買い物と、初飛行
武器をみた後は解散して、私とガロルドは買い物をした
いつもの買いだめだ
野菜とパンをたくさん買った
ダンジョンの中で食べる軽食用だ
サンドイッチはできるだけたくさん作りたい
あとはポーションもたくさん作っておこうと思って瓶もたくさん買った
ガロルドは「そんなにたくさんどうするんだ?」って
「ポーションを入れるんだよ」って言うと「買わないのか?」って
あ、そう言えば作れる事を話したことが無かった
「美味しいポーションが作れるよ」って言うと喜んでいた
でも、傷口にかける事もあるから両方あった方が良いって
なるほど、じゃあ瓶の種類を増やさないと
たくさん買い物をして部屋でポーション作りに励んだ
薬草はたくさんあるので銀龍にも「いりますか?」って聞いてみると
「欲しい!」って即答だったので半額で売った
お金はぜったい払うっていうから、お店の半額にした
原価なんてそんなもんだ
おいしいポーションは贅沢品だからね、凄く喜んでいた
そしてポーション作りの最中に驚いた事がひとつ
アルジャンが飛びました!!
ポーション作りに熱中していると ぱたぱたぱた ぱたぱたぱた
何の音?と振り向くと飛んでいるアルジャンが!
「アルジャン飛べるの!?」
「きゅぃぃぃぃー」 と、嬉しそうに飛び回るアルジャン
「ええーーーすごいすごい!ほら、ここに止まってみて」
腕を前に出すとそこに止まってくれた
「きゅぃいい」 ドヤァ
「えーー凄い。いつのまに?」
「きゅう」「きゅぃ」 さっき
「さっき?ほんとにさっき飛べるようになったの?」
「きゅうきゅう」「きゅぃい」 そうそう
どうやら遊んでいたら飛べるようになったらしい
すごい
「良かったねえー、お祝いしないとだ!何食べたい?」
「きゅうきゅうきゅう」「きゅぃきゅぃきゅぃ」
美味しいモノとプリン
2匹ともプリンがお望みのようだ
そっか、今日もご飯を食べに行こうって言ってたから
みんなも一緒にお祝いしてくれないか聞いてみよう
コンコンコン「ガロルドー見て見て」
ドアが開いてガロルドが出て来る「どうした?」
「ほら」 「きゅぃい」
ドヤ顔で飛ぶアルジャン
ガロルド「と、飛んでるな」
「そうなの、さっき飛べるようになってね。今夜はお祝いしたいなって!」
ガロルド「おめでとう、それはいいな。アーバンに言いにいこう」
ガロルドと一緒にアーバンの部屋に行き同じように飛んで見せる
アルジャン
アーバン「えーーー!すごいじゃねえか。しかも結構しっかり飛んでるな」
「きゅぃいい」そうでしょーー
「ふふふ、褒められて嬉しいみたいです」
アーバン「ははは、わかったお祝いはどこでしようか。宿屋にどっか部屋を借りれないか聞いてみるか」
「いいですねそれ、聞いてみます」
アーバン「じゃ、俺はあいつらに言ってくるわ」
「ありがとうございます。」
宿屋の店主さんに相談したところ、最上階は広い一部屋になっているらしく
そこを宴会場として使ってもいいと言ってくれた
そのことをアーバンさんに言うと、「酒を買ってくる!」と言って
デリックさんを連れて行ってしまった
私は最上階のお部屋に行って見ることに
「わー広いここなら少しくらい騒いでもよさそう」
ガロルド「貴族とかの富裕層のための部屋だな」
簡単なキッチンまでついていた、すごい
お祝いなのでケーキでも作りたいな・・・・
店主さんにお願いしてオーブンを借りることに
魔法でさくっとスポンジ生地を作り、オーブンで焼く
その間に生クリームをホイップして、飾りのための果物を切っておく
残念ながらイチゴはないので、野イチゴっぽいものと、オレンジっぽいものを
パーティっぽくするために、大皿にお肉などを彩り豊かに盛り付けた
ビックホーンブルのローストビーフはめちゃくちゃ美味しそうだ
揚げ物もたっぷりと
スポンジ生地が焼けたので部屋に運んで魔法で冷まし
デコレーションをした
少し不格好ながらもホールケーキが出来上がった
「完成ー」
ガロルド「なんだかすごい物ができたな」
「ガロルドは甘いモノ好き?」
ガロルド「そもそもそんなに食べたことがないな」
「あーそうかあ、じゃあ苦手だったら残してね」
ガロルド「苦手とかあるのか?」
「甘いモノ嫌いな人もいると思うよ」
ガロルド「そうか、でも楽しみだ」
「ふふふ、そうだね」
準備ができて、しばらくするとアーバンさんとデリックさんが帰ってきた
アーバン「おおーーいい部屋だな!」
デリック「すげえ広い!」
サニー「おそーい」
アイリス「じゃあ、はじめましょう」
コップに飲み物をついで、それぞれが持つ
私はオードブルを机にだした
「「「「おおおおー」」」」
「きゅううう」「きゅぃぃぃい」
みんな大興奮だ、でも少し待ってほしい
お鍋を出して、赤ワイン煮込みを入れた
「コレはビックホーンブルのほほ肉の煮込みです」
ガロルド「ほほ肉?」
「顔のお肉ですね」
「「「「かお」」」」
「まあ、好き嫌いもあると思うので。お好きなものをつまんで下さい」
