さあ、もふもふやお魚と泳ごうよ
湖の中で泳ぐのは楽しいし気持ちよくてわたしは大自然の中にいるんだなと実感できる。
ワンピースで泳ぐのはやはり服が重くてちょっと動きにくいけれど、それでもおもいきって泳いで良かったなと思う。
わたしはピンク色や黄色にそれから青色の魚と一緒に泳ぐ。魚達が満里奈ちゃん楽しいでしょうと言ってくれてるのかのようにスーイスーイとわたしの周りを泳いでいる。
「ミケにゃんちゃん、楽しいね」
「にゃはは、ねっ、服のまま泳いで良かったでしょ」
ミケにゃんは水面から顔を出して笑いそして、水に潜りスーイスーイと華麗に泳ぐ。
「うん、そうだね~」
わたしも水に顔をつけてスーイスーイと泳ぐ。魚達もわたしと一緒にスーイスーイと泳ぐ。とてもとっても楽しい時間だ。
「お魚美味しそうだにゃん。じゅるじゅるにゃんになりそうだよ」
ミケにゃんのとんでもない言葉が聞こえてきた。
「ち、ちょっとミケにゃんちゃんってばなんてことを言うのよ!」
「あ、お魚が逃げたにゃん! どうして逃げるのにゃん」
ミケにゃんは声を上げた。
「そりゃ食べられると思って逃げるよ」
「……冗談だったのにあんまりだにゃん」
ミケにゃんは水面を眺めしょんぼりした。
「ミケにゃんちゃんこっちに来たら? わたしのお魚半分どうぞ~」
「満里奈ちゃん、ありがとうにゃん」
ミケにゃんは嬉しそうににゃぱにゃぱ笑いスーイスーイと猫かきで泳いできた。
「ほら、お魚だよ~」
「わ~い、お魚だにゃん」
わたしとミケにゃんは並んで泳いだ。猫と魚と一緒に泳いでいるなんてなんだか不思議な気持ちになった。
そしてふと空を見上げると地球では見たことのないような羽が水色とピンク色の鮮やかな鳥が空を舞っていた。
遥か遠くの世界に来てしまったんだよねと改めて感じた。
ミケにゃんはわたしの隣でお魚さんだとスーイスーイと泳ぎながら喜んでいる。
わたしとミケにゃんと魚がスーイスーイと湖で泳いでいると、
湖畔のほとりで景色を見ていたうさぴーが「わたしも泳ぐ~」と言ってぴょんぴょんと飛び跳ねながらやって来た。
そして、うさぴーはぴょーんと大きくジャンプをして湖に飛び込んだかと思うと水面で手足を動かし犬かきによく似たうさかきでスーイスーイと泳いだ。
「うさぴーちゃんも泳げるんだね」
「うん、わたし泳ぐの得意だもん」
うさぴーはそう言ったかと思うと水面をぴょーんとジャンプしたりうさかき泳ぎをしたりと華麗な泳ぎっぷりを披露した。
その様子をじっと見ていたミケにゃんが、「わたしも泳ぎ上手にゃんだからね」と対抗意識をメラメラと燃やした。
どうしてこのもふもふなちびっこ達は対抗意識を燃やすのだろうかと思いながらわたしは眺めた。
「うさぴー待つのだにゃ~ん」
ミケにゃんは言って、にゃんにゃんにゃんと猫かきでうさぴーを追いかけた。
追いかけてくるミケにゃんをうさぴーは振り返りそして、泳ぎの速度を上げ逃げた。
「あ、うさぴーが逃げたにゃん! ミケにゃんは負けないんだからにゃん」
ミケにゃんはスーイスーイスーイスーイと華麗な泳ぎぷりを見せながらうさぴーを追いかけた。
「ミケにゃん、追いかけて来ないでよ」
うさぴーは後ろを振り返り言った。
「だって、うさぴーが待たないんだからにゃん」
「ミケにゃんが追いかけて来るから待たないんだよ」
うさぴーはそう言って手足を素早く動かしうさかきでスーイスーイと泳いだ。
可愛らしい猫とうさぎが湖で泳ぎの対決をしている姿は可愛らしくて微笑ましくてそして、なんだかおかしくて笑ってしまう。
「あの二匹はまたまたやってるね」
「困った二匹だにゃん」
湖畔のほとりで話すケンとシロッコの声が聞こえてきた。
ミケにゃんは猛烈な勢いでうさぴーを追いかけている。そして、ミケにゃんはうさぴーに追いつき二匹は並んだ。
「ミケにゃん、仲良く並んで泳ごうよ」
うさぴーが隣を泳ぐミケにゃんに視線を向けて言った。
「う、うん、そうだにゃん!」
ミケにゃんもそう答えた。
対抗意識を燃やしていたもふもふな二匹は仲良く並んで泳いだ。
わたしは二匹の後をスーイスーイと泳ぎながらやっぱりこの二匹は可愛らしいなと思いほっこり気分になった。




