第59話 迷宮査定官
査定官は、昼過ぎに来た。
それは、すぐに分かった。
封鎖兵でもない。
焼却班でもない。
冒険者でもない。
そいつは、入口を見なかった。
迷靄洞の口を前にして、最初に見たのは地面だった。
焼け跡。
湿灰床。
焦げた縄。
赤泥蟻の穴。
荷車の残骸。
兵が立つ位置。
火を焚いた跡。
そして、封鎖線の後退した距離。
迷宮ではなく、迷宮に近づいた人間たちの失敗を見ていた。
「……嫌な奴が来たな」
《はい》
白い部屋に映る男は、痩せていた。
年は四十前後。
灰色の外套。
革手袋。
腰には剣ではなく、巻物入れと金属筒。
背中には細い杭の束。
目立つ武器は持っていない。
だが、兵たちがそいつを見る目は明らかに違った。
守られている。
命令を出す側だ。
そいつが、ゆっくりとしゃがみ込む。
焦げた地面の灰を指先でつまみ、匂いを嗅いだ。
「湿っているな」
声は低い。
「焼いた後に、濡れたのではない。焼け跡そのものを床に変えている」
「床、ですか?」
横にいた若い記録官が聞き返した。
査定官は、灰を指先から落とした。
「ああ。ここはもう、入口の外ではない。迷宮の端だ」
「では、範囲はここまで?」
「そう見せているだけかもしれん」
「……」
「見せているものを信じるな。見せたくないものを探せ」
余は思わず顔をしかめた。
「フィルエの言った通りではないか……」
《はい》
こいつは強いから怖いのではない。
見るから怖い。
余が何を隠したがるかを、見ようとしている。
査定官は、すぐに中へ入らなかった。
まず杭を打たせた。
ただの杭ではない。
白い粉が塗られた細い測量杭だ。
入口を中心に、遠巻きに半円を描くように打っていく。
一本。
二本。
三本。
距離を変え、角度を変え、湿灰床に近づきすぎない場所へ。
「管理音声」
《はい》
「あれは何だ」
《測量杭。迷宮干渉範囲の変化を見るための道具と推定》
「壊すか?」
《壊せば、壊せる範囲を見られます》
「……くそ。面倒だな」
罠なら壊せばいい。
敵なら殺せばいい。
だが、あれは違う。
触れば、触ったことが情報になる。
触らなければ、触れないことが情報になる。
何もしなくても見られる。
「嫌な餌だ」
《はい》
査定官は次に、布袋から小さな石を取り出した。
白い石。
紐が結ばれている。
それを兵に投げさせた。
石は入口手前に落ちる。
湿灰床の端。
何も起きない。
次の石。
少し内側。
何も起きない。
三つ目。
さらに内側。
灰がわずかに沈んだ。
査定官の目が細くなる。
「そこだ」
若い記録官が板に書き込む。
「入口外縁、三歩内側で床反応あり」
「“床”と断定するな。“足を遅らせるもの”と書け」
「はい」
細かい。
嫌になるほど細かい。
余は、白い部屋で歯ぎしりした。
「管理音声。あの記録官、喰えるか」
《現状では距離が遠いです》
「分かっておる。言ってみただけだ」
《はい》
いや、喰いたい。
ものすごく喰いたい。
ああいう書く奴を放っておくと、後で面倒になる。
査定官は、入口の前で実験を続けた。
石。
砂。
乾いた草。
油を染み込ませた布。
小さな鏡。
どれも、直接中へ入らない。
迷宮に踏ませるのではなく、迷宮がどう反応するかを見ている。
余は、ひたすら我慢した。
湿灰床は動かさない。
煙迷いは出さない。
火影縫い大蜘蛛も使わない。
ミルも隠す。
グズは奥。
マネは……何かを真似したそうにしているので、ポフキノコの横に座らせておく。
「ギィ……」
「我慢しろ。今出たら、全部見られる」
「ギィ」
多分、やっぱり分かっていない。
だが動かないのでよい。
査定官は、こちらが沈黙していることにも気づいていた。
「反応しないな」
「弱っているのでしょうか?」
「逆だ」
査定官は、入口を見ずに言った。
「こちらが見ていることを、向こうも理解している」
余はびくっとした。
「なんで分かるんだよ!」
《声は外に届いていません》
「そういう問題ではない!」
人間め。
読んでくる。
こちらの沈黙まで読む。
最初の頃の余なら、たぶん焦って霧を出していた。
石を動かしていた。
ゴブリンを出していた。
そして「ここまで届く」と見られていた。
だが今は違う。
我慢できる。
かなり嫌だが。
ものすごく嫌だが。
「余は王だからな……」
