元気のない音頭なんて見たくない
「そ、それだけとはどういう意味ですか?」
明らかに動揺している葵である、
「もしここで葵が駄々こねちゃったらさ~~」
「音頭君がサキュバスの衣装着るって言い出しちゃうものね~」
「な、何を言っているのですか貴女たちは、別に音頭君がサキュバスの衣装を着ると言っても問題はありませんよ!」
[問題はありません]という部分を強く言う葵ではあるが、
「カイチョー、キノーとイッテることチガイマース」
「い、いえそれは違うと言うか、いや違う訳でもないのですが」
しどろもどろの葵である、
「デモカイチョーのイッテることワカリマース」
「パルディアさん?」
「ワタシもゲンキないオンドはミタクナイデース」
「何言ってるのパル、僕はいつでも元気だよ~、ね~やっちゃん」
「確かにいつも元気だけど」
「だけど?」
「たまに元気ないときがあるんだよ」
少しイタズラっぽく言う屋台である、
「やっちゃ~ん」
「だからな音頭、そういうとき俺は全身全霊全力でお前を助けるんだよ」
言葉に力を込めて屋台は言う、
「ステキでーすヤタイ、コレがユージョーパワートユーヤツデスネー」
「ありがとーやっちゃん~」
そう言いながら音頭は屋台に抱きついていた、
「分かったから離れてくれ」
抱きついてきた音頭を引き離す屋台にだが、
「夜空君もパルディアちゃんも正直だよね~」
「ネ~、葵はどうなのかな?、元気がない音頭君を見ていたいのかな~」
生徒会役員の言葉に対して葵はとうとう、
「ア、アタイだって音頭君が元気のない姿なんて見たくないよ、そんな風になってたら理由を聞いて絶対に何とかしてあげるんだよ!」
素の口調で言う葵である、




