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わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします! もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました  作者: なかじまあゆこ


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ミケにゃんと食堂

「さあ、ここが食堂だよにゃん。別名ご飯が美味しく食べられるルームだにゃん」


マッシロ先生がそう言いながら立ち止まったのは室内札に『食堂(ご飯が美味しく食べられるルーム)』と書かれている食堂だった。


わたし達はマッシロ先生の後に続いて食堂に入った。食堂の中は木製のテーブルがずらりと並んでいた。


「ここで、美味しいお昼ご飯を食べることができるにゃん。ランチメニューも豊富ですにゃん。それからパスタなどの単品もあります」


わたしは、食堂内をキョロキョロと見回した。窓の外には田園風景が広がっていた。


「綺麗だな~癒される風景だよ」


緑が溢れるその風景にわたしは感嘆の声を上げた。わたしがうっとりと窓の外を見ていると、


「ミケにゃんってばお腹が空いたにゃ~ん」


なんて声が聞こえてくるではないか。その声に振り返るとミケにゃんがヨダレをたらりと垂らしていた。もう相変わらずなんだからとわたしは笑ってしまった。


「ミケにゃんちゃん、今は食事の時間ではないにゃん」


マッシロ先生が呆れたように笑いながら言った。


「そうだよ、まったく食いしん坊なんだからにゃん。マッシロ先生、なんだかミケにゃんがごめんなさいにゃん」


シロッコがそう言ってミケにゃんの頭を優しくぽんぽんと撫でた。


「にゃはは、だって、食堂に入ると美味しい食べ物が思い浮かびヨダレが垂れるんだもんにゃん」


ミケにゃんは照れたように肉球のあるその可愛らしい手で頭を掻いた。


「呆れた奴だよな」


それまで黙っていたケンも笑いながら言った。


「まあ、それがミケにゃんちゃんらしいんだよね」


わたしもミケにゃんちゃんってば可愛らしいなとクスクス笑った。


ミケにゃんは今も照れたようににゃははと笑い頭を掻いている。


この食堂で美味しい料理を食べると元気になれるだろうなと思った。



「食堂も気に入ってもらえたようで良かったですにゃん。いろんなお食事イベントもやっているので楽しいと思うので是非参加してくださいね」


「は~いにゃん!」


わたしとケンが答えるよりも先にミケにゃんが肉球のある手を上げた。


「……ミケにゃんちゃんってば本当に食いしん坊なんだから」


マッシロ先生はまたまた呆れたように言った。


「にゃはは、ご飯のこととなるとミケにゃんってば黙っていられなくてにゃん」


ミケにゃんはまたまた照れたように肉球のある可愛らしい手で頭を掻いた。


「はいはい、ミケにゃんちゃんは可愛くて困った子ね。では、移動しますにゃん」


マッシロ先生はミケにゃんの顔を見てクスクス笑いそして、わたし達に視線を向けて言った。


「は~い!」とわたしは元気よく答えた。



マッシロ先生は廊下をまっすぐにゃんにゃんと歩きそして、立ち止まった。


「ここは図書室ですにゃん」


見ると室内札に『図書室』と書かれていた。


図書室の中に入ると壁一面の本棚にたくさんの本が並べられていた。古本独特のなんとも言えない懐かしい香りが漂っていた。


うん、なんかこのノスタルジックな雰囲気が良いな。


「たくさん本が置かれているんですね」


「はい、本を読んでいろんな夢や冒険をしてほしいなということで図書室の本にも力を入れていますにゃん」


マッシロ先生はにっこりと微笑みを浮かべた。異世界のこのもふもふパラダイスではどんな本が読まれているのかなとわたしは、ちょっと気になった。


この図書室で本を読んでいるわたし自身の姿を思い浮かべにんまりと笑ってしまったのだ。

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