《現在、かなり小声です》
「うるさい」
査定官は、今度は一人の兵を前に出した。
盾持ち。
大盾を構え、腰に命綱。
背中には小さな鈴。
そして、顔には目隠し。
「目隠し?」
《視覚干渉対策》
「ミル対策か」
《可能性あり》
まだミルを直接見られたわけではない。
だが、入口で“何かを見る”ことで兵が迷う報告は残っている。
だから目を塞いだ。
嫌なほど的確だ。
盾持ちは、ゆっくり近づく。
一歩。
二歩。
三歩。
湿灰床の端に入る。
足が少し沈む。
だが、止まらない。
目隠しをしているせいで、ミルは使えない。
煙もない。
火もない。
影はあるが薄い。
「管理音声」
《はい》
「まだだ」
《はい》
盾持ちは石を置いた。
その石には、小さな金属札がついていた。
入口に近い位置。
こちらの干渉が届きそうな場所。
だが、兵本人はすぐ戻る。
命綱を引かれて。
慎重だ。
石だけを置いて、人を戻す。
こちらが人を狙えば、命綱で引く。
石を狙えば、石への反応を見る。
嫌な手だ。
「……よし」
《どうしますか》
「石には触らぬ」
《はい》
「兵も喰わぬ」
《はい》
「だが、鈴を鳴らす」
《目的は》
「向こうに“何かが来た”と思わせる」
余は火影縫い大蜘蛛を動かさなかった。
代わりに、通常の小蜘蛛を一匹だけ、入口の影から出す。
小蜘蛛は外では弱い。
だが鈴の影に届けばいい。
《縫い影蜘蛛一匹展開》
「鈴の影だけを揺らせ」
《実行》
盾持ちの背中の鈴が、小さく鳴った。
ちりん。
盾持ちが止まる。
周囲の兵が身構える。
「引け!」
命綱が引かれる。
盾持ちは慌てて後退した。
転びかける。
だが喰われない。
入口には入らない。
査定官は眉を少し動かした。
「音に触れたか」
「音、ですか?」
「いや、違うな。鈴か。鈴そのものではない。揺れたのは……」
査定官の視線が、地面へ落ちる。
影。
こいつ、影を見た。
「小蜘蛛、戻れ」
《はい》
間に合った。
小蜘蛛は入口の暗がりへ戻る。
査定官は何かに気づきかけていた。
だが確証はない。
「記録しろ。背面鈴に微反応。接触対象は未確定」
「はい」
「次は影の出にくい白布を使う」
「……」
余は白い部屋で固まった。
「こいつ、嫌いだ」
《はい》
心底嫌いだ。
次に出てきたのは、白布だった。
兵二人が、長い棒の先に白い布を張る。
影を薄くするためだ。
火影縫い大蜘蛛への対策。
まだ完全に見抜かれていないのに、もう潰しに来ている。
「管理音声」
《はい》
「査定官を殺せば、どれくらいソウルが入ると思う」
《高位専門職であれば、五十以上の可能性があります》
「喰いたいな」
《現状では困難です》
「分かっておる!」
査定官は距離を取っている。
自分では近づかない。
近づくのは兵。
記録官。
盾持ち。
回収役。
そして道具。
本体は外にいる。
迷宮にとって、一番嫌な敵だ。
強者が突っ込んでくる方がまだ楽だ。
そいつは喰える。
だが、こいつは喰われる場所に来ない。
喰われる距離を測っている。
「なら、来させるしかない」
《はい》
「どうやって」
《不明》
「そこは分かれよ!」
《申し訳ありません》
焦る。
久しぶりにかなり焦る。
だが、叫んでいるだけではどうにもならない。
余は白い部屋の映像を広げた。
査定官。
記録官。
兵。
白布。
測量杭。
金属札付きの石。
荷車の残骸。
焚き火。
赤泥蟻穴の小さな地中反応。
「……ん?」
《どうしましたか》
「地中反応」
《赤泥蟻小型。二》
「赤泥蟻穴め。また来ているのか」
《はい》
だが、今回は好都合かもしれない。
赤泥蟻は、人間の測量杭に興味を持っていた。
白粉。
金属。
地中に刺さる杭。
蟻にとっては邪魔な異物だ。
赤泥蟻穴は、杭を噛みに来ている。
「使う」
《はい》
「蟻を助けるのではない。蟻に人間の布陣を乱させる」
余は外縁迷霧を、ほとんど見えないほど薄く流した。
赤泥蟻の触角に、焼けた赤泥触角の粉を混ぜた湿りを送る。
餌ではない。
道でもない。
ただ、少しだけ嫌な匂いを杭の一本へ寄せる。
赤泥蟻が反応した。
地中で進路を変える。
査定官の打った測量杭の一本へ向かう。
「よし」
赤泥蟻が杭の下に出た。
地面が盛り上がる。
兵が叫ぶ。
「蟻だ!」
封鎖線が乱れる。
白布を持つ兵がそちらを向く。
