『異世界ゲーマー』
p23、異世界ゲーマー
■概要
異世界において、様々なゲームをプレイする者たちのこと。
異世界には様々なゲームがあり、チェスや将棋といったボードゲーム型ゲーム、コンピューターやゲーム機などを使ったコンピューター型ゲーム、また魔法によって作成されたゲーム用異世界へ没入できる異世界型ゲームなどがある。
異世界で最も主流なのが、最後の異世界型ゲームであり、様々な異世界型ゲームが作成されている。
異世界型ゲームの始まりは、異世界歴2573年。ダンジョン領域で異世界型の魔導書が発見されたことに起因する。
この魔導書は、開いた者が本の世界へ飛ばされるという仕組み。この魔導書の話を聞いた木浪は、異世界型のゲームを思いつき、製作を開始した。
そもそもこのゲームを作成するためには、大規模な異空間を形成し、そこに様々な仕組みや世界を生成しなければいけない。
あらゆる問題を解決するため、木浪は魔法プログラミング技術の発明や、異空間システムの構築、その他様々な発明を行い、10年の月日を経て完成させた。
木浪はその後、会社を設立し、異世界型ゲームを量産する体制を構築した。様々な異世界型ゲームが完成し、瞬く間にあらゆる異世界へ広がった。
■有名企業
【木浪ゲームズ】
世界で初めて異世界型ゲームを作成した逸材、木浪によって設立されたゲーム会社。企画立案から作成まで、全てを手掛けるスペシャリスト。
初の異世界型ゲーム『魔法の国のリリス』が大ヒットし、異世界との交流が活発になった異世界歴2900年以降でも、あらゆる異世界から注文が殺到している。
木浪ゲームズは異世界型ゲームを多数作成しており、ゲーム業界においてトップシェアを誇る。
【ギルドギガ】
ギガちゃんによって創設されたゲーム会社。
200年前、ギガちゃんは異世界ネットワークを生み出した。ギルドへ売却したが、木浪ゲームズのゲームをやってから、ゲームを作りたいと思うようになった。
ギガちゃんはギルドと契約し、ギルド専属のゲーム会社を設立。異世界ネットワークを駆使したゲームを開発し、遠くにいる人とも繋がれるゲームを作った。
世界初のオンラインゲームを開発し、異世界型ゲームに匹敵するゲームとなった。
代表ゲームは『迷宮オンライン』。様々な迷宮を冒険していくゲーム。自由に迷宮を作成することもでき、異世界ネットワーク上にアップロードされた迷宮をプレイできる。
【デスゲーム協会】
デスゲーム専門のゲーム会社。
フルダイブVR型のゲームであり、臨死体験装置に搭載された魔法により、痛覚や恐怖心などを感じさせる。リアルな恐怖感を感じることができるため、デスゲームブームを巻き起こした。
デスゲーム協会は、デスゲームプレイヤーの中から未だ一度も死亡しなかったプレイヤーをリストアップしている。
現在、100以上のデスゲームをプレイしているプレイヤーの中で、不死のプレイヤーはたった10人である。
■人気ゲーム
○『ドラゴンズ・ウォー』
龍と魔法の世界で戦うオープンワールドゲーム。
このゲームでは龍と戦うだけでなく、武器や防具を自由に作成できたり、これまで倒した龍の遺伝子を採集し、新たな龍を作成できる。
・武器クリエイト
剣や斧、または剣や銃を組み合わせた武器や、その他プレイヤーの想像を反映できる武器を作成できる。魔法鍛治のスキルがあれば、武器に魔法を刻印できる。
・防具クリエイト
兜や鎧、その他様々な防具を作成できる。兎の耳を生やした兜や、龍の頭をそのまま兜にしたものなど、自由度が高い。
・龍産
倒した龍から遺伝子を採集し、様々な龍の遺伝子やその他生物の遺伝子を組み合わせることで、新たな龍を産み出せる。また、龍産によってしか作成できない龍から、不死の血液を入手できるという噂がある。
自分だけの最強の龍を産み出し、他のプレイヤーを襲わせることだってできる。
・空中決戦
飛行船から無数の石とともに落下し、空中に浮遊する龍を落下するまでに倒す時間制限決戦。
無数の落石を足場に、空中で龍と戦いを繰り広げる。
・無限決戦
無限に龍が出現し続け、自身の息の根が絶えるまで永遠と続く。最初は弱く、徐々に龍が強くなっていく。初期難易度を変更することもでき、最初から強い龍相手に戦うことも可能。
・無人島決戦
武器や食糧は全て現地調達。その上で龍を倒すか、それとも無人島から脱出するか。
・ドラゴンレース
ドラゴンはテイムすることもでき、またテイムしたモンスターで世界中のプレイヤーと競争したりできる。レースを飛行中に相手を攻撃するも良し、漁夫の利を狙うも良し。
