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わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします! もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました  作者: なかじまあゆこ


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みんなでお昼だよ

お昼休みになった。椿ちゃんが「満里奈ちゃん、良かったら一緒にお昼に行こうよ」と声をかけてくれた。


「うん、お昼に行こう。あ、もふもふの友達とケン君も一緒でもいいかな?」


わたしは嬉しくてにっこり笑いながら答えた。


「うん、いいよ。わたしも#里子__さとこ__#とシロッピも一緒だけどいいかな?」


「うん、もちろんいいよ」


「里子にシロッピ~お昼に行くよ」と椿ちゃんは友達に声をかけた。


わたしも「ケン、お昼に行こうよ」とケンに視線を向けて言った。


シロッピちゃんと里子ちゃんは「は~い」と言いながらこちらに向かってきた。そして、ケンと言えば嫌そうな顔でこちらにやって来た。



わたし達三人と一匹は食堂に向かって歩き出した。食堂にたどり着き中に入ると、たくさんのもふもふな学生達で賑わっていた。人間の生徒も何人か見かけた。


食堂に向かう廊下でショートヘアが似合っている里子ちゃんと会話をちょこっとしたのだけど、わたしと椿ちゃんと同じく地球からこのもふもふパラダイスにやって来たとのことだった。


食堂は良い香りがふわふわと漂い入口横に『本日の日替わりランチ』と書かれた看板が立っている。


日替わりランチも良いかななんて眺めていると、「あ、満里奈ちゃんだにゃん」と聞き慣れた声が聞こえてきた。


その声に振り返るとミケにゃんがにゃぱにゃぱ笑顔を浮かべ肉球のある可愛らしい手を振っていた。


「あ、ミケにゃんちゃんだ~」


わたしも笑顔で手を振り返した。


「あの子が友達なんだね」と椿ちゃんが言った。


「うん、そうだよ」


「じゃあ、みんなで楽しくランチタイムだね」


わたし達は今から楽しいランチタイムのお時間です。

日替わりランチも気になるけれど、カレーライスやパンセットも気になる。わたしは、う~ん、と悩む。


「わたしは日替わりランチにしようかな」と椿ちゃん。


「う~ん、迷ってしまうにゃん。猫のスペシャルセットにしようかにゃん」とシロッピちゃん。


「俺はカレーライスと美味しいぞパンにするよ」


ケンはそう言ってさっさと注文カウンターに向かっている。里子ちゃんも「カレーうどんと大盛りご飯にするよ」と言いながらケンに続いた。


「ミケにゃんは全部食べたいにゃん。あ~もうどれもこれも美味しそうでミケにゃんは困ってしまうにゃん」



ミケにゃんはもふもふアパートカフェにいる時と同じ仕草で悩んでいる。お決まりのヨダレもじゅるじゅると垂らしているのだ。


わたしも悩んだ末日替わりランチに決めた。


このもふもふ学校で初めて食べるお昼ご飯にわくわくしながらわたしは、注文カウンターに並んだ。


日替わりランチを食堂の頭に三角巾を巻いたタヌキのおばちゃんから受け取りわたしは、席に着く。食堂で働いているのも動物達でとても可愛らしいのだ。


席に着いたわたしは日替わりランチに目を落とした。さっき食堂のタヌキのおばちゃんに名前を聞かれ「満里奈です」と答えたのだけどどうして名前を聞くのかなと首を傾げた。


その答えがこれだったのだ。それは、オムライスにケチャップで『満里奈』と書かれていた。


「うふふ、名前入りで嬉しいな」


わたしがくふふと笑っていると同じく日替わりランチを注文した椿ちゃんが、


「うふふ、わたしのオムライスもケチャップで椿って書かれているよ」と言って笑った。



名前が書かれているオムライスはなんだか特別感があり嬉しくなった。


みんなも各々注文した料理をお盆に載せてやって来た。



黄色のふわふわオムライスにケチャップで『満里奈』と書かれていると子供の頃に食べたお子様ランチを思い出す。頬を緩めながらみんなのメニューも気になるので視線を向けた。


シロッピちゃんの猫のスペシャルセットはユニークだった。おかかご飯に猫の顔型おにぎり、それからとっても可愛らしいと思ったのが肉球おにぎりだ。それからウィンナー、卵焼きなどがお皿に盛られている。


「シロッピちゃんの肉球おにぎり可愛いね」


「にゃはは、わたしの手とそっくりだにゃん」


シロッピちゃんはそう言って肉球のある可愛らしいその手の平を肉球おにぎりの横に置いてみせた。


「うわぁ~可愛い~」


わたしは思わず声を上げてしまった。だって、シロッピちゃんの肉球のあるお手てと肉球おにぎりがそっくりなんだもん。


「ありがとうにゃん」


「わたしも今度猫のスペシャルセットにしてみようかな~」


「うん、是非だにゃん。満里奈ちゃんの日替わりランチも美味しそうだにゃん」


「うん、これも美味しそうなんだよね。それと旗も可愛らしいんだよ」


そうなのだ。『満里奈』とケチャップで書かれたオムライスの横に猫とタヌキが笑っているイラストが描かれた旗が立っているのだ。


「可愛らしいね。にゃんだかちびっこメニューみたいだね」


「あはは、そうだね。わたしは十五歳なんだけどね。でも、可愛らしくて食べる前からわくわくしちゃうよ」


やっぱり日替わりランチももふもふパラダイスらしい可愛さが溢れているようだ。


「俺の美味しいぞパンも猫の顔型とくまの顔型なんだけど……」


ケンはブツブツ文句を言っているけれど、見るととってもキュートなパンがテーブルに並んでいるのだった。

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