記録官が板を抱えて後退する。
盾持ちが前に出る。
査定官は、動かない。
動かないが、視線が蟻へ向いた。
その瞬間。
入口への視線が減った。
「今だ」
《はい》
「マネ、ミルの真似をして出ろ」
「ギィ!」
マネが入口に立った。
ミルではない。
ただの真似るゴブリン。
姿勢だけミルに似せる。
じっと見るふりをする。
白布を持つ兵の一人が、それを見た。
「出た!」
「見るな!」
「目隠ししてない!」
兵が慌てる。
査定官が入口を見る。
マネを見る。
余は息を詰める。
見ろ。
見るがいい。
それは本物ではない。
査定官の目が細くなった。
「視線型ではない」
早い。
「似せているだけだ。別個体がいる」
「え?」
「本命を隠している」
余は背筋が冷えた。
「こいつ本当に嫌だ!」
《はい》
だが、目的は達した。
査定官の視線が入口へ向いた。
その間に、赤泥蟻が測量杭を噛んだ。
白粉が弾ける。
赤泥蟻が暴れる。
兵が火を入れようとする。
火。
煙。
影。
余のものが増える。
「火を使え、人間」
余は低く呟いた。
兵が油布へ火をつけた。
赤泥蟻を焼くための小さな火。
その火が、白布の縁に影を作る。
白布は影を消すための道具だ。
だが火が近ければ、布の揺れそのものが影を生む。
「火影縫い大蜘蛛」
《反応あり》
「白布の影を縫え。兵ではない。布だ」
《実行》
糸が伸びる。
火で揺れた白布の影へ。
布が、ほんの少しだけ入口側へ引かれた。
兵が踏ん張る。
「布が引かれる!」
「捨てろ!」
査定官が即座に叫んだ。
「捨てて下がれ!」
正しい。
だが遅い。
白布を持っていた兵の一人が、手を離すのに一拍遅れた。
その一拍で、布の影が彼の足元の影に重なる。
「縫え」
《実行》
火影縫い大蜘蛛の糸が、布の影と兵の足影を一瞬だけ縫った。
兵がつまずく。
湿灰床の端へ転がる。
入口からはまだ距離がある。
だが、そこには前に奪った記録板の欠片を混ぜた小さな湿りがある。
余の端だ。
「グズ!」
「ギィィッ!」
グズが飛び出そうとする。
「出るな!」
余は止めた。
まだ遠い。
グズを出せば見られる。
火影縫い大蜘蛛もこれ以上出すと危ない。
なら、別の手。
「ポフキノコ、胞子。マネ、声」
《胞子放出》
「ギィ!」
ポフキノコの胞子が低く流れる。
マネが、倒れた兵の声を真似た。
「助け……」
下手だ。
だが、倒れた本人も叫んでいる。
煙。
火。
蟻。
布。
混乱。
その中で、偽物の声が混ざる。
「助け……て……」
もう一人の兵が振り返った。
「待ってろ!」
「行くな!」査定官が叫ぶ。
だが、人間は行く。
仲間を助けるために。
これだけは、どれほど学んでも消えにくい。
兵が手を伸ばす。
倒れた兵の腕を掴む。
その手が、湿灰床に入る。
「大蜘蛛、二人の影を縫え」
《実行》
完全には止めない。
ただ、戻る方向だけを少しずらす。
二人は外へ戻ろうとしている。
だが足が滑る。
湿灰がまとわりつく。
火の煙が流れる。
そしてミルが、本物のミルが、入口の暗がりから一瞬だけ目を開いた。
助けに来た兵にだけ見せる。
「ひっ」
兵の手が緩む。
倒れた兵が、入口側へ転がる。
査定官が舌打ちした。
「縄を切れ! 見捨てろ!」
鋭い。
冷たい。
正しい。
だが、その言葉は兵の心を刺す。
見捨てろ。
自分がそう言われたと理解した倒れた兵は、外ではなく入口へ這った。
助からない外より、何かがいる暗がりへ。
それが間違いでも、身体がそう動いた。
「入った」
《はい》
迷靄洞の内側へ。
入ってしまえば、余のものだ。
「グズ」
「ギィィッ!」
今度は止めない。
湿棍ゴブリンが振り下ろした棍棒が、兵の胸を潰した。
《侵入者一名死亡》
《獲得ソウル:37》
《現在ソウル:333》
「よし」
久々のソウルだ。
やはり、これがいる。
情報だけでは腹は膨れぬ。
外は、一気に引いた。
査定官の判断は速かった。
「撤収。今日はここまでだ」
「しかし、遺体が――」
「もう迷宮内だ。取り返せない」
「ですが!」
「死者を増やす気か」
記録官が顔を青くして黙った。
査定官は、最後に入口を見た。
今度ははっきりと。
だが、深くは見ない。
見すぎれば見返されると分かっているのだろう。
「記録しろ」
「はい」
