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わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします! もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました  作者: なかじまあゆこ


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みんなで食べると楽しくて美味しいね

「わっ、いいな。わたしも猫とクマの顔型パンが食べたいよ。ただ、ちょっと可愛すぎて食べてしまうのが勿体ないけどね」


「ふ~ん、そんなに可愛いかな」と言いながらケンは猫さんの顔にかぶりついているではないか。


「あ、ちょっと待ってよ~もっとゆっくり見ていたかったのに~」


「知るかよ」


ケンはパクパクと猫型のパンを食べてしまった。


「……せっかく可愛かったのに勿体ない」


ケンは知らん顔でカレーライスをスプーンで掬い美味しそうに食べた。


「わたしのカレーうどんと大盛ご飯はシンプルだよ」


見ると、里子ちゃんの目の前にはごく普通な特にこれといった特徴のないカレーうどんと大量の白ごまがかけられている大盛りご飯が置かれていた。


「本当だね。一番シンプルだね」とわたしは言った。


「俺の動物型のパンと交換してほしいよ」


言いながらケンはクマのパンにかじりついた。


「あはは、全部食べちゃったじゃない」


里子ちゃんはクマのパンにかじりついているケンに視線を向け笑った。


「あ、食べ終えてしまったよ」


ケンは空になったパン皿に視線を落とし笑った。


「ねえ、小さな猫ちゃんはどうしたのかな?」


「え? 小さな猫ちゃんって? あ、そう言えばミケにゃんちゃんがいないね」


食堂の中を見回すとミケにゃんがお盆を手にこちらに向かって来るところだった。


「ミケにゃんちゃ~ん、早くおいでよ~」


わたしは、手を振った。


「にゃはは迷ってしまったにゃん」


ミケにゃんはそう言いながらお盆をテーブルに置き椅子に座った。


「あ、何それ! 大量じゃない?」


わたしは目を見開く。


「ミケにゃんってば何を食べるか迷っていたらタヌキのおばちゃんがオマケしてくれたにゃん」


ミケにゃんの顔はほくほく顔になっている。



ミケにゃんが満面の笑みを浮かべながら早速スプーンを手に取った。


わたしはミケにゃんの美味しそうな料理とミケにゃんの幸せそうな顔を交互に眺めた。


テーブルには大盛りのチキンライス、大盛りたらこパスタ、サラダ、それから猫型のクッキーと犬型のクッキーが並べられていた。


「にゃはは、チキンライスはケチャップがたっぷりで鶏肉もごろごろ入っていて美味しいにゃ~ん」


ミケにゃんはお口いっぱいにチキンライスを頬張りながら笑った。もちろんお口の周りはいつものようにケチャップのついたごはん粒まみれになっている。


わたしは、美味しそうにご飯を食べているミケにゃんを眺めていると幸せな気持ちになった。


「ミケにゃんちゃんってば美味しいんだね」


「うん、もう美味しくてたまらないにゃ~ん」


「うふふ、良かったね」


「うん、ミケにゃんはたらこパスタも食べるにゃん。あ、満里奈ちゃんはオムライス食べないの?」


ミケにゃんはそう言ってわたしの『満里奈』とケチャップで書かれたオムライスをじっと眺めた。んってちょっと待てよ……。


わたしはお昼ご飯を食べることを忘れていたと気がついた。



「あはは、すっかり食べることを忘れていたよ~」


「にゃはは満里奈ちゃんらしいにゃん」


「わたしも食べるぞ~」


わたしはスプーンをぎゅっと握り『満里奈』と書かれているオムライスにスプーンを入れた。


オムライスはたまごがふわふわしていてトマトの酸味がほどよくとっても美味しかった。


「う~ん、美味しいよ」


わたしは満面の笑みを浮かべた。



みんなで美味しいね、可愛いねと言い合い楽しいランチタイムを過ごした。



美味しいオムライスとみんなの美味しそうにご飯を食べる笑顔、幸せと癒しの空間がそこにあった。


ブツブツ文句を言っていたケンだってカレーライスを完食し満足げな表情だ。


わたしも口を大きく開けてオムライスをぱくぱく食べて完食した。猫とタヌキのイラストが描かれた旗は持って帰ろう。



そして、みんなで「ごちそうさまでした」と言った。


椿ちゃんだけではなく里子ちゃんやシロッピちゃんとも仲良くなれそうだ。可愛らしくてキュートで食い意地の張っているミケにゃんもみんなと仲良くなったようだ。


「明日もお昼ご飯を食べに来るにゃん」


ミケにゃんはお口の周りにべったりくっついているご飯粒を紙ナプキンで拭きながらにっこりと笑った。


「ミケにゃんちゃんお勉強は?」


「ん? お勉強は二の次三の次だよ~にゃ~ん」とミケにゃんは得意げに胸を張った。


「ミケにゃんちゃんってば」


言いながらもわたしもお勉強よりもお昼ご飯が楽しみではあるけれど。だって、美味しいし楽しいんだもんね。


笑顔でお昼ご飯を終えたわたし達は教室に戻る。


ミケにゃんは「また、あとでね満里奈ちゃん~」と肉球のある可愛らしい手を振った。



わたしも「あとでね、ミケにゃんちゃん~」と手を振った。


「ミケにゃんちゃんって面白くて可愛らしい猫ちゃんだね」


椿ちゃんもミケにゃんが大好きになったようだ。


さて、午後からの授業も頑張ろう。


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