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乱雑な薄明かりの詩(4作)
※別名義のときに作った詩も、一部入ってます。
空を破り、星の礫を降らす知の理
駆ける吟誦に帳はなく
鬼灯の目覚めを種子として抱くがまま眠る
常世に浮かぶ笹舟はかたく
常世に浮かぶ屍の船は脆く
たわむ声声に最後を報る
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明けがたすぎの意地悪な風体に
目を細めたholiday
曇り空が忘れた冴えない春光
綿菓子のココロを啄む唇
掴み損ねた木漏れ日
風下のランタンから火は消えて
空蝉だけが居残り授業
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野に積もるゆ白に隠れん坊の陽光
たるひは星の息吹を固めた結晶
手に掬うた輝は命のさざめき
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ファジーな夢の上演会で失くした硝子の靴
星月夜に流星の旅
メトロノームが泳がした自由な人魚の演舞
朧に包まれたイソギンチャクの世間話
金箔を剥がした寂しい寓話
漂着したヨスガに差す傘は無く
葉の無い枝から落ちた甘苦の実を転がし
マジョラムを扇いで育んだ未来のパレーション




