護衛依頼 2日目 解体 Bランクパーティ 銀龍+1
「牛の解体があるので早く野営しよう」
ショーンさんが嬉しそうにそう言った
まあ、雇い主がそう言うのだ
こころなしかみんなもソワソワとしている
馬車を止めて馬たちを休ませる
ショーン「じゃあ、さっそく出してくれ」
「はーい、じゃあ大きいのでここで出します」
道から大きく離れた、馬車の裏手に出すことにした
ここを誰も通らないわけじゃないしね、きっとビックリする
みんなに離れてもらって牛を引っ張り出す
「「「「おおおおおお」」」」」
みんなの驚きの声が聞こえる、でっかいもんね
「初めてみた」「こんなに大きいなんて」「デカすぎだろう」「これが突進?死ぬでしょ」
なんて事を観察しながら口々に言っている
近づかないとこの凄さはわかんないよね
ショーン「頭は?もちろんあるよね?」
「はい、これです」
全部出さずに角だけちらっと見せた
ショーン「良かった、角が一番高いんだ」
そーなのか、確かにキレイで立派な角だもんな
アーバン「想像以上だな、でかい」
「ですねー、近づいてビックリしました。首も太くて」
アーバン「確かにな、でもキレイに切ってるな2回?で切ったのか?すげえ」
「え、よくわかりますね。正解です」
アーバン「切り口でわかる、かなりキレイに切ってはいるがな」
「そりゃあ鮮度に関わりますので。いつもキレイに首を切るようにしてます」
アーバン「こええ、魔物もたまったもんじゃねえな」
「ふふふ、なるべく早く仕留めるのが礼儀ってもんです」
アーバン「どんな礼儀だ・・・・・こわ」
肉を切り分ける台を土魔法で作って、表面をできるだけキレイに仕上げ
浄化をかけて完成だ
サニー「加工もできるの?どこで才能使ってんのよ・・・・」
「ふふふ、いろいろ便利なんです」
サニー「それは、そう。真剣にすごい」
私では身長が足りないのでガロルドが腹開きをすることに
無言で立って、いつものロングソードで器用に開いていく、うまい
内臓はすべて廃棄なので、大きな穴に入れていく
私はこっそりと心臓を回収した、ハツだ。美味しいのだ
テールも回収しておこう
サガリ、ハラミなども回収だ、横隔膜だったよね
ほぼ、お肉だけど
ミノ・・・は食べて大丈夫だろうか・・・浄化して・・・
牛乳もあるしな・・・ミノサンドっていう肉厚なところ、美味しいんだよなー
・・・・一応回収だ、一応ね
他はちょっと諦めた、モツって下ごしらえが大変なんだよね
あの量はちょっと・・・・すごいもん
あとは、適当に切り分けられては運ばれて来る巨大な肉を
それぞれの部位っぽい所に切り分けて収納だ
あんまり詳しくはないが、だいたいの部位は知っているし
見ていると肉質っていうか筋肉が違う質なのがわかるのでそこを切り分けた
サーロイン、ヒレ、ランプらへんはわかるな
リブロース、肩ロースは・・・・ちょっとわからん
脂と筋の感じが違うかな?
サーロインのでっかいこと、やばい
Tボーンステーキとかしたらもっと凄そうだ、切り方知らんけど
牛脂として使えそうな部分はもちろん回収した、すごい量だったので回収できるだけした
皮も高く売れるそうなので、最後の仕上げは商人さん達に任せた
ドッロドロになったみんなには、濡れてはダメなものは持っていないか確認して
マイクロファインバブルシャワーで洗浄した、ついでに浄化
アーバン「ああーーー気持ちいいー」
デリック「良いなコレ」
サミー「さいこおーー」
アイリス「助かったわー」
なんて気持ちよさそうにしていた
ガロルドは無言で浴びていた、顔は普通だったけど喜んでいたとは思う、たぶん
で、希望者にはお風呂へそのまま入ってもらった
皮をキレイにしてくれた商人さんたちも同じようにキレイにして
希望者はお風呂へ
皮を回収して、辺りを水で流して、仕上げに内臓と一緒に埋めた
匂いが残っている気がしたので、広範囲で浄化もかけておいた
よし
それを見ていたみんなには
「なんでもありだな」「掃除も楽そうだな」「便利魔法少女だ」「あんな使い方する人見たことない」
なんて言いたい放題だった
褒めてる?よね
キッチンを展開して考える・・・・・
うーん、お肉って締めてすぐより1日おいた方が美味しいって言うよね
どうしようか?
