第4話 起承転転
ちなみにここに書いてある真実たちは紛れもない真実です。
そう、原因は伊右衛門がネットに一時的にではあるがいなくなったことだ。伊右衛門がいなくなったと思いみゆは意図は分からないがとあることを呟いてしまう。
「伊右衛門の喘ぎ声汚すぎWWWWWWWWWWWW」
と鍵垢でツイートしてしまう。それが俺らに見つかったのが運の尽き。瞬く間に広がってしまう。
更に、追い打ちをかけるようにして今まで(比較的)息を潜めていたしんがくそ上手いキル集の題名を
「なんだって!?界隈揺るがす大スキャンダル
伊右衛門氏気持ち悪いWW氏との通話中に片思いオナ●ー!?!?
特に関係ないけどしんのキル集始まるよ!ファミチキィィィィィィWWWWWWWWW
#エロイプ」
というキル集をあげてしまう。これにより更に、拡散されていき収集がつかなくなってしまう。
知らないところで色々な情報が拡散されていく恐怖。
帰ってきた途端に自分の秘密が皆に知られていて、恥辱の限り煽られる悔しさ。
伊右衛門の精神はこれにより破壊、俺らのメンタルケアにより再生。破壊と再生を繰り返し、いつしかイエモンは考えるのをやめた。
俺らの関係の溝はいつしか大きくなり、もはや修復不可能なレベルまで到達していた。だが伊右衛門は心優しい少年だった。俺らとの関係を修復するために奔走する毎日。伊右衛門は考えるのをやめたわけではなかった。諦めてなど、いなかった。足掻き続ける勇士に感化された俺たちは関係を何とか修復することに成功する。はずだった
だがここでもまた事件が起きてしまった。伊右衛門が年齢詐称をしていたのだ。見栄を貼りたかったのか、はたまた俺らと同年代になりたかったのか。真相は今でも不明である。
俺らと伊右衛門は事件を起こさずにはいられない運命にあるのかもしれない。
そんな運命にある俺らと伊右衛門はギクシャクした関係のままネット人生の終焉へと近づいていく。
どうしようもない伊右衛門ではあったが、少しずつ俺ら以外の友達等ができ終焉とは程遠いような平穏な日々を過ごしていた。伊右衛門が俺ら以外の仲良しさんを作ってしまい俺以外は皆それぞれ別々の道を歩んでいくことになる。あめこと「たくま」は家庭科で赤点、落単、そのまま底辺校へ。らること「(旧姓:いとう)たつき」はバイトを仕事などと言い張り親(片親)のスネチュパチュパ御曹司。しんこと「ゆうせい」は毎日毎日ギャンブル生活で現在の借金は推定2桁万円、借金のストレスからか合法ドラッグ三昧。くらいむは行方不明。そして俺ことぶりむは伊右衛門と同じ道へ進んでしまう。伊右衛門と俺は順調に周りへ適応、伊右衛門こと「こばそうじろう」も毎日を笑顔で過ごしていた。伊右衛門もこれからのネット人生をこいつらと仲良く過ごしていくんだと思っていただろう。あの日までは。
伊右衛門はいつの日からか性懲りもなくとある女へ貢ぎ始めてしまう。最初は少額、そこから徐々にエスカレートしていき次第にはゲーミングチェアなどの高額商品まで貢ぎ始めてしまう。
その女の名前は「あんたっぴ」。
あんたっぴのために毎日大会漬け、報われなければ可哀想というもの。最初は多少報われていたのだ。そのせいであろう、その甘い蜜の味を知ってしまった伊右衛門はもっと蜜を吸おうとしてしまった。その結果高額商品などを貢いだ挙句、捨てられてしまう。
これが後に皆の話題にちょくちょく出てくる【伊右衛門不法廃棄事件】である。
一見「伊右衛門可哀想」としか思わないであろうこの事件。しかしこの事件にはまだみんなが知らぬ真実が隠されていた。その黒いヴェールに包まれし真実が、その事件の全容が今明かされる。
次回明かされる真実に僕も期待に胸を躍らせています。




