4話 『また明日と言うための生きる素養』
「……『神』?」
その言葉に何処か引っ掛かる、
「何処の神かは知らないけどな。
昔の新月花には毒性はなくて、むしろある国王の不治の病を治したと言う記録もあるんだ。」
「何それすげぇ!!」
「まぁ嘘か真か分からん神話ばっかだけどな。」
その違和感を拭えないままおじいさんと雑談をしていると、いつのまにか太陽が頭上に来ていることに気付いた。
月も太陽もどちらも動くのだ、どうやって動いているんだろう?
何て考えている時におじいさんが突然声を発した!
「はは!そうだこの辺りで一回休みとするか!」
おじいさんが馬?とやらに走るのを止めさせた……すげぇ!!
その後はおじいさんが焚き火の準備をしてる間に餌を上げさせてもらった!!
めっちゃ可愛いしカッコいい!!
「よし!!ガキ何か狩ってこい!」
「えっ!飯は!?」
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『いいか!人に与え教え学び新たな人に返す!これぞ人の和だ!ガハハ!』
そう言うとおじいさんは空を飛んでいた鳥?って奴を二つの石を縄で括った何かすげぇぇ武器?で打ち落とした!!かっけぇ……
そして俺にそのすげぇぇ武器?を貸してくれた!!
「ということだ白!お前も手伝え!!」
そう白に告げると白は、反射で避けた俺の方へ勢い良く短刀を投げてきて木のど真ん中に突き刺した!
「投擲技術100点!けど俺じゃない!鳥だ!」
「…チッ……」
白が舌打ちしたような気がするが声帯が無いから気のせいだろう!!!
そして白は地面からゆらりと立ち上がり木に突き刺さった短刀を抜き……
また寝たふりを始めた!!
「おきろー!!!!起きなかったら飯抜きになるぞー!!」
「……」
……その言葉に白がびくりと跳ねた。
「……!」
白は俺からおじいさんから貸された武器をぐるぐると回した後に空中に投げて鳥を地面に打ち落とすことに成功していた!!
白は落ちた鳥を拾い満足げにしている。
「すげぇぇ!白って『意 外 と』強いんだな!」
白の顔が一気に固まった気がした。
「……………………」
無言……だが明確に殺意を宿しているような!?
「あっ俺も狩ってくるな!
白は寝てて良いぞ!あはは!!?」
そして白の殺意がMAXになっていた事に気付かない俺では無かった!!
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「はは!どうだ初めての狩りは!」
二羽の鳥を抱えながらおじいさんの元に戻ると何故か良い匂いのする塊が焼けていた!!
「なんだこれ!めっちゃ良い匂いするぞ!」
「狩った鳥を血抜きしてから捌いて焼いたんだ!好きに食べていいぞ!頑張ってきたんだろ遠慮すんな!」
「良いのか!?」
喜んでその良い匂いのする塊に被りつくととしても幸せな感覚がした。
「100点!」
「バーカ、俺の飯だぞ!
200点に決まってんだろ!」
これがあの『鳥』なのが信じられない、見た目が俺が取ってきた奴とは全く違う。
でもおじいさんが狩った鳥も俺と似た感じじゃなかっただろうか?
「おいガキ、血はいけるか?
それ食べ終わったら鳥の血抜きと捌き方を教えてやるよ。」
「ち…ぬき?なんだそれ?」
「その羽だらけじゃ食べれたもんじゃないからな、食べさせて貰ってる身として残すのは不誠実だろ?」
ほれ、とおじいさんはナイフを手に取った。
「丁度良く二羽だ、一回目はそのまま見てろ、二回目は実践だ。」
そう言って、おじいさんは鳥をナイフで切り出した。
少し苦戦したような顔をしながらナイフで鳥の中身を切り開いていく、そしてあっという間に鳥は姿を変えていった。
「血抜きは出来れば早い方が良いからな、自分で出来るようになっとけ。」
初めての経験にわくわくして、最後にはちゃんとおじいさんに感謝をすると。
おじいさんは
「俺に感謝するならお前も何も知らねぇで旅に出てきたガキに教えてやってくれよ!」
そうガハハと豪快に笑っていた。
「お?おっかしいな~。
俺は鳥を三羽焼いた筈だが。」
そして……不思議そうに頬をかくおじいさんに俺は美味しそうに焼けた鳥を幸せそうに貪る白を言えば良いのか…それとも黙っていれば良いのか……
分からなかったが新たに火に投下した鳥の味はやはり素晴らしかった。