自分的には両方食べてみたい気もするけど
なので相談だ
アーバンさんとショーンさんはお風呂に入っているので
「ちょっと覗いてもいいですかー?」って確認してから
「いいぞー」って返事があってから男湯に入る
「あの、お肉はキレイに回収できたのでいいんですけど。解体したてより何日か置いたほうが美味しいと思うんですけど、どう思いますか?」
アーバン「まじか!そんな事考えた事もないわ。いつも狩ってすぐ食べてた」
ショーン「確かに・・・そうかも知れない、だが食べたい!」
アーバン「俺も!」
「わかりました、じゃあ食べましょうか。でも、時間を置いてからの方が美味しいかも知れないので今日は一人ステーキ2枚までで、明日はまた違う料理を作ります。それでどうですか?」
ショーン「違う料理を!?それは良い!俺は賛成だ」
アーバン「2枚か・・・・」
「2枚って言っても、一枚がこーんぐらいですよ?」
そう言って一枚の大きさを表現する、ちょうど私の胴体くらいの大きさだ
ホントに2枚も食べれるのか?って大きさだよ
アーバン「そんなにデカいなら文句はないぞ!」
「じゃあ、決まりで。準備しておきまーす」
「「頼んだーー」」
さ、ステーキだからそんなに準備することないけど
ちゃっちゃと準備しますか、っていうか普通のフライパンじゃあ焼けないや
どっかに良さそうな石はないかな?
歩いて探して・・・・これならいいかな?
上を少し切って断面を確認する、良さそうだ
2か所切って一枚の石板にする、これをこっちの台に運んで
バーベキュー台だ
表面を磨いてキレイにする、最後に浄化をかけて完成
でっかいサーロインを出してトリミングと筋切りをして積んでいく
これを人数かける2で20枚
せっかく大きい石板を用意したし鉄板焼き屋さん風にするか
対面にカウンター席を作った
お皿もコレが一枚乗るような物は無いし、切って出そう
味付けはシンプルに塩コショウ味と、お肉が美味しいスパイスミックスでいいか
にんにくだけいっぱいスライスしておく
スープも簡単に玉ねぎスープ
パンはたくさん切っておこう
あとは、フライ返しが欲しいな、蒸し焼きに出来る蓋も
パッと作ろう
これでいいかな?
あ、野菜が玉ねぎしか使ってないや、あぶないあぶない
野菜だいじ
サラダをちゃっちゃと作る
ベーコンを石板で焼いてみた、うんいい感じじゃないかな?
ヘラも使いやすい
ベーコンをカリカリに焼いて、サラダに散らす
真ん中に温泉卵を割り入れてドレッシングをかける
で、混ぜる あーーー美味しそう
味見だ、パクっと うーん美味しい
2匹にバレてしまったので、机を作ってそっちで食べてもらう
ガロルドはずっとカウンター席に座って準備万端なんだけど・・・
「もう、お腹すいた?」
コクコクコクコク じっとこっちを見て首肯している
そっか、じゃあ焼こうかな?
あっちを見るとアーバンさんがこっちに歩いて来た
アーバン「もう準備完了か?」
「はい、あとは焼くだけなんですけど。座ってもらってから始めようかと」
アーバン「わかった、じゃあじゃんけんだな。ガロルドも行くぞ」
ガロルド「え」
アーバン「あったりまえだろう、みんな食べたいんだよ。公平にじゃんけんだ」
ガロルド「いやだ」
アーバン「嫌だじゃねえ、ほら」
アーバンさんに引っ張られていくガロルド
何度もこっちを振り向くので手を振っておいた
そんな悲しい顔しなくても・・・・
しばらく後にやって来たのは、商人さん1人に、アイリスさんサニーさんデリックさん
そして、ガロルドだ
アーバンさんは負けてしまったらしい
可哀そうに・・・・
まあ、あとで食べれますから
さあ焼いていきましょうか、特大のステーキを
ああ!ステーキたべたい
ありがとござした!




