護衛依頼 2日目 Bランクパーティ 銀龍+1
朝ごはんを終えて出発する
でも、なぜかガロルドさんは私の後ろを歩いていた
昨日までは馬車の反対側にいたのに・・・・まあいいか
森に入ってすぐに探知にオークがいた
「アーバンさんオークが少し離れた所にいるんですけど、狩ってきていいですか?すぐに戻りますんで」
アーバン「ん?少し離れたってどんくらいだ?」
「えっと、本気で走って15秒、ってとこですかね」
アーバン「わからんな、うん。一人で大丈夫か?」
「はい、ちゃっとやってちゃっと帰ってきます」
ガロルド「俺もいく」
「え?」
ガロルド「俺もいく」
2回言った
「・・・・いいんですけど、強化して走りますよ?」
ガロルド「ああ、ついて行く」
「わかりました、じゃ、いってきまーす」
走って森の中に入っていく、ガロルドさんはピッタリついて来ていた
おお、すごい
「いた」
双剣を抜いて後ろから首を切る、倒れるオークを足場にもう一匹を切った
残った1匹はガロルドさんが倒していた
しかも、ちゃんと首を切っている
「すごい、ガロルドさん早いですね」
ガロルド「身体強化は自信がある、ルラがすごい」
「私も身体強化は自信があるので」
言いながらオークの首を埋めていく
正直付いて来れないなら、パーティを断る理由に丁度良いと思ってた
でも、ピッタリついて来てたし
なんならまだ余裕がありそうだ
収納にオークを入れて 「じゃ、戻りますか」
走って馬車の進行の先に出る
アーバン「おお、早いな。お帰り」
「ただいまです」
アーバン「1体か?」
「いえ、3体でした」
アーバン「え、早いな。まあ、ガロルドもいるしな」
「はい、1体倒してくれましたよ。」
アーバン「て、ことはルラちゃんが2体?早いし強いのかすげえな」
「オークは遅いんで、簡単です」
アーバン「そう言えるやつは少ないぞ、たまには出番を譲ってくれよ」
「はい、次出たら言いますね」
その後、進むとゴブリンがいた
「少し先、右にゴブリン5体です」
アーバン「よっしゃ、いくぞ!」
「「「おう」」」
アーバンさんがそう言うと誰ともいわず銀龍のみんなが走っていく
おお、コレがパーティって事か・・・
危なげなく倒して、馬車と合流する
「おつかれさまです。」
アーバン「あれぐらいじゃ疲れねえよ」
デリック「ほんとかな?」
サニー「リーダーも30才だからなー」
アーバン「まだ30だ!若いだろうが!」
アーバンさんは30才なのか、全然元気そうだけどな
アイリス「最近腰が痛いとか言ってるからよ」
アーバン「それは仕方ないだろう」
腰が痛いのは可哀そうだな
そんな感じで楽しく進み、お昼休憩をした
昨日はサンドイッチだったので今日はおにぎりで
みんな、おにぎりには抵抗は無いらしい
皇都でもお米料理の店はチラホラ出ていたので、食べたことがあったみたいだ
ショーン「皇都のおにぎりより、こっちのほうが美味しい。なんでだ?」
アーバン「確かに・・・」
とか考察してた、ふふふ
私は醤油を使ってますんでね、醤油を使った料理が一番お米には合うと思う
中身は角煮だ、絶対美味しいやつだ
ガロルドさんは金貨を入れて、たくさんおかわりしていた
お米も問題ないみたいだ、昨日はお米もパンも食べていた
好き嫌いとかなさそうだな
お昼を食べて出発すると、森を抜けて平原へ出た
見渡す限りの平原だ、しばらくは平原が続きそうだなー
なんて歩きながら考えていると、遠くの方にたくさんの黒い物が見えた
「あれ、なんでしょうか?」
アーバン「どれだ?」
「ほら、あっちにたくさんいますよ」
ガロルド「・・・・牛じゃないか?」
「あー牛っぽい、確かに」
アーバン「あれが見えるのか?どんな視力だよ」
しばらく歩くと分かりやすく牛っぽい姿がわかるくらいになった
アーバン「ほんとに牛だな」
「なんかめっちゃ大きくないですか?」
この距離でこの大きさって・・・すんごい大きそう
ショーン「あれは、おそらくビックホーンブルだ。ここら辺では一番大きい牛で、角も皮も特級品で、しかも肉も極上、だが狩るのがかなり難しく、匂いも音にも敏感ですぐに逃げる。身体強化もハンパではなく突進されたらたまったもんじゃない」
「はーすごい、じゃあどうやって狩ってるんですか?」
ショーン「ごく稀に罠にかかる事があるだ。それでも罠ごと破壊されたりするから、俺も1度しか実物を見た事がない。」
「はーーそんなに」
アーバン「俺たちも狩った事がないな、逃げるヤツは基本的に狩らないしなー」
「でも、極上のお肉って聞くと・・・・」
ショーン「ははは、食いしん坊だな」
「・・・・ちょっと狩れるかやってみても?あんなにたくさんいますし、1匹だけでも。すぐに追いつくので」
ショーン「は?どうやって狩るつもりだ?」
「こう、弓でパーンっと」
ショーン「近づけはすぐに気づかれるぞ?」
「そこは長距離で狙うので、無理ならあきらめます」
アーバン「いいんじゃねえか?もし突進してきても俺たちもいるしな、狩れるんじゃないか?」
ショーン「・・・・・もし、狩れたら素材は売ってくれます?」
「はい、もちろん。そんでお肉はみんなで食べましょう」
アーバン「やろう!10体くらい!!!」
ガロルド「やる」
ショーン「わかりました!許可する!」
「わーい、じゃあ、気づかれるとダメなんで一人で行きますね、追って来たらみなさんお願いします」
ガロルド「俺もいく」
「え、でも見つかったら」
ガロルド「大丈夫だ」
アーバン「ガロルドなら大丈夫だろう、連れてけ」
「はい、わかりました」 大丈夫かな?
