・・・みんながそういうなら」
「「「「ヤッターーーー!」」」
ゲッコウ「だが、いったい誰が料理するんだ?」
「「「「・・・・・・・。」」」」
ゲッコウ「おい」
ポリア「やっぱりこういうのはリーダーが、ねえ?」
ミーニャ「そうだねー、リーダーってやっぱり頼りになるしー」
シャニラム「自分は料理はしたことがないので・・・」
ドド「俺がやる」
「「「「え!?」」」」
ゲッコウ「ほんとか?料理できるのか?」
ドド「肉を焼くくらいならできる」
ポリア「ほ、ほんとに?」
ミーニャ「ドド凄い!」
シャニラム「まさかですねえ」
ドド「だが、さすがに作り方が知りたい」
ゲッコウ「そりゃそうだ、じゃあここで待ってれば戻ってくるんじゃないか?」
ポリア「確かに、進むかわからないとか言ってたし」
ミーニャ「かしこいー」
シャニラム「では、ここで狩りを続行ですね」
ゲッコウ「よし!入り口から離れすぎないように頑張ろう!」
「「「「おーーー!」」」」
こうして『深き森』のメンバーは入り口付近で狩りをした
2日、3日経ち、4日経ち
ゲッコウ「戻ってこないな・・・」
ポリア「先に進んだとか?」
ミーニャ「あの強さならあり得る」
シャニラム「そうですねえ」
ドド「一度戻って待てばいい」
ゲッコウ「そうだな、ここで待っても、上で待っても一緒か。丁度荷物もいっぱいになって来たしな」
こうして一度地上に戻る事にした
もう1日だけダンジョンで過ごして。翌日に戻った
だが、地上に戻って冒険者ギルドへ行くと
なんだか慌ただしい
ゲッコウ「なんか騒々しいな」
ポリア「何かあった?」
ミーニャ「なんだろねー?」
ドロップ品の買取のために受付へ行くと
受付「実は、ダンジョンが踏破されたんです!買取査定に少し時間がかかりますので2日ほどお時間をもらってもよろしいですか?」
「「「「な、なにーーー!?」」」」」
ゲッコウ「も、もしかして・・・・『アルラド』か!?」
受付「ご存知ですか!?たった2人のパーティなんですよ?ダンジョンの詳細はあそこに張り出されているので是非ご覧になってくださいー」
ゲッコウ「あ、ああ。ありがとな・・・・」
ポリア「ほ、ほんとに?」
ミーニャ「別れてから4日しか経ってなくない?」
シャニラム「た、確かに・・・」
ドド「見に行こう」
みんなで掲示板を見に行く
『速報!ダンジョン踏破のお知らせ!』
Aランクパーティ『アルラド』がダンジョンをたった4日で踏破した!!
全4階層、最下層にはアースドラゴン
と書いてある
ゲッコウ「よ、4日!!???」
シャニラム「と、いうことは昨日戻って来たのでは?」
ミーニャ「・・・・・やばーーー」
ポリア「信じられないわ」
ドド「・・・・夢か」
ゲッコウ「とんでもねえ、化け物かよ。俺たち2か月はかかったってのに」
シャニラム「何か秘策があるのやも?」
ミーニャ「空を飛ぶとか?」
ポリア「それぐらいしないと、信じられないわ」
ドド「ドラゴン・・・・」
「「「「!?」」」」
ゲッコウ「た、確かに!?」
ポリア「乗るの?あの可愛いドラゴンちゃんに!?」
シャニラム「それぐらいしか・・・」
ミーニャ「考えられないよね・・・・」
ドド「ドラゴンすごいな・・・」
ちょっと思考をあさってに飛ばしながら現実逃避して
これは実際に会って聞くしかない!となり
戻って来ているのならギルドで会えるだろうと
連日ギルドに来た、が
会えない
1日に何回も来ているのに・・・
仕方ないのでギルドマスターに聞いてみる事にした
ニコ「お2人はどこかに行かれたみたいで・・・でも、地竜の魔石の買取が残っているので帰っては来るはずです」
ゲッコウ「もうどこかに行ったのか!早いって!っていうかニコさんがギルドマスターの席に?」
ニコ「ふふっ、この度ギルドマスターになりました。よろしくお願いしますね。メリンダさんは特別補佐になりました」
「「「「えええええ!」」」」
ゲッコウ「それはおめでとうございます。いやーニコさんはギルマスやりたくないんだと思ってたよ」
ニコ「自信がなかったんですが・・・・アルラドのお2人に背中を押してもらいまして・・・決心しました」
ゲッコウ「そうか!俺はニコさんならやれると思うぜ!」
ミーニャ「うん!おめでとう!頑張ってね!」
シャニラム「そうですね、ニコさんなら適任でしょう」
ポリア「メリンダさんは体動かしたそうだったもんね」
ドド「おめでとう」
ニコ「ふふふっ、メリンダさんには体を使う仕事を頑張ってもらうつもりなので、私は事務を頑張りますね」
ゲッコウ「ああ!応援してるよ。・・・・ところで2人はいつ帰ってくるんだろうか?」
ニコ「あーそれはわからないですねー。少なくとも地竜の魔石の買取額が決まって、メリンダさんが帰って来るまでに10日はかかるので、それ以降には帰ってくるかと・・・・」
ゲッコウ「そうか・・・そりゃーわからないか・・・・受付に頼んでおくかな」
ニコ「そうですね、見つけた時に泊っている宿を伝えるだけでもいいんじゃないでしょうか?」
ゲッコウ「そうだな、わかった!ありがとう」
すれ違いで会えなかったので、冒険者ギルドの受付に
『アルラド』が帰ってきたら「『深き森』が探している」って伝言を頼んだ
だが、約1か月後に帰ってきた『アルラド』に会えずに終わる
日が経っていて、受付が忘れていたのだ
もう一度ギルドマスターに聞きに行くと1か月後にはもう一度帰って来るという情報を聞き
受付に正式に依頼を出した
『アルラド』を探しています。1か月後に現れる予定
見つけ次第、『深き森』まで連絡を
知らせてくれた方には金貨1枚
こう掲示板に張り出された
ありがとござした!




