ダンジョンに行く前に
銀龍のみんなと一緒に護衛依頼を受けての移動中にダンジョンについての話をたくさん聞いた
魔物の話もそうだけど、同業者の冒険者にも注意したほうが良い事などだ
はじめてなので心配なことはたくさんあるが
一番心配なこと・・・それは
トイレだ
排泄物もダンジョンが吸収する、それはわかった
でも、してる時は?
聞くには、階層ごとにセーフエリアがあって
休憩ができる場所があるらしい
そこには木で作られた簡易のトイレがあるらしい
じゃあ、それ以外は?
「そのへんで」だ
こわい
まだ野営の方がいい、木も草もあるのだ
いまから行くダンジョンは石造りのような感じらしい
そんなむき出しの所でトイレとか、ちょっと・・・って思った
なので、簡易トイレを作る事にした
木での囲いと、ドア、それに便器だ
あとはいたる所に浄化版と同じものを刻んだ
清潔だいじ
自分は浄化できるからいいけど、他の人が使う事もあるかもだからね
ガロルドとはずっと一緒なわけだし
これで妥協しよう、これ以上望むのは無理だ
これを作っている時に、何を作っているのか銀龍のみんなに聞かれたので
「トイレです」っていうと驚いていた
女性にはわかってもらえたけど、アーバンさんとデリックさんは
「みんながしていることだから大丈夫だ」って言ってた
ちょっとこれは同意できない
こんな事をしながら護衛依頼の道程を進み5日目
町が見えた、すごい大きい
ダンジョンが近くにある町はどこも大きいのだそうだ
それだけ恩恵があるという事だ
町の傍には冒険者が多く集まる場所があって、そこが入り口になっているらしい
町の中にあるんじゃないんだ・・・・
ダンジョンの入り口の近くには屋台があり、攻略に必要なものや
軽食などが売っているらしい
それを遠目に見つつ、町に入る
身分証明をして依頼完了サインをもらって冒険者ギルドへ
護衛した商人さんにはすごくお礼を言われた
すごく評判がいいから、冒険者じゃなくなってもこれで稼げそうだ ふふふ
ゲンガンの冒険者ギルドは凄く大きかった
「すごい、大きい。皇都ぐらい大きくない?」
ガロルド「ダンジョンがあるところはこれぐらい大きいんだ」
「そっかーダンジョンって儲かるんだねえ」
ガロルド「そうだな、俺も前に潜った時はかなり稼いだ」
「ほうほう、そんなに凄いのかー」
受付で完了報告をして、ついでにダンジョン地図なるものも購入してみた
階層ごとに地図と、魔物について書いてある
これなら真っ直ぐに次の階層に進めるね
アーバン「じゃあ、2日ぐらい休んでダンジョンに行くか」
「はーい」
デリック「じゃあ、美味い物食べに行こうぜ」
「「「「賛成!」」」」
みんなで同じ宿に泊まり、晩御飯も一緒に食べた
そこでもダンジョンの話に
アーバン「俺たちはとりあえず12階までは進むか、そこからは様子見だな」
アイリス「オーガをどうやって攻略するかよね」
サニー「そうね、魔法もあんまり効いてなかったもの」
デリック「普通に武器が壊れそうだもんな」
「そんなに硬いんですか?」
アーバン「ああ、硬い。普通の武器じゃあ切れない」
ガロルド「俺は切れる」
ガロルドは切れるんだ
アーバン「ガロルドの武器はミスリル合金だしな」
デリック「ミスリル武器なら俺でもいけるけどな」
アーバン「そうだな、買うまで貯めるか?」
アイリス「3人分?なかなか時間がかかりそうね」
「ミスリルはそんなに切れるんですね」
デリック「段違いだぜ、強度もな」
サニー「値段も段違い」
「「「ほんとに」」」
そんなに高いのか、ちょっと憧れてたんだけどな
「ミスリルのナイフならどれぐらいの値段ですか?」
アーバン「そうだな、金貨100枚からって感じだな」
「うわあ」
じゃあ、ロングソードとか金貨1000枚ぐらいするか
デリック「槍が一番安いから買っちまおうかな」
アーバン「それはアリだな」
アイリス「そうね、私も賛成」
サニー「いいね」
話はまとまり明日買いに行く事になった
私も気になるのでついて行く事にした
