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一行詩と2作の詩
主に、恋愛詩です。
・春の芽に捧ぐ、天の清らかな羊水の結晶
・自然のパレットが作る、純白の冬絵の具
・だるまと兎、和の風物詩になる素は
・曇天から産まれて地へ還る儚い氷の粒
・薬指に蝶々結び、灼けた恋慕の輪
・臼で挽いた花言葉は虚しき苦薬
・紅く熟れた心を齧り、悲哀の皿を割る
・一人で騒いだ片恋ジェットコースター
・御守りは指先で描いたお揃いのハート
・波音に座礁した苦悩が君のlast letter
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能動的で在りたいという意思表示が
僕の心を甘噛みして
容易く屈服させる
燻んだ色は、残り香になった
鮮明に開かれた言葉のカーテン
祈るように乞い願う姿
熱を切り離したくないことが
ありありとわかってしまう
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花脈の尾を掴んで引き寄せ
抱擁でカラダを結い
悲しみを枯れさせて漂白す




