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首都ラアンベリ

メスドラーマ国に入国してから数日。

花春達はようやく首都のラアンベリに到着した。

まずは冒険者クランに向かいクエストなどを確認する。

ランクアップは当分先になりそうなので、とりあえずクエストを漁る事に。


「ここが首都のラアンベリか」


「ああ、やはり首都と言うだけあり華やかなものだな」


「とりあえず冒険者クランに向かいますわよ」


そのまま冒険者クランに向かう。


そこでクエストを見てみる事にした。


「こっちの国のクランは人間の討伐とかも普通にあるンだなぁ」


「まあ野盗などもいるからな」


「野盗になる人ってつまりお金を散在するような人ですよね?」


「貴族や王族は平民に少なからずお金をトリクルダウンしてますものね」


貴族や王族は平民にもお金を流している。

それは流行になるものの生産者が平民や農民である事が多いからだ。


それにより貴族が買い付けた際の金額が平民や農民にも行き渡る。

野盗になるような人は職人系の技能を持たず、なおかつ散在するような人という事だ。


「さて、何を受けようか?」


「ん?なんでしょうか、ゴールドクエスト?」


「ゴールドクエスト、西側諸国特有のシステムですわね」


「主に貴族や王族からの依頼だな、報酬が美味しい代わりに難易度は高めだぞ」


西側諸国特有のシステムであるゴールドクエスト。

報酬が美味しい代わりに難易度が高いという。


国策クエストとは異なり達成条件は納品のみという事らしい。

なお納品するものを手に入れるために探索や討伐によるドロップ品が要求される事はある。


「ゴールドクエスト、うりぼうの毛皮の納品か」


「うりぼうとはなんなのですか?」


「希少な魔物ですわね、西側諸国の湿地帯でたまに見るらしいですわよ」


「それを倒して毛皮を手に入れてこいか」


うりぼうという魔物の毛皮を納品してくれというゴールドクエスト。

希少な魔物のため会えるだけでも幸運なのだとか。


せっかくなので受けてみる事にした。


「ゴールドクエストの受注ですか、勇気がありますね」


「うりぼうは湿地帯に出るンですよね?」


「はい、その湿地帯はここから西にあります」


「なら行ってみるよ、絶対に討伐して帰ってくるからね」


「では確かに受注しました、ゴールドクエストは失敗のペナルティがないので無理はなさらずに」


ゴールドクエストは難易度が高い分失敗してもペナルティはないという。

通常クエストには軽いペナルティがあるという事なのか。


とりあえずうりぼうが出るという西の湿地帯へと向かう。


ちなみに西の湿地帯は隣国であるウォドリング国への国境へ向かう唯一の道らしい。


「この国って湿地帯なンかもあるンだねぇ」


「この湿地帯は隣国であるウォドリング国への唯一の道ですのよ」


「ウォドリング国、なら次の目的地はそこにしようかな」


「うりぼうは魔物としての強さは大した事はないそうです、あくまでも希少な魔物ですね」


うりぼうは希少な魔物ではあるものの強さは大した事はないらしい。

希少ではあるがすぐに逃亡したりといった事もない様子。


要するにメタルなスライム的な魔物ではないのだろう。

なお加工してもらうとレアなアイテムになるらしい。


西側諸国の民は古くからの狩猟民族らしい。

なので商業都市や貿易都市には狩った魔物を加工してもらえる店があるとのこと。


「うりぼう、やっぱり簡単には会えないのか」


「魔物自体はたくさん出てくるのにですね」


「湿地帯ですから、野盗なんかも出ないですしね」


「まあこンな足元の悪いところに野盗は出ないよねぇ」


湿地帯には流石に野盗は出ないという。

そもそも泥なども多く足を取られやすい場所に野盗は流石に出ないのだろう。


それに加えこういう場所は危険な病原菌などもいるかもしれない。


なのでこの世界の人は基本的にブーツを履くのが普通になっている。