まあ、かなり長距離で狙えばイケるか
「じゃ、いってきまーす」
ゆっくり目に移動して距離を詰める
何度かしゃがんで牛たちの反応を見る
まだ1キロくらいは距離があるので気にしていないみたいだ
草を食んでいる
「あそこの岩陰にいきますね」
ガロルドさんは頷いて了承してくれた
気配の消し方がうまい、これなら大丈夫そうだ
岩影まできた、牛まで500くらいかな・・・・
まあ、イケるでしょう
ガロルド「ここから狙うつもりか?」
「はい、魔法で補助しながら飛ばすので。一発じゃ仕留め切れないと思うので、当たった瞬間に走ってとどめを刺しに行きます」
ガロルド「わかった。」
一度に2本をつがえる、狙いは2体並んで草を食んでいるところだ
岩からでて構える ここだ バッシュ
風魔法を纏わせた矢が飛んでいく、あとはこっちでコントロールだ
手を前に出して矢を微調整
ドッシュ ドシュ
2本ともしっかりと首に刺さった
「行きます!」
走って近づいていく、まわりの牛たちはいっせいに散っていく
矢が刺さった牛は苦しそうに前足を折っている
双剣を抜いて首を切った、太すぎる
2連撃だ
もう一体はガロルドさんが仕留めてくれていた
「ふう、いけたな・・・・・。て、いうかすんごい」
ガロルド「すごいな、でかい」
そうなのだ、ここまで来てわかる大きさ
大型トラックぐらいはある、余裕で
切った首から出る血もすごい、すごい量だ
少し下を土魔法で掘った、血みどろになりそうだったから
ガロルド「凄かった、風魔法か?」
「はい、速さと威力、軌道修正も」
刺さった矢は半分以上が体内に入っていた、普通なら貫通していたかもしれない
これだけ太い首だからこれだけだったんだろう
ふつうの弓でも無理だな、表面に刺さって終わりだっただろう
あらためて牛を眺める、体も大きいけど頭もすごいな
角もなんて立派な・・・・
コレは・・・・牛タンが食べれるのでは?
しかも凄い、でっっっっかい
ヤバい、これは取っておかねば
しっかりと血抜きをして収納する、デッカイ
みんなで食べようとか言ったけど、これ解体できる?
「ガロルドさん、これ解体できると思います?」
ガロルド「・・・・・思ったよりデカいがみんなでやればどうにかなるだろう。それより」
「ん?なんです?」
ガロルド「・・・・・ガロルドでいい」
「あ・・・・。」 さん、は付けなくていいってこと?
「ガロルド?」
ガロルド「ああ」
ぐっ
いけめんの笑顔・・・・・・
破壊力はバツグンだ!!
ふう
「さ、戻りましょっか」
走って馬車に向かう、ピッタリついて来るガロルドさん
あらため、ガロルド
「もしかして、全然余裕ですか?」
ガロルド「ああ」
「じゃ、もうちょっと早く」
スピードを上げる、おおホントだ
ピッタリついてくる
もうちょっと、もうちょっと
と、思いつつかなりスピードを上げた
でも、全然付いて来る
自然と笑顔になった
「ガロルド凄いね!早い!」
ガロルド「ルラもな、俺ぐらい早いやつに初めて会った!」
ガロルドも笑っていた
あっと言う間に馬車に追い付いた
アーバン「遠くから見てたぞ!やばいな!しかも2体やってなかったか?」
「はい、しっかり2体仕留めました」
ショーン「すごいすごい!!あとでみんなで解体しよう!」
私たちが仕留めたのを確認して先に進んでてくれた
アーバンさんは良くわかってくれてる、止められたり心配されたりより
こっちの方が100倍嬉しい
まあ、ガロルドを信頼してるって事かもしれないけれど
ありがとござした!




