第2話
翌日、僕はTwitterを開いてみるとなんといいねがたくさんきていて「上手い!」や「すごい!」など褒めてくれているリプライが飛んできていた。僕は「Twitter面白いな!」と思ってしまいだんだんと沼にハマっていった。
来る日も来る日も荒野行〇にTwitter。上手いプレイがとれたと思ったら即ツイート。
もう立派な中毒者だった。ところがある日僕に大きな転機が訪れる。いつも通りTwitterを開いて「おはようツイート」なるものを投稿しようとするとDMが1件来ていることに気づく。その瞬間、いつも通りの日常が、なんでもない日常が音を立てて崩れ落ちた。
誰だろう、と思っていたら「あめ」という荒野行動のプレイヤーだった。こいつは後に「アナルフレグランス」と呼ばれる史上最大の敵のひとりだ。
内容を見てみると結構長い文が書いてあった。要約すると、「チームに入ってみないか?」というような文であった。当時の僕は特別仲良いというネッ友がいなかったため、これを機に作れると思い入ってしまった。
これがネット人生で1番最初の間違いであった。
DMグループに招待され、自己紹介をさせられた。当時のメンバーはみんな入学直後の学校のような自己紹介をしていた。
自己紹介を聞くとあめの他に語り手である僕こと「ぶりむ」「らる」「しん」「くらいむ」という後に史上最大の敵になる悪人共、そしてこの事件の主要人物であり、英雄へなろうとしている少年【伊右衛門】である。チーム名は地雷少女。アイコンはみんな地雷女のようなものだった。
このチームは最初はすごく仲が良かった。一緒にゲームをプレイしたり、みんなで通話したり、色々な苦楽を共にしお互いを支え合っていた良いチームであった。
しかし、荒〇行動で大会が主催されるようになった時期。僕らも大会へ出ようという話になり、女マネージャーである「みゆ」という人物を入れてしまった。これが第2の間違いである。この間違いを機に、僕らのチームは少しずつではあるが、確実に最悪へとの道へと進んで行った。
みんなで大会に出る中で、伊右衛門だけは「家庭環境」という理由で喋ることができず、意思疎通が難しかった。曰く、「バレたらお父さんに殺される。」曰く、「おにいちゃんに殴られる」
そこで「僕らみんなで頑張って喋れない伊右衛門をカバーしよう」という僕の言葉によってみんな我慢し、励まし合い、奮闘していたのだ。
が、しかし、やはり液体に沸点があるように、我慢の限界というものが人間にはある。大会経験がチームの中で唯一あり、過去に所属していたあらゆるクランを暴言によって破壊した「らる」という人物が、一番最初に我慢の限界が来てしまった。
「喋れねえやつは雑魚よりも必要ねえよマジで」「喋れねえくせに雑魚いのうぜえよ」等、様々な暴言が飛んできた。
伊右衛門は喋れないため、反論ができない。ミュートしていたのでわからなかったが、彼はおそらく泣いていた。気の弱い彼のことだ、絶対泣いていたに決まっている。
あめとしんとくらいむはクズであるため爆笑していた。クズ共め。
僕だけは可哀想だと思い伊右衛門を個人チャットでニヤニヤしながら慰めていた。ちなみに慰めたのは第3の間違いであった。
3度も間違いを起こしてしまった後、とある事件が発生してしまう。らるは大会以外ではすごくいい友達(だと当時思っていただけなのだが)なので
「みゆも入れてみんなで通話しよう。」
と言い出したのだ。僕はみんなで話す時間が好きだったので、すごく楽しみにしていた。そしてその約束の時間になった。
そしてついに、ここで大きな事件が起きてしまう。
これが第1の大事件、【伊右衛門、みゆいる時だけ話し出した事件】である。
次話で明かされる、事件の真相。
気になる方は明日も待ってくれると嬉しいです。感想も励みになるので良ければ。