その理由は足の怪我から病原菌などが入り込む事を避けるためなのだと。


この世界の人の履く靴はブーツが一般的なので、他の靴は基本的にはおしゃれ扱いらしい。


「あっ!もしかしてあれが…」


「うりぼうです、間違いありません」


「確実に仕留めますわよ、いいですわね」


偶然ではあるが目の前に現れたうりぼう。

弱い魔物ながら普通に突撃してくるので、それを迎え撃つ。


他の魔物の相手もしつつ確実にうりぼうに攻撃を入れていく。

そしてなんとかうりぼうを討ち取る。


あとは毛皮を剥ぎ取り、それを納品する。


少し時間はかかったが、運良くゴールドクエストを達成した。


なお魔物を狩るには狩りのスキルが必要になるという。

その狩りのスキルは職業の固有スキルなどではなく、別の方法で覚えるらしい。


クランの受付にそれについて聞いてみる事にした。


「あの、魔物の狩りってどうやれば出来るンですか」


「魔物の狩りですか?」


「ええ、その技術も覚えておいて損はないかなと思いまして」


「ならクランで狩人講習を受けてください、まあ少しお金はかかりますが」


魔物の狩りはクランで講習を受けて覚えるものらしい。

ならとりあえずはその講習を受ける事に。


簡単な講習と筆記テストを受けて合格すれば魔物の狩りを認められるとか。

その合格の証さえあれば、自由に魔物を狩れるようになるという。


とりあえず講習とテストを受けてその結果待ちになる。

それから少ししてテストの結果が告げられる。


とりあえずは6人全員無事に合格した様子。


あとは魔物を討伐した際に魔物の死体を手に入れ、加工してもらえばいいとか。


加工してもらえる店は商業都市や貿易都市という名前の街に行けばあるらしい。

ちなみに狩った魔物から加工してもらえるものにはたまに希少なものもあるとか。


希少なものに加工してもらうには魔物の死体の状態によって決まるとのこと。

綺麗な死体を持ち込めば希少なアイテムに加工してもらえるという事らしい。


「魔物の狩り、希少なアイテムなンかも手に入るのかな」


「講習の話を聞く限り、珍しい魔物ほど希少なアイテムになりやすいようですわね」


「希少な魔物、うりぼうなんかはまさにそのいい例なんでしょうね」


「あと綺麗な死体を持ち込むと加工品のランクが上がるそうですね」


「ランクが上がるというのは、普通の加工品とは違うアイテムになるという事のようですよ」


魔物の死体の状態によって加工品が決まる。

綺麗な死体はよりレアなアイテムに変わるという事のようである。


つまり魔物を倒すための技術もまた求められてくるのだろう。

狩りを意識しなければ魔物を討伐した際の死体は基本ズタズタになる事が多い。


狩りを意識すると綺麗な死体を残せるようにもなるのだろうという事のようだ。


もちろんそれにはある程度の技術も求められてくるが。


「とりあえず少し街を見て回ってみようか」


「そうだな、次の目的地なども決めておかねば」


「この国が隣接している国は、ウォドリング国とマルゲリフ国ですわね」


「ならウォドリング国に行きたい」


「ではそれで決まりでいいですかね」


次の目的地はウォドリング国に決まる。

街を少し見て回った後、広場にテントを張って休む事に。


出発は数日後にして、少しこの国に滞在する事にした。


「さて、それじゃご飯作ってくるね」


「それにしても花春さん、料理が本当にお得意ですのね」


「美味い食事が食べられるというのは力になるものだ」


「はい、それに料理も勉強ですよ」


「それと装備の更新もしたいですね」


サミヨが言う装備の更新、鍛冶屋に行くかダンジョンに潜りユニーク装備を狙うか。

どっちにしろ装備の更新はしておくべきか。


まずは装備の更新をする事でとりあえずは決まる。


隣国へ向かうのはそれからにする事になった。

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