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王道の異世界転生

「ここは…眩しいっ!」


先程、交通事故にあって死んだはずの順一は、気づいたら真っ白な空間に座っていた。


「目が覚めたかね?」


ふと前を見てみると、そこには長い髭を生やしたいかにもラノベとかに出そうな、神様って感じをした男が立っていた。


(これは…死後の世界なのか?やっぱり俺は死んだのか?)順一は不安に思っていた。


「お主は死んだ」


(やっぱりそうか…てかあっさり言うなよ!!)

その神様らしき男は、あっさり順一の死を告げた。


「だがお主にやってもらいたい事がある」


「やってもらいたい事?俺は死んでまで誰の言う事を聞かなきゃならんのか?」順一はもう死んだ身だからか思った事を全部言った。


「まぁそう言うな、お主にも悪い話では無いはずだ、むしろお主の夢が叶うと思うがね?」男はそう言った。


「俺の夢?なんの事だ!俺は高校3年生にして進路なんて全然考えてないんだぞ!」


実は順一は、めんどくさいと言う理由で、進路を全く考えていないのだった。


「それはそれでどうかと思うが…まぁいい、お主の夢は決めっているはずだ」


「はぁ?」口ではそんな事を言って、順一は少し察していた、順一の思う夢は1個しかないのだから。


「異世界転生、それもチート能力付き」男がそう言った。


「それがお主の夢だろ?今からハーレムも付けてやるぞ?」


「な、なんでそれを…!!まさか超能力?」と順一は動揺を隠せなかった。


「男ならだいたいそう言う夢を持っている…恥ずかしがることは無い」どうやらこの男は、相手の思考が少し読めるらしい。


「それで?俺を異世界に転生でもしてくるってのかよ?」順一は態度がデカかった。


「もちろん、転生してあげるよ、ただし条件がある」男は急に険しい顔になった。


「異世界を支配する魔王を倒して欲しい、その魔王を倒すには、私の持つ『力』が必要だ」


(よくある王道展開だな…)と順一は思っていた。


「それで私の力をお主を託そう、その力で最強の勇者となり、仲間達と共に魔王を倒してくれ」男はそう語った。


「いや話が非現実的すぎて分からな…」順一がそう言いかけた瞬間、あたりが真っ暗になった。


そして気づくと知らない街にいた。

だが街の様子は現代の日本とは大きく異なり、中世の西洋風な街並みだった。


「ここが異世界…?なるほど、王道の中世ヨーロッパ風か…!!」さすが現実逃避が大好きなだけあって、すぐに状況を把握した。

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