翌朝、ご飯を食べてから武器屋さんへみんなと行く
「ガロルドのは合金って言ってたけど、それでも高い?」
ガロルド「俺のは金貨1500枚ほどだった、それでも今まで困った事はない」
「へえーー高いんだねえ」
アーバン「ガロルドはふつうの剣だと折れちまうんだよ、だから合金かミスリルかそれ以上じゃないと耐えられないんだ」
ガロルド「うん、何本も折った」
「そっか、ガロルドはミスリルの剣欲しくないの?」
ガロルド「コレが折れたら買おうかなとは思っている」
「なるほど」 確かに、もったいないもんね
アーバン「ルラのは特殊なもんじゃねえのか?岩を切ったんだろう?」
「これですか?これは、住んでた町の鍛冶師さんに打ってもらったものでミスリルではないですよ」
デリック「じゃあ、どうやって岩を切ったんだ?普通のなんだろ?」
「魔法剣って呼んでるんですけど、刃に魔力を纏わせて切りました」
アーバン「は?なんだそれは。魔力を?」
「はい、なので魔力で切っているって感じですかね」
サニー「また、とんでもない事言ってるわね」
アイリス「じゃ、この剣でもできるの?」
「はい、できますよ。大きいと大変ですけど、ナイフぐらいなら比較的簡単です」
アーバン「じゃ、ロングソードは絶望的か?」
「あー、確かに。アーバンさんは魔力が多くなさそうなんでかなり厳しいかも知れません。毎日、気絶するくらい魔力を使えば増えると思いますけど」
サニー「でた、気絶だ・・・。」
アイリス「気絶・・・ねえ。私はどう?」
「・・・・・アイリスさんも魔力が少な目ですねえ・・・。気絶をおすすめします」
デリック「危ないもの勧めるなよ、で?俺は?」
「槍は・・・・試したことないですねえ。ちょっとお借りしても?」
デリック「ほい」
立ち止まって、端により
魔力を流してみる・・・・あーこれは・・・
「えっと、使う魔力量は変わらない気がしますけど。難しいです」
デリック「え?難しいのか?」
「はい、長さの分調整が・・・・あと、デリックさんは4人の中で一番魔力が少ないので・・・・一番気絶をおすすめします」
デリック「・・・・・俺はミスリル買うわ」
凄く絶望的な顔になってしまった
なんかごめん
気を取り直して武器屋に向かう
ガロルド「俺はできそうか?」
「うん、ガロルドは魔力多いよね?魔法は使わないの?」
ガロルド「多少は使えるが、切った方が早いからな。浄化くらいだ」
「そっか、じゃあ魔法剣教える?」
ガロルド「うん、聞きたい」
あっちでは「天才の会話だ・・・」とか「これだから天才は・・・」なんて
聞こえてくる
魔力量は個人差があるからね、頑張って鍛えて欲しい
町中でガロルドの大きな剣を抜く訳にはいかないので
ナイフを取り出して説明した
銀龍のみんなも一緒に聞いてたけど
「できるのか?そんな事?」「え?ここに?」「魔力が足りねえ」
なんてぼやいていた
ガロルドは「なんとなくはわかるが・・・練習する」
そう言っていた
みんな頑張れ――
そして武器屋について
ミスリルの武器を見せてもらった
もう、輝きが違うね!キレイ
青銀ってのはこの事でしょう
デリックさんは槍の穂先を選んでいた
いわゆる『十文字』の形を選んで買っていた、金貨400枚
お高い
剣も置いていたけどこっちは金貨1000枚以上だった
ガロルドのはロングソードより長いからもっと高いだろうねーなんて話をしてたら
ガロルド「今もっているサイズと同じものなら金貨3000枚だって言われた」
そう言っていた
そんなのもう家が買えるじゃん
でも、命にかかわるものだからね
折れる前に買おうって、言っておいた
だって折れてからじゃ遅くない?
アーバンさんとアイリスさんも自分が買うかもしれないミスリルソードを見て
年単位でお金を貯めないとダメだって言っていた
確かにねえ、「ビックホーンブルを2頭狩るぐらいしないとだね」
そう言ったら、「次に見つけたらヤルか・・・」
「そうね・・・魔法カバンもいるわね」
なんて話あっていた
ありがとござした!




