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5話 『八つの神と国あれど』

そして次の日になった?

どうやら夜と昼を一回ずつ過ごすと『次の日』?になることをおじいさんに教えてもらい。

また荷車に乗せてもらった!

しかし……


「はぁ……これじゃ国の事も知らない感じだな……いい教えてやるよ!」


 正直何も知らない為、何処に行けば良いのか国の事を何も知らないと言うとおじいさんは仕方なさそうに笑っている。

わぁ、凄くいい奴だこのおじいさん!!!


「まず、そこに、えーと果実の箱の上に地図があるだろ?それを取ってこっちにこい。」


「分かった~!」


 箱の上にある地図?地図ってなんだ?この紙か?

とりあえず持っておじいさんの隣に近付く。


「これで良いのか?」


「ああ、それだ。」


そういうとおじいさんは教えてくれ始める。


「まずこの大陸には国が8国あってな。」


「多いな……」


つい声が出てしまっていたようだがおじいさんは「ははっ」と笑って続けた。


「まぁ覚えるのは大変だが覚えたらもう忘れないぞ。

それくらい当たり前に聞く名前だからな!


まず中央にあるのが、『始まりの国(ジェネシス)』だ。

他の国に行く旅人が一番最初に行く国がここだから『始まりの国』と呼ばれている。


 そしてその上にあるのが、『大切の国(アルカ)』だ。

相手を愛し、相手に愛される為に努力する理念を持った国だからそう言われている。


そして、その北東………」


「すまん、北東が分からないんだが……」


「そうかなら………ここは分かるな?」


「ああ!それなら分かるぞ!」


おじいさんは優しい事に空いた手で地図の右の部分を叩く。


「この国は『技術の国(スペス)』だ。

何処よりも発展していて、天才達の集まる国とも呼ばれているな。

ついでにこの国に行くと下手したら変な研究に巻き込まれる可能性あるから注意しろよ。


そしてその下は『庇護の国(テモア)』だな。

庇護の国には俺も行った事はないが、あそこの神様は民に過保護だからな。

一度民だと認識されたら国からはもう出られないかもだから行くならここも要注意だ。」


「ひぇ~!ヤバイなそこ!」


「ははっ、そうだな。

だがこういう国にも良いところはあるんだぞ?


そして中央から左上にあるのが『旅人の国(イテア)』だ。

ここは、自分に合う居場所や幸せを自分で見つけようって国だ。

ついでに俺もここ出身だぜ?


そして俺はお前もこの国出身だと思ったんだが違うのか?」


 おじいさんはこちらに目を合わせて言った。

うーん正直のところ分かんない。

ずっとあの部屋にいたから何処で産まれたか知らないんだよなぁ……


「うーん、俺あっち側にいたからな~!」


元いた森の方面を指差す。


「『戦略の国(ネクサス)』方面じゃねぇか……

くそっ、てっきり同郷かとかと思って同郷のよしみで送っててやろうと思ったのによぉ~!

そもそも旅人の国以外でそんな幼いのに旅させる国があるとはなぁ。」


「はは!そうかぁ?

でも俺はおじいさんが助けてくれて嬉しかったぜ!」


「ば~か!俺はまだ35だ!

おじさんとも言われようともおじいちゃんではないぜ!

まだまだ現役だぜ~!」


そしておじい、おじさんに頭を小突かれた。

35……てっきり42だと思った!!!


「じゃあ勉強の続きとしますか。

えーとなんだっけ?


ああ、中央の左下の国、『愛の国(メメント)』だ。

なんか知らねぇがそこの神様は結婚したらしいぞ、前もちょくちょく噂は立ってたが……本当に神様が結婚するなんてな」


「結婚?」


「あーガキは知らなくて良いんだよ。」


そういっておっちゃんはまた指を動かし、話す。


「そして左は『戦術の国(ネクサス)』まぁ昔は『武術の国』だったがな。

変わったんだとよ神がな。

昔はとてつもなく別嬪さんの女神がいたんだとか、ああ~!一回でも良いから見てみたかったぜ。

今は男の神が支配してるんだ。」


「なんか強そうだな!」


「実際めちゃくちゃ強いからなぁ…多分一番強いんじゃないか?


そして、中央から下にあるのが『不思議の国(クルックス)

この国は空の上にあって原住民の知る特殊な方法しか上には行けねぇんだ。

だから禁術の魔道書があるだ、空飛ぶドラゴンが神様やら、メルヘン気取った与太話が絶えねぇ。


まっ、パッと話せばこんなもんかな。

気になるところあるか?」


「一通り分かった…けど覚えられねぇかも……あ!ねぇおじちゃんこれはどんな国なの?!」


地図の右上……もやもやと黒いく塗られている場所を指差して言った。

するとおじちゃんは「ああ」と言って身体を寄せた。


「そこはな、何も無いんだよ。」


「何も無い?」


「『イグナロス』っつう呼ばれては居るけどな。

ここには、誰も入る事は出来ないし、入った人は帰って来れなかった。」


「まじで!?」


「ああ、ヤバイだろ!」


おじちゃんは俺に元気良く答える。

ガチ目にヤバそうだ……!


「俺も嫁さんと娘が居なきゃ行ってたんだけどなぁ……」


「…よめ?」


「ああ嫁さんだ。

本当に良い女なんだぞ!」


 おじちゃんのテンションが急に上がった、それだけそのよめ?さんが好きなのかも知れない。


「あと神様とかも勉強しとくか?お前何も知らなそうだし。」


「え!良いのか!!ガチでいいのか!?」


「ああ、その国の名産とか教えてやるよ!」



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