「視線型個体あり。模倣個体あり。影拘束あり。火影に反応。湿灰床は端でも危険。救助行動を誘導する」
「……はい」
「分類を上げる」
余は眉を寄せた。
「分類?」
査定官は言った。
「迷靄洞は、通常Dランクではない。外縁干渉型。Dランク上位相当。Cランク予備査定に回す」
外の空気が、少し変わった。
兵たちも、記録官も、息を呑んだ。
Cランク予備査定。
それは、まだCランクではない。
だが、Eでも普通のDでもないと、人間側に正式に見られたということだ。
「……見られたな」
《はい》
「隠しきれなかった」
《はい》
「だが、一人喰った」
《はい》
「記録も少し狂わせた」
《はい》
完全勝利ではない。
査定官は生きている。
こちらの手札もいくつか見られた。
ミルの存在。
マネの存在。
影拘束。
火影反応。
湿灰床。
かなり痛い。
だが、向こうも無傷ではない。
兵を失った。
赤泥蟻の乱入も完全には読めなかった。
何より、余は査定官の顔と声と判断の癖を見た。
「次は、あいつを餌にする」
《危険です》
「分かっておる」
分かっている。
だが、あれを放っておくと、もっと見られる。
もっと暴かれる。
そして次は、こちらを殺すための正しい部隊を連れてくる。
なら、その前に。
「管理音声」
《はい》
「あの査定官の名前は分かるか」
《人間側会話より推定》
白い部屋に表示が出た。
⸻
【対象記録】
迷宮査定官:ラウゼン
所属:冒険者ギルド迷宮査定部
特徴:外縁干渉型迷宮の観測経験あり
警戒度:高
⸻
「ラウゼン」
余はその名を覚えた。
「よい。余もお前を見る」
夜。
ダンジョン新聞が震えた。
⸻
【地域短報】
・迷靄洞に迷宮査定官が接触
・封鎖線外縁にて査定中、兵一名が迷宮内へ消失
・迷靄洞に視線型、模倣型、火影反応型の魔物存在が示唆
・迷靄洞、人間側よりDランク上位相当、Cランク予備査定対象に分類された可能性
⸻
交流欄が、すぐに騒がしくなった。
⸻
・“朽縄井戸”井守:おめでとう、湿ったの。目をつけられたねえ
・“玻璃宮の姫”:査定官に見られるのは厄介ですわ。けれど、見られたということは、見返す機会もありますの
・“灰冠のロード”:手札を見せすぎた。次は見せるための偽札を用意しろ
・“赤泥蟻穴”:人間が俺の杭も見ていた。気に食わない
⸻
そして、フィルエからも投函が来た。
⸻
【フィルエより】
“ラウゼンは危ないよ。
彼は迷宮を壊す前に、迷宮が何を大事にしているかを探す。
君が一番守りたい場所を、守っている態度で教えないようにね”
⸻
「一番守りたい場所」
《コア周辺、白い部屋、残響核関連領域、進化魔物配置などが該当します》
「分かっている」
だが、本当に分かっているか。
ラウゼンは、余が隠すものを見る。
なら次は、隠すのでは足りない。
偽の大事なものを作る。
守っているように見せる場所。
失いたくないように見せる魔物。
見つけたと思わせる弱点。
「灰冠の言う通りだな」
《はい》
「偽札を用意する」
《新規構造案を作成しますか》
「作れ」
白い部屋に、新しい表示が浮かぶ。
⸻
【新規構造候補】
偽核室
効果:浅層奥に、重要施設に見える空間を作る
用途:侵入者、査定官、記録官への誤誘導
必要ソウル:120
⸻
「高いな」
《はい》
「だが、必要だ」
現在ソウルは三三三。
外周誘導路も欲しい。
火対策も欲しい。
魔物の補充もいる。
だが、ラウゼン対策を怠れば、次に来るのは正しい攻略だ。
それはまずい。
「偽核室はまだ作らぬ」
《はい》
「だが、準備だけ進める」
《了解しました》
余は、白い部屋から入口を見た。
今日喰った兵の死骸は、すでにソウルになった。
装備だけが残っている。
盾。
鈴。
白布の切れ端。
命綱。
そして、血のついた測量杭。
「使えるものは全部使う」
《はい》
「ラウゼンは余を見る」
《はい》
「なら余は、ラウゼンに見せるものを選ぶ」
最初は、ただ生き残るだけだった。
次は、入ってきた者を殺すだけだった。
今は違う。
見られる前に見る。
見せたくないものを隠すのではない。
見せたい嘘を置く。
それが、次の戦いだ。
迷宮査定官ラウゼン。
そいつは、今までの敵とは違う。
だからこそ、喰えば大きい。
余は白い部屋で、小さく笑った。
「よい。次は余が餌を置く番だ」