アーバン「いや、全部美味そうすぎる」「うんうん」「早くたべたい」
「ふふふ、じゃあ今日はアルジャンの初飛行お祝いに参加してもらいありがとうございます。ささやかなお祝いですが、最後にデザートもあるのでお腹に少し余裕を残して下さいね。じゃカンパーイ!」
「うおおお、デザートってなんだー」「カンパーイ」「気になるー」
「おめでとーーー」「おめでとう」
思い思いに乾杯して一口飲む
「アルジャンみんながお祝いしてくれて良かったねえー」
「きゅぃぃぃいい」 喜んでくれたみたいだ
2匹にはオードブルを少しずつ取って入れてある
自分も料理を食べる事にする、ほほ肉の煮込みはもうスプーンで食べれてしまう
「んーーーーー、美味しい。すっごく煮込んだかいがあったー」
ガロルド「凄いな肉じゃないみたいだ」
アーバン「なんでこんな柔らかいんだ!?」
デリック「こんなの食べたことないぞ」
サニー「すんごい深い味ー」
アイリス「本当ねえ、奥深い味だわ」
「口に合って良かったです。こっちもビックホーンブルのお肉です」
こっちは低温調理でローストビーフにしたものだ、醤油ベースのソースをかけてある
「これも、おいしいー。特別柔らかい。」やっぱり低温調理ってすごい
お肉が硬くならないんだよねえ
ガロルド「うまい・・・。」
しっかりと噛みしめているようだ
アーバン「やわらけえ」
デリック「うまーーーい」
サニー「さっぱりして、やわらかいーーー」
アイリス「最高の食感ね」
他にも揚げ物などたくさん盛ってある
みんなが好きなものを取って食べて、飲んで
2匹もおかわりみたいだ、「大丈夫?デザートあるよ?」
「きゅう」「きゅぃ」 大丈夫
ホントかな? 「プリンも食べるんだよね?」
「きゅ」「きゅぃ」 そっか
「じゃ、先にプリン食べる?」
「きゅう!」「きゅぃ!」 食べる!
「はーい、じゃあ、これね」
プリンを木皿に出してカラメルをかける
ガツガツ食べる2匹は嬉しそうだ
ガロルド「それは?」
「これは、プリン。牛乳と卵で作ったんだよ。食べたい?」
ガロルド「うん」
「じゃあ、はい、どーぞ」
ガロルド「やらかいんだな・・・。」
受け取ったお皿をゆすってプルプルさせている
「プリンっていうんだよ」
こういう形状の食べ物ってみた事ないな
はじめて見るんだろうな
ゆっくりスプーンですくって一口食べた
ガロルド「・・・・・・すごい」 目を開いてまじまじとプリンを観察している
それはどっちの反応だ?
「どう?美味しい?」
ガロルド「ああ、めちゃくちゃうまいし。食べたことがない」
アーバン「あーーー、ガロルドだけズルいぞ!」
デリック「ほんとだ!するい!」
「みんなも食べますか?」
「「「「食べる!」」」」
みんなにも出してあげると、ガロルドと同じようにゆすったり
スプーンでつついたりしていた
サニー「ふしぎー、スライムみたい?」
アイリス「確かに」
デリック「魔物のたぐい?」
ガロルド「それなら俺が退治しよう」
そう言って取ろうとしている
デリック「こーーーら!お前は食べただろう!」
アーバン「すっげ、なんだコレ、うんま」
アーバンさんが先に食べたみたいだ
サニー「えーすごい。溶けるー」
アイリス「甘くてコクがあって、幸せな味ねえ」
デリック「うんま、これ、うんま」
「ふふふ、良かったです」
みんながプリンを食べるのをみて2匹ももっと欲しくなったみたいだ
しょうがない、締めにしますか
「みなさんお腹も落ち着いたと思うので最後のデザートにしますね」
収納からケーキを取り出す
「はーい、アルジャン初飛行おめでとう!」
「すげえええ」「なにこれ」「食べ物か!?」「デザート?」
「きゅう」「きゅぃいいい」
みんな大興奮だ
「これはお祝いのケーキです。デザートで甘いです。」
ローソクも無いので、さっそく切り分けていく
デリック「すげえ、中に果物?」
サニー「層になってるー」
アイリス「すごく美味しそう」
アーバン「なんかわからんが美味そうだ」
ガロルドは目が釘付けだ
最初に切り分けた1切れをアルジャンにあげる
さっそくかぶりついたアルジャンは 「きゅぃぃぃいいいい!」と大興奮だ
「美味しい?ふふふ」
待ちきれないアスターにも切り分けてあげると
毛なのかクリームなのかわからないぐらい頭を突っ込んで食べていた
良かったねえーー
こっちの待ちきれない大人たちにも切り分けて配ると
一口食べてとろけていた
私もひとくち、「うーん、素朴で美味しい」イチゴが欲しかったけど
野イチゴの甘酸っぱさがアクセントでこれはこれで美味しい
サニー「これは幸せの味ね・・・」
アイリス「ほんとね、食べきるのがもったいないわ」
アーバン「うめえ、しみる」
デリック「甘い、ふわふわ、うめえ」
みんなの語彙力は死んでしまったみたいだ ふふふ
ガロルドも目を閉じて味わっているみたいだ 良かったー
私も転生して初めてのケーキは沁みるほど美味しかった
やっぱりお祝いはこうでないとね!
ありがとござした!




