『魔導書作家』
p21、魔導書作家
■概要
魔法が刻まれた書物、または読むことで魔法を習得できる書物、その他魔法に関するあらゆる書物を書く作家のこと。
魔導書作家が作るのは魔導書だけでなく、魔法絵本や魔法小説など、多岐にわたる魔法書物を書くことが多い。
魔導書を作るには長い年月と巧みな技術が必要。複雑な魔法を本に編み込み、不具合が生じないよう調整を行う。
ページ数が多く、仕掛ける魔法が増えるほど魔法同士の混濁が起こってしまう。
一年に一度、最高の魔導書を決める『なでしこ賞』が開かれる。
■魔法書物の分類
・魔導書
魔導書とは、魔法習得のための方法が書かれた本、または読むだけで魔法を習得できる本のこと。その他、魔法を補助してくれる本や魔法を発動してくれる本などがある。
稀に、書かれた物語へ入り込むことができる魔導書もあるが、製作には10年以上かかるため、数は少ない。
・魔法絵本
魔法絵本は子供向けに製作されているものであり、子供を驚かせるような仕掛けが魔法で施され、中には魔法による
・魔法小説/漫画
文章の迫力や衝撃などが魔法で実際に伝わってきて、熱や冷気なども伝わってくる。
・魔法辞典
様々な魔法が記された辞典であり、実際に魔法をホログラム映像で見ることができる。
■なでしこ賞
また、年に一度「なでしこ賞」が発表される。
その年に出版された魔導書から最も優秀な魔導書を決めるための賞。異世界歴3000年、数々の優れた魔導書を出版した物書撫子により創設された賞。
初期の審査員には当時魔導書界を席巻し、『新魔郷』と呼ばれた六人の魔導書作家が選ばれた。
受賞者には、金の万年筆と賞金300万円が授与される。
『新魔郷』
当時の魔導書作家の中で、人類を激震させた六人の総称。
○物書撫子
代表魔導書『新・古代文字』
書く魔法を代々継承してきた物書家であり、魔法と文字を組み合わせた技術に精通している。様々な魔法文字を編み出した。
○シメリア・グリモワール
代表魔導書『永遠に闇霧』
主に闇属性の魔法習得が可能な魔導書を出版する。読んだ者の精神を崩壊させ、何人もの廃人を生み出した。
○レイ・ノトリア
代表魔導書『悪魔十八大王』
悪魔の生息する異世界への漂流経験があり、そこで悪魔と契約を交わしている。漂流する前は文才がなく、魔法の才能もなかった。漂流後、優れた魔導書を何冊も出版している。中には読むだけで悪魔と強制契約する本もある。
○羽森七絵
代表魔導書『堕天使日記』
読むだけで天使の加護を受けることができる魔導書を出版した。羽森は天使の生息する異世界へ導かれるほどの聖人であり、天使の加護を複数受けている。
○リヴァイア・ヘヴィサンダー
代表魔導書『クイーンズ・キングダム』
主に没入型の魔導書を製作している。実際に本の世界に入り、本の中の住人から魔法を学び、本の中の魔物や敵と戦いながら魔法を覚える。冒険型の魔導書であり、重版に次ぐ重版で大人気書籍となっている。
○不二北極星
代表魔導書『諸国龍廻り』
様々な異世界を巡り、一つの異世界につき一冊の本を書く旅をしている。彼の魔導書は、実際にその異世界を冒険できる没入型の書物が多く、今では滅んだ異世界の本もあるため、高騰している作品も多い。
■魔導書一族
【グリモワール家】
非常に評価の高い魔導書を出版し続けている一族。一族の者は魔導書とともに産まれる。一緒に産まれた魔導書には、その子の魔法適正であったり、使用できる魔法が記されている。
また、魔導書はその子とともに成長し、アドバイスであったりをしてくれる。
生まれつき魔導書に接しているため、魔導書について深く理解している。そのため、複雑な構造の魔導書も複数出版している。
【物書家】
文字と魔法を組み合わせた技術に精通している一族。一族代々書く魔法を司り、書に文字を刻むことが得意。
十種類を超える魔法文字を継承しており、それらを組み込んだ魔導書は物書家にしか作れない。
【エーテルワールド家】
空気中に含まれるマギア原子を自動で本に組み込む機能を生み出し、魔力の供給なしに魔導書を成立させた一族。
中には、生物のように意思を持った魔導書も生み出し、会話できる魔導書がベストセラーとなった。
■人気作家
○半原かなえ
玄人向けの魔導書を出版しており、書かれている内容は難解であるものの、理解できれば魔法の真価に近づける。
優秀な魔法使いの多くが愛読する魔導書であるため、魔法使いを目指す者がよく購読し、一流の魔法大学で教材として使われることもある。
○地獄提督
地獄を連想させる楽曲を多数作曲し、自らが書く魔法小説のBGMとして流している。ホラー小説やバッドエンド小説を好んで書き、読者を魅了している。
○アルデンセン
子供向けの魔法絵本を多数出版している。子供を楽しませるような仕掛けをたくさんしている。
代表作には『いじわる子ちゃん』『モグラくんのお引っ越し』『きらい姫』がある。
○ゲルマ・クエスト
ゲームの魔法書籍化を始めた人物。様々なゲームを没入型の魔法書籍にして、多くの子供たちを楽しませている。
書籍化しているため、ゲームのような自由度とは異なり、ある程度シナリオに沿った内容となっている。そのためゲームが苦手な人でも楽しむことができる。
○デク・エーテルワールド
膨大な情報量を記した魔法辞書を製作している。その辞書がベストセラーとなった理由は、辞書が喋るため、知りたいことを辞書に伝えれば口頭で教えてくれる。
〉p22、モンスターテイマー




