↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生するなら馬でしょ!  作者: 駄馬
2章
24/55

第1-2話

 世界樹(仮)に近づいていくと森が整備されている事に気が付く。やはりエルフ(森精種)だなーと感心していると、見られている気配がする。警戒されている?

『ブエナさん…』

『大丈夫』

 さすがわかってらっしゃる。


『エルフの里の者よ。我が名はブエナ。里に入る許可を』


 上空に向けて話しかけるブエナさん。何気に使ってたけど念話に指向性ってあったんだ。と、今更気がついた。


『承知した。そのまま進んでくれ』

 エルフらしき者から返答があり進む一行。


『エルフの里ってどんなのかなぁ…』

『エロフもいるのかな?』

『ダークエロフがいて欲しいれふ』

『エルフに巨乳はムリだろうねー』

 既に無茶苦茶な会話になってる…建造物が気になるんだが、ほかの連中は下にアクセル全開だ。


『ほら、進む』

 ブエナさんが居なくなると、絞め役が居なくなって大変な予感しかない。脱線しまくりだろう。


 少し進むと入り口らしき木々のアーチ状の通りが出てきた。

『色々凝ってるなー』

 観光気分で物見遊山。正に異世界楽しんでます!


 アーチを抜けるとそこは幻想的な世界…

 中央部に世界樹(仮)があり、その周りには行政執行機関と思われる荘厳な建物。なんか空気が違う真面目な感じだ。そこから円周状に拡がる木造建築で造られた家屋。強いて言うならログハウス?

 なんと言うか…蜘蛛の巣みたいな感じで里が造られている。


『おぉぉぉ…ここがエルフの里か!高そうな建築技術。良い仕事してるなぁ…かっけぇ!』

 素人にも解るぐらいオサレな建物群。転生してからまともな建造物を見てない(無かった)から尚更だ。


『む?第一村人発見!取材(インタビュー)行くぞ!』

 こらえ切れず取材(インタビュー)に向かうダバ。

『すいませーん。お姉さん、少しお話いいですか?』

(うお!?めっちゃ綺麗や!)

「あら?あなたが話してるの?」

『急にすいません、お姉さん。ボク初めてココに来たんで、気分が高揚しちゃって』

(やば!美人過ぎる!!)

『あらあら、うふふ。お姉さんだなんて。しかも念話までしっかり喋れて。あなたいい子ね』


 今話しかけてるのは、恐らく20代の女性。スタイルはスラットしていて引き締まった感じがある。所謂モデル体型。容姿は流石エルフと言えるくらい容姿端麗、一笑千金、光彩奪目。ペンギンフラッシュ必要無いくらい眩しい!

 尚、服装は割とピッチリとフィットしてる様だ…ご馳走様です。自然の中で暮らすのだから、枝などに引っかからないよう心掛けているのだろう(憶測)。


(エルフやべえ!)


『それであなたは何を聞きたいの?』

『はっ!?あまりの美しさに気が飛んでました』

 お世辞を忘れないダバ。

『うふふ…面白い子。それで?』

『失礼しました。ココはエルフの里で間違いありませんか?』

『ええ、エルフの里“ヴィヴィアン”よ』

『ヴィヴィアン?名があるって事は、エルフの里は一つではないのですか?』

『そうよ。ここだけでは無いわ。他にもエレイン、二ヴィアン。エルフの首都“アルフレイム”も有るわよ』

『はぁ〜。色々あるんですね。是非訪れたいです!それともう一ついいですか?』

『なぁに?』

『あの大木は世界樹ですか?』

 巨木を見上げる。

『うーん、合ってるけど違うわね。あの木は世界樹の子供。親木はアルフレイムにあるのよ。その子供って事なの』

『え?増やしたんですか?んーと…挿し木?接ぎ木?』

『良く知ってるね。でも違うわ。根分けよ。随分昔にこの地に移植されて育ったのよ。ご先祖様たちの献身があって、今の雄大な気になったのよ』

『はぁ…幾代を経て今に至る…か』

 遥か彼方から連なる自然の力にただ圧倒される。


『……あなたほんとに馬なの?』

(やべ!?話しすぎた!)

『聞きたいこと教えて下さって、ありがとうございます!綺麗なお姉さん。またどこかで会いましょ!』

『はぁ』

 煙に巻く様に一目散に逃げ出す。


(喋りすぎるとボロが出るなぁ)

 馬糞(ボロ)の事ではない。やはり饒舌過ぎるのであろう。


 仲間の元に戻り、今後の事を話し合う。


『さて、ブエナさんとはここでお別れだね』

『そうだな。誰に会うかわかってるな?』

『はい!そして、今までありがとうございました!』

『『『あざっした!』』』

『元気でな』

『めいいっぱい楽しんで生きます!』

『うん。それでいい。じゃあな、私はアルハの元に行く』

『お元気で!いずれまた!』


 ブエナさんが去って行く。一番お世話になった人(馬)だ。あの人(馬)に恥じない生き方をしよう。


『よし!これからはオレ達だけだ。頼れる大人がいないから、しっかりやるぞ!』

『『『おお!』』』

『先ず村長のデルタさんに会いに行こう!』

『どこにいるの?』

『……どこだろ?』


 前途多難の旅の幕開けだ。

読んで頂き感謝です|ω`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。