○『Summoned Beast and Magic』
召喚獣と魔法を駆使して戦うカードゲーム。
・召喚獣
召喚獣は階級が上、中、下と分かれており、下の召喚獣は弱く無条件で召喚できるが、上の召喚獣は特定の魔法がなければ召喚できない。
・魔法
魔法には、攻撃魔法、防御魔法、召喚魔法がある。全ての召喚獣は攻撃魔法がなければ攻撃できない。
攻撃魔法は、一般攻撃魔法と上級攻撃魔法に分かれる。一般攻撃魔法は、攻撃させる召喚獣の属性を満たしていれば使用できるが、上の召喚獣には使用できない。上級攻撃魔法は上の召喚獣のみが使用できる。
防御魔法は、相手の攻撃のダメージを減らしたり、カウンターを仕掛けることができる。
召喚魔法は、上の召喚獣を召喚させるために必須の魔法。もしくは、墓地にある召喚獣を復活させるための魔法。
・属性
火、水、木、土、氷、光、雷、無の八属性がある。
属性ごとに特有の能力があり、例えば火属性は「火傷」によって相手に継続的にダメージを与える。氷属性は「氷結」によって相手モンスターを行動不能にする。
・勝敗
お互いに自身のラストカードを決める。ラストカードは召喚獣限定。ラストカードを裏向きにし、その上に三枚のカードをランダムで引き、三角形上に並べる。
相手に三回直接攻撃されたら、ラストカードに選んだ召喚獣を召喚し、その召喚獣が倒されたら負け。このラストカードには上の階級の召喚獣も選べ、三回直接攻撃されれば無条件に召喚できるため、上を設置する者が多い。
○『ギャルゲー・オンライン』
プレイヤーが自由にヒロインをリメイクでき、300以上あるシナリオから選んでヒロインとのストーリーを体験できる異世界型のゲーム。
実際に世界へ入り込んでゲームをプレイできるため、ヒロインとの距離が近く、リピーターが多い。
人気シナリオはプレイヤーの投票によってランキングされている。
1位「ギャルゲーの相手が全員人妻!?」
ヒロインが全員人妻であり、それぞれの夫とバレずに青春を行う。夫にバレれば裁判が行われてしまう。
2位「魔女を恋にオトす」
最初、魔女は主人公に対して好意的ではなく、冷たい態度を取っている。そんな魔女を、あの手この手で恋にオトしていく話。
魔女の目的は世界を滅ぼすことであり、主人公も一緒に協力する。だが徐々に魔女の真実が明かされていくに連れ、魔女への印象も変わっていく。
魔女の過去を知り、弱みに漬け込んでオトすのもありだが、正当にオトすのもあり。だが正当にオトすには難易度が非常に高く、クリア者は少ない。
それでも成功した時の魔女との余生を楽しむことができるため、多くのプレイヤーが攻略を目指している。
3位「千年の封印から目覚めた魔王が乙女ゲームの主人公に!?」
主人公は魔王であり、目覚めたら乙女ゲームの主人公になっていた。元魔王であるため、主人公は様々な魔法が使える。
透視、記憶操作、瞬間移動など。
様々な魔法を駆使してヒロインを惚れさせ、最高のスクールライフを送れ。
魔法があったら学生生活は良くなるのに、を体現したシナリオとなっている。だが魔法の使い方次第では最悪な方向へ転がるため、気をつけて。
○『真・インベーダーゲーム』
とある異世界「七ツ星」を再現した広大な宇宙をベースに、侵略を行うゲーム。異世界「七ツ星」は七つの巨大惑星と、その他二千を超える星から成る世界。
プレイヤーは初期星を決め、その星の戦力を使って他の星を侵略していく。星によって戦力や能力に差があり、戦力が低いほど侵略が難しい。
・七大惑星オルドレイン
七つの巨大惑星の一つ。最も戦力が充実している星であり、五大戦闘種族「獣人」が暮らしている。平均知能も高く、高度な兵器も多々ある。
獣人は飢えると、「餓獣モード」に入り、敵味方関係なく襲い、暴れまくる。飢餓にさえ気をつけていれば、この星を選んで苦戦することはない。
・夜明け星マリー
最も戦力の乏しい星。そのため、初期星をここに選べば最も侵略が難しい。ここには数々の星から能力を奪われ捨てられた者や、戦闘能力皆無の種族などしかいない。資源も最低限しか揃っていなく、常にギリギリの戦いを強いられることになる。
・剣鬼星サムライ
異能などを持たない人が住む星だが、その星では刀の技術がすさまじく優れていた。圧倒的美しさや切れ味を誇る刀があり、また刀を扱うサムライもつわもの揃い。
ただ、時折国家転覆を狙う事件や、仇討事件も発生し、治安維持にも力を入れなければいけない。
〉p24、異世界武器商人




